| 宍戸里帆 | |
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| Riho Shishido | |
![]() 映画『名も知らぬ逢瀬の旅路』の舞台あいさつ(2025年)(出典:ウィキメディア・コモンズ、Bject撮影、CC BY 4.0) | |
| 生年月日 | 2001年10月14日 |
| 出身地 | 東京都(下町) |
| 身長 | 153cm |
| 活動期間 | 2022年 - |
| デビュー | 2022年3月1日(MOODYZ専属) |
| ジャンル | AV女優・コラムニスト |
| 専属 | MOODYZ(2022年3月 - 2024年12月) |
| 事務所 | マインズ |
| 主な受賞 | 月刊FANZA「このAV女優がすごい!2022夏」新人編1位 月刊FANZA 2025年下半期女優ランキング12位 |
| 別名 | リポD、りぽ(素人時代のペンネーム) |
概要[編集]
宍戸里帆(ししど りほ、2001年10月14日 - )とは、東京都の下町出身、マインズ所属の日本のAV女優である。2022年に現役女子大生としてMOODYZ専属でデビューし、2024年末に専属を卒業して企画単体女優へ転身した。愛称は「リポD」。noteや映画コラムも書く「書けるAV女優」として知られる。
詳細[編集]
映画好きの文学少女、自分から応募する[編集]
宍戸里帆は東京の下町で育った、4人きょうだいの長女である。両親はともに映画好きで、とくに父親の影響で映画や音楽などサブカルチャー寄りの趣味が育った。本人いわく、学校では運動以外は何をやっても平均点で、放課後は一人で図書室に入り浸るタイプだったという。
そんな彼女が10代のうちにAVという存在を知り、その記憶がずっと残り続けた。大学に進んだあと、将来の進路を考えたときに候補として残ったのは「映像か文学系の大学教授」か「AV女優」の二択。唯一無二なのは後者だと判断し、自分からプロダクションに応募した。応募の際にはAVへの思いを原稿用紙5枚に書いて送ったとされ、志望動機の熱量からしてすでに「書く人」だった。
芸名は「あえて無難に」[編集]
芸名「宍戸里帆」の付け方も彼女らしい。いかにもAV女優らしいキラキラした名前はあえて避け、無難な名前にすることを前提に決めたという。下の名前は素人時代からnoteで使っていたペンネーム「りほ」から。名字は、マネージャーが字画を見て用意した候補の中から、自分で呼びかけてみてしっくりきた「シシド」を選んだ。
愛称の「リポD」も、素人時代のペンネームが「りぽ」だったことに由来する。noteのアカウント名は今も「りぽ@AV女優になった大学生」で、デビュー前夜からの記録がそのまま残っている。
「現役女子大生」という看板[編集]
2022年3月1日、MOODYZ専属女優としてデビュー。デビュー当時は20歳の現役大学生で、デビュー作のキャッチコピーも「インテリでゆるカワな現役女子大生」だった。同月には小学館の『週刊ポスト』で初グラビアが掲載され、デジタル写真集『ベティ・ブルーになりたくて』も出ている。タイトルからしてフランス映画『ベティ・ブルー』を思わせるあたり、最初から映画好きのキャラクターが前面に出ていた。
在学中も専属女優として活動を続け、2024年3月30日には自身のSNSで大学卒業を報告した。勉強とAVを両立した「女子大生AV女優」の看板は、卒業とともに次のフェーズへ移ることになる。
経歴[編集]
専属デビューと新人賞級の評価(2022年)[編集]
デビュー直後から評価は高かった。2022年4月4日には新宿のトークイベント「宍戸里帆、AVデビュー35日目初めてのトークイベント」に登壇。5月に発表されたアサヒ芸能の「2022現役AV女優SEXY総選挙」で第41位に入り、『月刊FANZA』の「このAV女優がすごい!2022夏」では新人編1位を獲得した。
同年8月20日には東京・神保町の書泉グランデで『プレミアムヌードポーズブック 宍戸里帆』の発売記念イベントを開催。7月30日には徳間書店から1st写真集『ピュアりぽーと』(撮影:上野勇)が発売され、10月には講談社の週刊現代デジタル写真集も2タイトル同時に出た。デビュー1年目から紙もデジタルもフル回転である。
専属女優としての3年間(2022年 - 2024年)[編集]
MOODYZ専属としては、基本的に月1本ペースで単体作品をリリースした。2023年には初のVR作品も発表し、2024年1月には「MOODYZデビュー1年分12作品」をまとめた単体ベストも出ている。2022年と2024年には「みんなあつまれ MOODYZキャンペーン」のキャンペーンガールも務めた。
グラビア面では、2023年6月2日に竹書房から写真集『らぶぱら』(撮影:マキハラススム)が発売。イメージビデオ、トレーディングカード、トライエックスのカレンダー(2023年版〜2025年版)と、グッズ展開も途切れなかった。
専属卒業、キカタンへ(2024年12月)[編集]
2024年12月17日、noteに「AV女優人生・第二章スタート」と題した文章を公開し、MOODYZ専属を卒業して企画単体女優(キカタン)に転身することを発表した。
本人の説明によると、最大の理由は「もっと多くの作品に出演したい」という気持ちだった。専属時代の撮影は月1本程度に限られ、大学卒業後にAVの仕事に一本化してからは、それが物足りなく感じるようになったという。転身への思いは約1年半ほど胸にしまっていたが、マネージャーからの「AVを最優先に考える姿勢が君の魅力」という言葉が背中を押したと綴っている。専属かキカタンかという形より、「自分の意思で人生を選ぶこと」が大事だというのが、この文章の結論だった。
キカタンとしての大ブレイク(2025年 - )[編集]
転身後は出演ペースが一気に上がり、E-BODY、Kawaii*、アタッカーズ、ワンズファクトリー、プレステージ、SODクリエイト、ケイ・エム・プロデュース、クリスタル映像、Fitch、痴女ヘブン、ダスッ!、本中など、多数のメーカーの作品に出演するようになった。古巣MOODYZの作品にも引き続き出ている。
人気絶頂での専属卒業だったため、AVライターからは驚きの声も上がったが、結果は数字に出た。2025年2月には、出演したMOODYZの恒例企画『バコバコバスツアー2025』がFANZA通販の週間ランキングで予約段階から初登場3位。2025年12月度のFANZA通販月間AV女優ランキングでは8位に入り、『月刊FANZA』の2025年下半期女優ランキングでは12位を獲得した。同年上半期は42位だったので、半年で30位分の大躍進である。
2026年に入っても勢いは続き、6月にはドリームチケットからの出演作がFANZA通販の週間ランキングで6位に入っている。
書く女優[編集]
noteという原点[編集]
宍戸里帆を語るうえで外せないのがnoteである。デビュー前の2021年11月から「#1 AV女優の事務所に応募してみた」「#2 私は何故AVに出たいのか」といった連載形式の文章を書き始め、事務所への応募から芸名が決まるまでの過程を本人の言葉で記録した。プロフィール文は「“モザイクの向こう側”に行った女子大生の記録」。
デビュー後も、パリ滞在記やタイでの写真集ロケ記録、デビュー1周年の振り返り、短歌集、ひとりメキシコ旅行記など、仕事とプライベートを行き来する文章を不定期に投稿している。キカタン転身の発表もnoteで行われ、彼女にとってnoteは「公式発表の場」でもある。
連載コラムの数々[編集]
コラム連載も多い。2022年5月から2024年8月まで、FANZAニュースでセルフレビューコラム『りぽDのファイト一発!』を連載。自分の出演作を自分で解説するという、なかなかのボリュームの企画を2年以上続けた。
同じ2022年5月から7月には、デラべっぴんRで『宍戸里帆の淫鬱な楽園』を連載し、初回では先輩女優つぼみの作品論を書いている。2022年11月から2023年9月にはエンタメメディア「Bezzy」で映画コラム『宍戸里帆のViddy Well』を担当した。映画を「観る」ことをテーマにしたコラムで、本人のシネフィルぶりがいちばんストレートに出ている連載である。
映画とシネフィル[編集]
好きな映画・監督[編集]
映画は基本的に洋画派で、好きな監督はフランソワ・トリュフォー。教養として黒澤明、小津安二郎、溝口健二、成瀬巳喜男らの作品も、歴史をさかのぼるように観ているという。「面白い」を具現化している映画としては『バック・トゥ・ザ・フューチャー』を挙げている。
好きな言葉としてしばしば挙げるのが「全てが異なるためには何も変えてはならない」。ゴダールの『映画史』でロベール・ブレッソンの言葉として引用された一句で、デビュー時の宣伝文句にも使われた。AV女優のキャッチコピーにブレッソンを持ってくるあたり、筋金入りである。
スクリーンへの出演[編集]
映画好きが高じて、本人も映画に出ている。2023年11月29日には、初主演作となるピンク映画『モーテル303』(オーピー映画)が劇場公開され、鈴木咲役を演じた。同作は「OPフェス」のラインナップの1本としてお披露目されている。
2024年12月7日公開の『はじまらない恋』では石田風花役、2025年11月29日公開の『名も知らぬ逢瀬の旅路』(発智新太郎監督)では西野美花役を務めた。いずれもR15+の一般映画館向け版と、R18+版の両方が公開されている。
さらに2025年3月20日公開の一般映画『悪い夏』にもちょこっと出演しており、公開日には本人がXで「探してみて」と呼びかけていた。ほかにオリジナルビデオ『不倫のルール 禁断の媚薬』(2024年、カワノゴウシ監督)、ウェブドラマ『オンナたちの告白~アリス~』(2023年)、『真・透明変態人間』シリーズ(2024年)などにも出演している。
音楽と趣味[編集]
幼少期からオーケストラの楽団に所属しており、小中学生時代はファゴット、オーボエ、ソプラノリコーダーを担当していた。そのため譜面も読める。高校では軽音楽部に所属し、鍵盤楽器全般とギターも弾ける。父親からはアリアプロIIのギター「マグナ」を譲り受けているという。デラべっぴんRの楽器愛を語る企画「わたしの名器」では、記念すべき第1回のゲストとしてギター愛を語った。
読書家でもあり、好きな作家は「強いて言うなら」アンソニー・バージェスと夢野久作。漫画では『ジョジョの奇妙な冒険』を「生き方を教わった」作品として挙げ、第5部の主人公ジョルノ・ジョバァーナの「覚悟」に関するセリフを座右の銘にしている。所属事務所のプロフィール上の趣味は「読書、映画、料理」。好きな紅茶はルイボスティー、好きな果物は梨と桃である。
メディア出演[編集]
バラエティ[編集]
デビュー年からABEMAの『カンニング竹山の土曜The NIGHT』に準レギュラー的に出演し、2022年5月の「新メンバーお披露目飲み会」回から何度も登場した。同月には『ロンドンハーツ』のABEMA特別編「セクシー女優が選ぶ好きな芸人GP」にもアンケート協力で参加している。
ABEMAの正月特番『鶴瓶&ナイナイのちょっとあぶないお正月』では大縄跳びに挑む美女の一人として出演。2024年3月からはYouTubeの『メンタメch -大人のセイカツ向上委員会-』でパーソナリティを務め、同年5月〜6月にはFANZA TVの『東京スキャンダルクラブ』にも出ていた。地上波ではテレビ東京のドラマ『月ともぐら』(2023年〜2024年)に出演している。
イベント[編集]
2023年5月6日には、埼玉県のしらこばと水上公園で開催されたプール撮影会「#フレッシュフェス2023撮影会」に、大槻ひびき、小倉由菜、うんぱいらとともに参加。同年6月18日には埼玉県で行われたカスタムカーイベント「NS ROUNDER Vol.14 SAITAMA」にも出演した。2024年11月17日には、所属事務所マインズの15周年ポップアップイベントのフィナーレに出演している。
AV観と業界観[編集]
宍戸里帆は、AVという仕事について自分の言葉で語ることが多い。デビュー年の時点から、コラムやメディア出演など本業以外の活動もしているが、あくまでAV女優が本業だとインタビューで繰り返し答えている。
2022年に成立したいわゆるAV新法(AV出演被害防止・救済法)を受けて業界の自主規制が進んだことについては、作品の作り方が変わったことを嘆く発言をしている。ただし法律を破れという意味ではなく、世間に対するイメージとして「アングラな雰囲気がないと魅力がない」「オープンすぎることは文化価値を失う」という趣旨の考えを示した。現代ビジネスは、こうした姿勢から彼女を同世代の女優のなかでは「やや異端の存在」と表現している。
2026年3月に現代ビジネスに掲載されたインタビューでは、デビューして驚いたこととして「アイドルのように振る舞わないといけない」ことを挙げた。彼女のなかのAV女優像は、もっとアンダーグラウンドで手の届かない存在だったのに、今は「表の存在」になっていて「ちょっと思ってたのと違うかも」と感じたという。同じインタビューでは、大学院進学も考えていたが、コロナ禍の中で本当にやりたいことを自問し、「勉強は何歳からでもできるが、若さを活かせるのは今」と考えてAVの道を選んだ経緯も語っている。
自分の魅力についての分析も冷静で、デビュー作の中では「特別可愛いわけでもスタイルがいいわけでもテクニックがあるわけでもないが、親しみやすさと生々しさがある」という趣旨の自己分析を手紙の形で綴っていた。
炎上とバズ[編集]
大きな炎上は確認されていない。バズという意味では、やはり2025年のキカタン転身後の数字が目立つ。専属時代は「インテリ女子大生」という看板で話題になったが、キカタンになってからは出演本数の多さがそのまま露出の増加につながり、『月刊FANZA』の半期ランキングで42位から12位へと一気に駆け上がった。
また、2025年12月には2024年に発売されたMOODYZ時代の作品がFANZA動画の週間ランキングで10位まで急浮上しており、旧作が再評価される現象も起きている。キカタン転身後の露出増加と同じ時期の出来事で、新旧どちらの作品も同時に動いていたことになる。
余談[編集]
- 2025年にはSOD女子社員として出演する企画作品に「五関麻琴」という名義で出たことがある。
- 2025年発売のゲーム『異世界帰りの僕と失われた恋』では営業社員役で声の出演をしている。
- 2026年に発売されたTHE BEACHKUBOYZのEP『やめてもわすれないでね』では、ジャケットモデルを務めた。
- 2023年4月には、ジュートクから単独のトレーディングカード『CJ SEXY CARD SERIES VOL.98 宍戸里帆 OFFICIAL CARD COLLECTION ~帆とさざ波~』が発売されている。サブタイトルにも名前の「帆」が入っている。
- 東京の下町出身で、2022年5月にファンから下町っぽさを指摘された際には「チャキチャキの下町娘なのでそう言って貰えて嬉しい」とXで返していた。
- デビュー時の宣伝文句にはロベール・ブレッソンの言葉が使われ、1st写真集より前に出たデジタル写真集のタイトルは『ベティ・ブルーになりたくて』だった。宣伝の段階から映画の引用が多い女優である。
