Sae Otsuka
Sae Otsuka
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大塚紗英(出典:本人の公式X @Sae_Otsuka のプロフィール画像)
誕生日 1995年10月10日
年齢 31歳
出身地 神奈川県
国籍 日本
家族 4人きょうだいの長女
血液型 O型
職業 シンガーソングライター、声優、ギタリスト
フォロワー数 YouTubeチャンネル登録者数40万人超(2024年11月時点・公式プロフィールより)
活動期間 2015年 -
代表的な実績 『BanG Dream!』花園たえ役・Poppin'Partyのリードギター担当
事務所 フリー(2015年 - 2022年6月はエースクルー・エンタテインメント)
ファンクラブ 大塚紗英オフィシャルファンクラブ(Fanicon)
関連活動 Poppin'Party、燐舞曲(D4DJ、2020年 - 2024年)
あだ名 さえチ
その他 レーベル:avex trax(2020年 - 2023年)→ Great Romance Records(2023年 - )


概要[編集]

大塚紗英(おおつか さえ)とは、日本のシンガーソングライター、声優、ギタリストである。メディアミックス作品『BanG Dream!』の花園たえ役として、実在のガールズバンドPoppin'Partyでリードギターを弾く一方、自作曲を武器にしたソロ活動を続ける「二刀流」の人。もともとは横浜の路上で弾き語りをしていた音楽少女で、声優志望ですらなかったという、ちょっと変わった入口から業界に入ってきた。

詳細[編集]

幼少期〜路上ライブ時代[編集]

神奈川県出身。4人きょうだいの長女として育つ。幼い頃はおもちゃのピアノで遊び、本人いわく5歳ごろには初めて曲らしきものを作っていたという。小学校では音楽委員、中学では吹奏楽部でトロンボーンを担当し、ピアノは小学校高学年ごろから習い始めた。耳コピが得意だったと後に語っている。

15歳ごろからアコースティックギターを手にし、2011年夏から横浜駅西口周辺でオリジナル曲の路上ライブを始めた。高校の夏休みなどを使ったストリート活動はおよそ4年続き、この時期の経験が彼女の音楽観の土台になっている。2019年の写真集でも、グアムの路上で自分のアコギを弾く場面を「一番のお気に入り」に挙げているほどである。

『BanG Dream!』への抜擢[編集]

転機は2014年末。自作曲の弾き語り動画が事務所に届いたことがきっかけで、ブシロードの新プロジェクト『BanG Dream!』のギタリスト枠に起用された。本人によれば、最終審査の日になって初めて「声優としての活動もある」と知ったといい、大ファンだった水樹奈々を思い浮かべて「奈々様と同じことができるんだ!」と軽く受け止めていたそうだ。演技経験もエレキギター経験もゼロからのスタートだった。

2015年6月14日、Poppin'Partyの2ndライブで正式にお披露目され、以降は花園たえ役としてアニメ・ゲーム・ライブを横断して活動。所属はエースクルー・エンタテインメントで、同事務所では声優部門ではなくアーティスト部門の扱いだったとされる。2017年にはPoppin'Partyとして初の日本武道館公演を行い、デビューから数年で一気にアリーナ級のステージを経験することになった。

ソロデビューと独立[編集]

2019年11月、エイベックスのavex traxからのソロデビューを発表。中国のアニメ『エッグカー』日本語版主題歌「What's your Identity?」を先行配信し、2020年2月26日に1stミニアルバム『アバンタイトル』をリリースした。2021年7月には2ndミニアルバム『スター街道』を発表し、こちらは選曲・リード曲・曲順まで自分で決めた作品となった。

2022年6月30日、契約期間満了によりエースクルー・エンタテインメントを退所し、以降はフリーで活動。2023年7月にはエイベックスからの独立を表明し、自主レーベル「Great Romance Records」を拠点にするようになる。独立後は「ロマンス」をキーワードにした楽曲・ライブを次々と打ち出し、配信シングルを短いスパンでリリースするスタイルに移行した。

D4DJ卒業と2025〜2026年の活動[編集]

2020年からは『D4DJ』でユニット「燐舞曲(ロンド)」の月見山渚役も務めていたが、2024年9月30日をもってD4DJプロジェクトを卒業した。本人はXで「D4DJ、燐舞曲、月見山渚を大切にしたくて、長年模索し続けてきました」とコメントしており、具体的な理由は明かされていない。後任は海弓シュリ。

一方で花園たえ役・Poppin'Partyとしての活動は継続中である。2025年2月には3rdアルバム『POPIGENIC』のインタビューに大橋彩香と登場し、同年8月のアニサマ2025ではPoppin'Partyとして6年ぶりに出演。2026年は1月の新春ライブ「Happy BanG Year!!」、4月の台北公演、5月3日のRoseliaとの合同ライブ「DREAMS GO ON」(有明アリーナ)、そして10月10日の「BanG Dream! 13th☆LIVE」DAY1(東京ガーデンシアター)と、10周年を越えたプロジェクトの主要公演に揃って出演している。

ソロでは2025年10月10日(誕生日)に1stフルアルバム『ロマンス至上主義』を配信リリースし、同日に4th LIVE「ロマンス至上主義」を開催。2026年10月9日には5th LIVE「ミッション: インロマンス」を横浜ベイホールで行った。横浜ベイホールは2022年の1st LIVEと同じ会場で、地元・横浜への帰還ライブとなった。

花園たえ役とPoppin'Party[編集]

花園たえは、Poppin'Partyのリードギター担当で、マイペースかつ天然、そしてギターとうさぎをこよなく愛するキャラクター。大塚はこの役を2015年のプロジェクト初期から10年以上担当しており、2026年10月時点でも卒業・交代はしていない(「卒業」したのはD4DJの月見山渚役である。混同に注意)。

キャラクターとの縁は深く、たえの「うさぎを20羽飼っている」という設定は、大塚の実家で実際にたくさんのうさぎを飼っていた体験がもとになったとされる。2017年4月時点で23羽を飼育していたという情報もあり、TVアニメに登場するうさぎのモデルにもなった。本人も写真集のインタビューで「たえちゃんには自分の経験が反映されている」と語っている。

バンドメンバーは、ボーカル&ギターの戸山香澄役・愛美、ベースの牛込りみ役・西本りみ、ドラムの山吹沙綾役・大橋彩香、キーボードの市ヶ谷有咲役・伊藤彩沙。中でも愛美とはギタリスト同士の縁が強く、2021年末には2人でアコースティックツアー「香澄とたえの放課後ツアー」を大阪・名古屋・横浜のZeppで開催した。2026年10月の13th☆LIVEでは、愛美と2人のユニット「セクシー2」として2018年の5th☆LIVE以来となる『B.O.F』を披露し、古参ファンを沸かせた。

プロジェクト内では、2018年にRAISE A SUILENのライブにバックバンド・ゲストとして参加したこともある。また2021年8月の9th☆LIVE以来となるRoselia(相羽あいな、工藤晴香ら)との合同ライブ「DREAMS GO ON」では、互いのバンドの曲をカバーし合う演出があり、Poppin'Partyが「FIRE BIRD」を演奏した。

2020年のインタビューでは、思い入れの強い曲として「キズナミュージック♪」を挙げ、ライブでは毎回感極まってしまうと話している。2ndアルバム『Breakthrough!』の制作時には、キャラクターの心情と自分の気持ちが自然に重なる感覚があったとも語った。

主な出演作[編集]

アニメ・劇場版[編集]

  • 『BanG Dream!』シリーズ(花園たえ)
  • 『BanG Dream! ガルパ☆ピコ』シリーズ(花園たえ)
  • 『劇場版 BanG Dream! FILM LIVE』シリーズ(花園たえ)
  • 『劇場版 BanG Dream! Episode of Roselia I:約束』(花園たえ)
  • 『劇場版 BanG Dream! ぽっぴん'どりーむ!』(花園たえ)
  • 『めがみめぐり』(ソトオリヒメ)
  • 『神バディファイト』(伊武マリア)
  • 『バミューダトライアングル 〜カラフル・パストラーレ〜』(ラウラ)
  • 『D4DJ First Mix』(月見山渚)
  • 『ぼくたちのリメイク』(樋山友梨佳)
  • 『ぷっちみく♪ D4DJ Petit Mix』(月見山渚)

ゲーム[編集]

  • 『バンドリ! ガールズバンドパーティ!』(花園たえ)
  • 『D4DJ Groovy Mix』(月見山渚、2024年9月まで)
  • 『少女☆歌劇 レヴュースタァライト -Re LIVE-』(花園たえ、コラボ)

舞台[編集]

  • 『We are RAISE A SUILEN〜BanG Dream! The Stage〜』(花園たえ)

ラジオ[編集]

  • 『大塚紗英のRadio Crew』(AuDee)
  • 『D4DJ フローラルトゥナイト』
  • 『大塚紗英「最高のロマンを魅せてあげる」』(AuDee)
  • 『大塚紗英のすべりそうですべらないラジオ』
  • 『Romance Port Night』(FMヨコハマ、2024年 - ) - 地元局でDJを務める冠番組。

音楽活動[編集]

作風[編集]

ソロ楽曲はすべて作詞・作曲を自分で手がける。意外なことに、作曲は主にピアノで行っており、本人は「ギターが得意だと思ったことはない」「ギターではスケールをたどる程度」と語っている。Poppin'Partyのリードギタリストという肩書きからすると拍子抜けする発言だが、ソロライブではハンドマイクで歌うスタイルが基本で、感情表現を優先しているという。

アレンジはアレンジャーに任せつつ全体のバランスを見る立場を取り、クラシックの経験からオーケストラのように各パートの配置を整理する考え方を取り入れている。2021年の『スター街道』制作時には約100曲を書いて選考したといい、多作ぶりがうかがえる。恩師にあたる末光篤からは「J-POPとか今はあまり聴かなくていいよ」と言われ、それを実践してきたとのこと。好きなアーティストとしてOfficial髭男dismを挙げたこともある。

歌詞は日常のちょっとした毒やユーモアをすくい取るものが多く、「疲れました、こんな会社」「僕がキスしたらスタンガン」「37兆2000億個の細胞全てが叫んでる」といった一度聞いたら忘れない曲名が並ぶ。本人によれば「疲れました、こんな会社」は曲名を発表した時点でSNSの反応が最も大きかったという。

「映画」としてのMV[編集]

公式プロフィールによれば、ミュージックビデオを「映画」と位置づけ、原作となるストーリーも自ら書いている。2024年の「人生は愛と夢と冒険だ」のMVは自身の原作『Love! Dream! Adventure!』をもとに沖縄で撮影され、ファンの呼称「クルー」が仲間として登場する。2025年の「どんな言語よりそれはアイラブユー。」では、楽曲を書いた2日間の沖縄旅を記録したドキュメンタリーをMVにしている。YouTubeチャンネルの登録者数は2024年11月時点で40万人を超え、声優アーティストとしてはかなり大きな規模である。

「ロマンス」路線[編集]

独立後のキーワードは一貫して「ロマンス」。ライブタイトルは1st「ロマンスのはじまり」、Billboard Live YOKOHAMA公演「グレートロマンス街道」、3rd「三度目のロマンス!」、4th「ロマンス至上主義」、5th「ミッション: インロマンス」と、ほぼすべてにロマンスが入っている。レーベル名もGreat Romance Recordsで、徹底ぶりはもはや様式美。5th LIVEでは「グレートロマンス教の宣教師ロマンシスコ・ザエビル」が「愛」「夢」「冒険」を禁じられた島国でユーモアだけを武器にミッションに挑む、という設定が用意された。ちなみに「人生は愛と夢と冒険だ」は、本人の活動のモットーそのものをタイトルにした曲である。

主なソロライブ[編集]

  • 2022年10月9日・10日 - 1st LIVE「ロマンスのはじまり」(横浜ベイホール)
  • 2023年1月19日 - LIVE「ロマンスは映画より奇なり」(SHIBUYA PLEASURE PLEASURE)
  • 2023年11月6日 - 「グレートロマンス街道」(Billboard Live YOKOHAMA、2ステージ制・ピアノ弾き語りで新曲披露)
  • 2024年4月30日 - 3rd LIVE「三度目のロマンス!」(新横浜 NEW SIDE BEACH!!)
  • 2025年2月19日 - メジャーデビュー5周年記念ライブ「ザッツマイアイデンティティ」(赤坂B-flat)
  • 2025年10月10日 - 4th LIVE「ロマンス至上主義」(神奈川・1000 CLUB) - バンドには増崎孝司(Gt.)、則竹裕之(Dr.)らベテラン勢が参加。
  • 2026年10月9日 - 5th LIVE「ミッション: インロマンス」(横浜ベイホール)

なお、10月10日前後の誕生日ライブは恒例となっており、ファンイベント「CREWSING!!」の名でも開催されている。

ディスコグラフィー[編集]

ミニアルバム・EP[編集]

  • 『アバンタイトル』(2020年2月26日、avex trax) - デビュー作。「What's your Identity?」収録。
  • 『スター街道』(2021年7月14日、avex trax) - リード曲「田中さん」。「檸檬サワー」「キミをペットにして飼いたい」「疲れました、こんな会社」など全6曲。
  • 『ロマンスのはじまり』(Great Romance Records)
  • 『グレートロマンス街道』(Great Romance Records)

フルアルバム[編集]

  • 『ロマンス至上主義』(2025年10月10日、Great Romance Records) - 1stフルアルバム。「ドン・キホーテ・デート」から「7月のREPLAY」までの楽曲をまとめた全9曲。ラストは「人生は愛と夢と冒険だ」。

主な配信シングル[編集]

  • 「What's your Identity?」(2019年11月)
  • 「吸いがら」(2022年11月18日)
  • 「ロマンスは映画より奇なり」(2023年1月20日)
  • 「全人類ヒューマノイド」(2023年6月18日)
  • 「ドン・キホーテ・デート」(2023年8月14日) - ファンク色の強い一曲。
  • 「蛍陽」(2023年12月18日)
  • 「アクアパッツァ」(2024年5月10日)
  • 「人生は愛と夢と冒険だ」(2024年10月) - 編曲は鈴木雅也。
  • 「どんな言語よりそれはアイラブユー。」(2025年7月30日) - 言葉や種族を超えた愛、そして生き物の死と別れを描いたミディアムナンバー。編曲は石塚知生。
  • 「マーキング-r.e.i.w.a-」

ライブ盤[編集]

  • 『LIVE ロマンスは映画より奇なり』(2023年7月16日)
  • 『LIVE ロマンス至上主義』(全17曲)

コラボレーション[編集]

  • 「あの手この手で」(tonari no Hanakoとのコラボ、2024年)

著作・写真集[編集]

  • 『大塚紗英写真集 Saestain』(2019年4月、講談社、撮影:根本好伸) - 1st写真集。グアムで撮影され、ファッション・私物紹介や幼少期・路上時代を語るロングインタビューも収録。タイトルは音が長く響く「サステイン(sustain)」と「紗英」を掛け合わせたもの。発売記念イベントで自己採点を求められた際、「まだ勉強中のスタート地点だから」とあえて「0点」をつけたのが話題になった。
  • 『Saestain -rhythm-』『Saestain -ism-』(講談社) - 電子オリジナル写真集。

人物[編集]

  • 尊敬するアーティストは水樹奈々と久石譲。憧れの声優は沢城みゆき。
  • 好きな作品は『魔法少女リリカルなのは』シリーズ。中学時代には『ひぐらしのなく頃に』にハマったとも語っている。
  • 趣味は食べること、お風呂、ランニング、漫画、そして木の写真を撮りながら歩くこと。特技は作詞作曲、弾き語り、なぜか「フルーツカット」。
  • 好きな食べ物はハンバーグ、おしるこ、ラーメン。
  • 4人きょうだいの長女。『スター街道』の収録曲には、優しすぎて苦労する弟の姿を見て「人と違うということは悪いことじゃないんだよ」と伝えたかった思いが込められている。
  • 歌への自信は「全然ない」と言い切り、もともとは「人前に出たくない」タイプだったという。歌も作品づくりの一部だと捉えるようになって気が楽になったそうだ。
  • 将来像として、アーティストとタレントの両面を持つDAIGOを理想に挙げ、「声優とアーティスト、両方の評価を得たい」と語っていた(2021年)。
  • 事務所の後輩・同僚だった志崎樺音、紡木吏佐とは仲が良く、食事会を「ヤバ会」と呼んでいる。
  • お気に入りのエフェクターはBOSSのディレイ「DD-20 GIGA DELAY」。

余談[編集]

  • 『BanG Dream!』のオーディションは声優志望として受けたものではなく、最終審査の日に初めて声優業があると知ったという。そこから10年以上たえを演じ続けているのだから人生わからない。
  • 2019年のインタビューでは、デビュー約4年でメットライフドームでのライブが決まったことへの驚きを語り、見出しにも「4年でメットライフドームって…」と使われた。
  • 写真集の撮影時はグアムで雨が続いたが、そのおかげで虹や水たまりのカットが撮れたと振り返っている。
  • ファンの呼称は「クルー」。誕生日ライブの名前「CREWSING!!」もここから来ている。
  • 2025年の4th LIVE後には、ライブ制作を手伝ったタレント・歌手の槇すいれんを自身のラジオに招き、Xで「髪の毛も切ってくれた」と紹介していた。
  • 2021年頃にはTikTokで歌ってみた動画の投稿も始め、若い世代の才能の多さに「悔しさを感じた」と語っている。

外部リンク[編集]

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