寺島拓篤
Takuma Terashima
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寺島拓篤(2026年、『帰還者の魔法は特別です』第2期インタビューより)(出典:アニメ!アニメ!)
誕生日 1983年12月20日
年齢 42歳
出身地 石川県羽咋郡志雄町(現・宝達志水町)
国籍 日本
家族 妻・佐藤聡美(声優)
血液型 B型
学歴 石川県立羽咋高等学校、専門学校東京アナウンス学院
職業 声優、歌手
活動期間 2004年 -
代表的な実績 『うたの☆プリンスさまっ♪』一十木音也、『創聖のアクエリオン』アポロ、『ログ・ホライズン』シロエ、『帰還者の魔法は特別です』デジール・アルマン
受賞 第6回声優アワード 歌唱賞(ST☆RISHとして)
事務所 アクセルワン
関連活動 ST☆RISH、Jupiter、G.Addict
別名 TAKUMA TERASHIMA(作詞クレジット)
あだ名 てらしー、アポロ
その他 石川県宝達志水町観光大使(2019年 -)


概要[編集]

寺島拓篤(てらしま たくま)とは、石川県出身の日本の男性声優・歌手である。アクセルワン所属。『うたの☆プリンスさまっ♪』の一十木音也や『創聖のアクエリオン』のアポロで知られ、2012年からは作詞の大半を自ら手がけるソロアーティストとしても活動している。

詳細[編集]

能登半島出身のアニメ少年[編集]

1983年12月20日生まれ。出身は石川県羽咋郡の旧志雄町で、町村合併により現在は宝達志水町となっている。能登半島の付け根にあたる日本海側ののどかな町で育ち、石川県立羽咋高等学校を卒業後に上京、声優養成で知られる専門学校東京アナウンス学院で学んだ。

本人はインタビューで、原作漫画がアニメ化されることに初めてワクワクした作品として『るろうに剣心 -明治剣客浪漫譚-』を挙げている。また専門学校在学中に『NARUTO -ナルト-』のアニメ化が決まり、友人と盛り上がる中でFLOWの「GO!!!」に出会ったという思い出も語っており、学生時代からどっぷりアニメ文化に浸かっていたことがうかがえる。

デビューから「アポロ」へ[編集]

2004年、ドラマCD『悪魔のミカタ』で声優デビュー。翌2005年にはテレビアニメ『創聖のアクエリオン』の主人公アポロ(アポロニアス)役に抜擢され、テレビアニメ初出演がいきなり主演という華々しいスタートを切った。この役名は今でも彼のあだ名「アポロ」として残っており、ファンの間で親しまれている。

デビュー直後に放送された『交響詩篇エウレカセブン』のオープニング「DAYS」(FLOW)も印象深い一曲として挙げており、ロボットアニメ・アニソンとの縁はこの時期から続いている。

事務所の移籍と転機[編集]

デビュー当初はホーリーピークに所属していたが、2008年末に退所。短期間フリーで活動したのち、2009年2月からぷろだくしょんバオバブに所属した。そして2011年9月からは現在の事務所であるアクセルワンへと移籍している。

ちょうどバオバブ在籍末期の2011年に放送が始まったのが『うたの☆プリンスさまっ♪ マジLOVE1000%』で、ここで演じた一十木音也が大ブレイクのきっかけとなった。ユニット「ST☆RISH」としての歌唱活動も話題となり、2012年3月の第6回声優アワードでは歌唱賞をユニットとして受賞している。

経歴[編集]

2000年代:主演デビューと下積み[編集]

2005年の『創聖のアクエリオン』で主演を務めたのち、ゲーム・ドラマCD・アニメで幅広く経験を積んだ。この時期にはドラマCDやBLジャンルの作品にも多数出演しており、のちのキャリアの土台を築いている。

2010年代:アイドル・主人公役で大ブレイク[編集]

2011年から始まった『うたの☆プリンスさまっ♪』シリーズで、明るく真っすぐな主人公格の一十木音也を担当。シリーズはテレビアニメ4期に加え、劇場版『マジLOVEキングダム』(2019年)や『マジLOVEスターリッシュツアーズ』(2022年)へと展開し、10年以上にわたって演じ続けた。

同時期には『ログ・ホライズン』(2013年〜)の主人公シロエ、『魔法科高校の劣等生』(2014年〜)の西城レオンハルト、『黒執事』のスネークなどを担当。さらに『アイドルマスター SideM』では、961プロ出身のユニット「Jupiter」のリーダー・天ヶ瀬冬馬を演じた。冬馬はもともと『アイドルマスター2』で765プロのライバルとして登場したキャラクターで、本人は「受かる気がする」と感じながらオーディションに臨んだと明かしている。

2018年には『転生したらスライムだった件』で、主人公リムルの転生前の姿である三上悟を担当した。同作では主題歌も担当し、声優と歌手の両面から作品に関わった。

2020年代:ベテランとして多方面へ[編集]

2020年代に入っても『魔王学院の不適合者』のレイ・グランズドリィ、『東京リベンジャーズ』の千堂敦(アッくん)、『阿波連さんははかれない』のライドウなど、話題作のレギュラーが途切れない。

2023年にはWeb小説・漫画原作の『帰還者の魔法は特別です』で主人公デジール・アルマンを担当。滅亡した未来から過去へ回帰した魔法使いという、復讐心を胸に秘めた主人公を演じた。

2024年は『魔法科高校の劣等生』第3シーズン、『魔王学院の不適合者II』2ndクール、『バーテンダー 神のグラス』(佐々倉溜)、『BASTARD!! -暗黒の破壊神-』(ヨシュア・ベラヒア)、『魔女と野獣』(ロラン)、『きのこいぬ』(矢良)など、多数の作品に出演した。

2025年〜2026年の動向[編集]

2025年は『阿波連さんははかれない season2』でライドウ役を続投したほか、『黒執事 -緑の魔女編-』でスネーク、『魔法使いの約束』でホワイトを担当した。音楽面では8月27日に12thシングル「more than W」を発売している(後述)。

2026年は出演ラッシュの年となっている。1月4日から放送の『拷問バイトくんの日常』では、「拷問界の生きるレジェンド」と称されるシウ役で出演し、エンディング主題歌「明日天気になぁれ」も担当。キャスト発表時にはシウの属性を「ローテンション目隠れツートンカラーしごでき先輩喫煙者」と一息で並べ、声でその魅力を増幅させたいと意気込みを語った。

同じく1月6日からは、往年の名作の正統続編『鎧真伝サムライトルーパー』(分割2クール、サンライズ制作)に妖邪側の十勇士の一人・カマノスケ役で参加。「とても個性的なビジュアルの通り、中身も個性的な奴です!」とコメントしている。さらに『東京リベンジャーズ 三天戦争編』でも千堂敦を続投した。

10月からは『帰還者の魔法は特別です』第2期がフジテレビ「+Ultra」枠で放送開始(7月からは第1期が同局で放送されていた)。同時期にはグッドスマイルカンパニーの「合体神シリーズ」第1弾となる完全新作ロボットアニメ『獣王武神ダンデヴァイン』で、主人公の高校生・静寂戟刃(げきじん)を演じる。ロボットアニメとトイのファンを自認する寺島は、合体シーンへの期待を熱く語っており、まさに「アクエリオン」から20年越しのロボット主演となった。

主な出演作[編集]

年 作品 役名
2005 創聖のアクエリオン アポロ / アポロニアス
2011〜 うたの☆プリンスさまっ♪ シリーズ 一十木音也
2013〜 ログ・ホライズン シロエ
2014〜 魔法科高校の劣等生 西城レオンハルト
2014〜 黒執事 シリーズ スネーク
2017〜 アイドルマスター SideM 天ヶ瀬冬馬
2018 転生したらスライムだった件 三上悟
2020〜 魔王学院の不適合者 レイ・グランズドリィ
2021〜 東京リベンジャーズ 千堂敦
2022〜2025 阿波連さんははかれない ライドウ
2023〜 帰還者の魔法は特別です デジール・アルマン
2024 バーテンダー 神のグラス 佐々倉溜
2025 魔法使いの約束 ホワイト
2026 拷問バイトくんの日常 シウ
2026 鎧真伝サムライトルーパー カマノスケ
2026 獣王武神ダンデヴァイン 静寂戟刃

このほか『デュエル・マスターズ』シリーズでは百獣レオや、鬼丸系統のクリーチャーの声も担当している。

デジール・アルマン役について[編集]

2026年9月のインタビューでは、第1期のデジールを「先生ポジションだった」と振り返り、仲間を一人ずつ成長させることを意識していたと語った。第1期は失ったものへの復讐心が原動力だったため、声を抑えめにし明るくしすぎないよう指示されることが多かったという。

一方、第2期では仲間との絆による安心感が生まれ、自分では「明るかったかな」と感じた演技もそのままOKになることがあったそう。自身については、ロボットものやヒーローものを多く見て演じてきた影響で「ヒロイックになりがち」と分析している。また数年ぶりに同じ役を演じると声や体に変化が出るとし、それをスポーツ選手の鍛えた部位が発達することに例えて説明していた。

音楽活動[編集]

ソロデビューと作詞へのこだわり[編集]

2012年6月6日、セルフプロデュースアルバム『NEW GAME』でランティスからソロ歌手デビュー。最大の特徴は、ほとんどの楽曲で自ら作詞を手がけている点で、歌詞サイトに登録された楽曲の大半が本人作詞となっている。初期は「TAKUMA TERASHIMA」名義でクレジットされた曲もある。

タイアップ曲では作品世界に寄り添った歌詞に定評があり、『転生したらスライムだった件』の「Nameless Story」(2018年)や、特撮『ウルトラマンタイガ』のオープニングでラップも取り入れた「Buddy, steady, go!」(2019年)などで、アニメ・特撮ファンからも支持を得た。

主な作品[編集]

発売日 タイトル 種別
2012年6月6日 NEW GAME アルバム(デビュー作)
2012年11月21日 magic words シングル
2013年7月3日 スターテイル(Star Tail) シングル
2014年3月12日 SCARLET SIGN シングル
2018年10月17日 Nameless Story シングル
2019年2月27日 メグルモノ シングル
2019年8月28日 Buddy, steady, go! シングル
2020年3月25日 ASSEMBLE アルバム
2020年8月25日 Reincarnate シングル
2022年5月11日 LAYERING ベストアルバム
2025年8月27日 more than W 12thシングル
2026年 明日天気になぁれ 『拷問バイトくんの日常』ED

10周年ベスト『LAYERING』[編集]

アーティスト活動10周年を記念して2022年5月11日に発売されたベストアルバム。Disc1にはタイアップ曲16曲を時系列で収録し、歪んだギターのロック色が強い初期の「Architect」「SCARLET SIGN」から、クラシックギターを用いた「Nameless Story」、ラップを取り入れた「Buddy, steady, go!」まで、音楽性の変遷をたどれる構成になっている。Disc2は本人選曲の10曲。

新曲「GRATEFUL LAYERS」は「Architect」の作曲者らと再タッグを組んだ楽曲で、歌詞には過去のアルバムやシングルのタイトルが散りばめられており、まさに10年の「レイヤー」を重ねた記念曲となった。同年には10周年記念ライブ「EX STAGE -LAYERING-」も開催され、のちに映像化されている。

FLOWとの共作「more than W」[編集]

2025年8月27日発売の12thシングル「more than W」は、テレビアニメ『異世界黙示録マイノグーラ』のエンディング主題歌。寺島が作詞、FLOWのTAKEが作編曲を担当し、作中のエルフール姉妹をイメージしたロックナンバーに仕上がっている。

二人の縁が深まったのは、FLOWがオープニング「GET BACK」を担当し、寺島が主人公を演じた『帰還者の魔法は特別です』(2023年)がきっかけ。学生時代にFLOWの曲で盛り上がっていた少年が、声優として、そしてアーティストとして共作に至った経緯について、本人は「人生どうなるかわからないものですよね」と語っている。2023年のアニソンフェス『ナガノアニエラフェスタ』では、自らコラボ企画を提案したことも明かしている。

ユニット活動[編集]

ソロ以外では、うたプリの「ST☆RISH」、SideMの「Jupiter」などキャラクターユニットでの歌唱が多い。SideMについては、2015年の1stライブでJupiterとして「5年越し」にステージへ立てたことを特別な思い出に挙げている。また梶裕貴・堀江一眞・阿部敦とのユニット「G.Addict」でも活動した。2014年からは男性声優ユニットライブ「おれパラ(Original Entertainment Paradise)」のホストにも加わっている。

人物[編集]

公言する「オタク」[編集]

アニメ・漫画・アイドル好きを公言しており、自らを「Snow Manオタク兼声優」と紹介したこともある。Snow Manの佐久間大介とは、2015年のラジオ『レコメン!』の『ラブライブ!』特集で共演して以来の縁で、対面なら「アニメの話、3〜5時間できますからね」と豪語するほど。

オタク気質の声優としての生き方を示してくれた先輩として杉田智和の名前を挙げ、「こういう生き方でいいんだと思って」と語っている。SideMを通じて「かわいい男の子」が好きだと気づいたとも話しており、作中ではピエールと神楽麗がお気に入り、ユニット「Altessimo」の楽曲では泣いてしまうこともあるという。

多彩な趣味[編集]

公表されている趣味は歌、イラスト、服のリメイク、天体観測、ビリヤード、ダーツ、フィギュア収集、パワーストーン収集と多岐にわたる。特技は「早起き」。血液型はB型。ロボットアニメとトイのファンでもあり、『獣王武神ダンデヴァイン』の出演決定時にはその喜びを全開にしたコメントを寄せている。

ラジオ[編集]

羽多野渉とのラジオ番組『羽多野・寺島 Radio 2D LOVE』のパーソナリティを長く務めており、2023年には「ダークネスバトル ~集えオタクファイター~」と題した番組イベントもアニメイト池袋本店で開催された。番組タイトル通り、二次元愛を語り合う場となっている。

家族[編集]

2017年7月6日、声優の佐藤聡美と結婚したことをそれぞれのブログで報告した。寺島はブログで「結婚したとは言っても、声優・寺島拓篤の活動やスタンスには別段変化はございません」とつづっている。2021年12月30日には第1子の誕生をブログで報告した。

故郷・宝達志水町との関わり[編集]

2019年8月に出身地である宝達志水町の観光大使に就任。2022年12月には、町が2025年4月に開校する2つの小学校の校歌を寺島が作詞することが報じられた。町教育委員会は「町にゆかりのある人に」という方針で観光大使の寺島に依頼し、本人も快諾したという。作詞を得意とする歌手としての顔が、故郷の子どもたちの歌として形になった格好である。

余談[編集]

  • テレビアニメ初出演がいきなり主演(アポロ)だったため、20年以上経った今でも「アポロ」と呼ぶファンがいる。2026年の『獣王武神ダンデヴァイン』は、ロボットアニメ主演という意味で原点回帰ともいえる。
  • 学生時代に聴いて盛り上がっていたFLOWと、『帰還者の魔法は特別です』でOPと主演として共演し、のちに楽曲を共作するまでになった。本人いわく「人生どうなるかわからない」。
  • 『拷問バイトくんの日常』のシウを「ローテンション目隠れツートンカラーしごでき先輩喫煙者」と属性盛りだくさんで紹介し、ファンの笑いを誘った。
  • 2026年3月にアニメハックが実施した「転スラ」歴代主題歌の人気投票でも、寺島の楽曲がトップ10入りしている。
  • 作詞クレジットには「寺島拓篤」と「TAKUMA TERASHIMA」の二つの表記があり、初期曲の一部は英字表記になっている。
  • Snow Man好きは筋金入りで、佐久間大介の冠番組の初回にゲスト出演した際は「歴史が変わる瞬間だぞ!」と大興奮だったと報じられている。

外部リンク[編集]

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