Chiaki Kyan
Chiaki Kyan
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アニメについて語る喜屋武ちあき(出典:ウォーカープラス)
誕生日 1984年3月13日
年齢 42歳
出身地 埼玉県所沢市
国籍 日本
身長 158cm(とされる)
血液型 O型
職業 タレント、司会者、ヨガインストラクター、作詞家、アニメプロデューサー
肩書 元中野腐女子シスターズ(中野風女シスターズ)/元風男塾
活動期間 2003年 -
代表的な実績 NHK BS2『ザ☆ネットスター!』司会、風男塾「武器屋桃太郎」、著書『喜屋武ちあきのアニメヨガ』
事務所 フリー(2019年7月まではフィット所属)
関連活動 中野腐女子シスターズ、風男塾
別名 武器屋桃太郎(風男塾)、千秋らく(作詞名義)
あだ名 きゃんち
その他 ヨガインストラクター、健康リズムカウンセラー、幼稚園教諭・保育士の資格を持つとされる


概要[編集]

喜屋武ちあき(きゃん ちあき、1984年3月13日 - )とは、埼玉県所沢市出身の日本のタレント・司会者・ヨガインストラクターである。グラビアアイドルとしてデビューし、オタクアイドルユニット「中野腐女子シスターズ」と男装ユニット「風男塾」(武器屋桃太郎役)で活動した。筋金入りのガンダムオタクとして知られ、愛称は「きゃんち」。

詳細[編集]

名字は沖縄、出身は埼玉[編集]

「喜屋武(きゃん)」は沖縄に多い名字で、本人もたびたび沖縄出身と間違われるが、実際の出身は埼玉県所沢市である。地元を走る西武鉄道への愛着を公言しているのも、埼玉っ子らしいポイント。愛称の「きゃんち」は、親交のある中川翔子が名付け親とされ、その後は自分のnoteやSNSのハンドルにも使うほど定着している。

幼少期から小中学生時代にかけては友達がほとんどおらず、ひとりで異世界を空想して過ごしていたと本人が語っている。この「ぼっち」時代に培ったアニメ・漫画・ゲーム・小説への偏愛が、のちにタレントとしての最大の武器になった。

芸能界入りの動機[編集]

芸能界入りの直前に母親を亡くしていることを公表しており、「好きなことを思い切りやり切ることで、生きるための健やかさが生まれる」というメッセージを伝えたくてこの世界に入った、という趣旨の話をしている。原宿でスカウトされたのがきっかけで、2003年12月に1stDVD『Pure Smile』を発売、翌年には「ミスマガジン2004」のセミファイナリストに名を連ねた。

保育士の資格を持ち、幼稚園教諭の資格もあるとされる。アイドル、オタク、保育、ヨガ…と肩書きが多く、一言で説明しにくいタイプのタレントである。

「ネット好きグラドル」としてのブレイク[編集]

ゲーム・ネット系の仕事が早くから多く、2005年頃から4Gamer.netの『ときめきメモリアルONLINE』体験連載、2007年にはオンラインFPS『サドンアタック』のイメージガールに起用されるなど、"ゲームに強いグラドル"として認知された。ITmediaのゲーム系サイトでも「喜屋武さん、〜ですか?」と題した連載コラムを持っていた。

そして2007年のパイロット版を経て2008年にレギュラー化したNHK BS2の『ザ☆ネットスター!』で、落語家の立川談笑とともに司会に抜擢。番組紹介では「毎日5時間はネットを見ないと気がすまない」グラビアアイドルとして紹介されており、ニコニコ動画・初音ミク・MAD文化などを公共放送で扱うこの番組の顔として、ネット民の間で一気に知名度を上げた。

経歴[編集]

グラビア時代(2003年〜)[編集]

2003年にDVD『Pure Smile』でデビュー。以降『Can Can!』(2004年)、『Love Lovery』(2005年)、『Pleasure Kiss』(2006年)など、毎年のようにイメージDVDをリリースした。2014年1月のDVD発売イベントでは黒のビキニで登場し、「公開お見合いがしたい」「65歳までOK」と発言して東京スポーツに記事にされるなど、グラビアの現場でもトークで笑いを取るスタイルだった。

中野腐女子シスターズと風男塾(2006年〜2014年)[編集]

2006年、お笑い芸人はなわがプロデュースしたネット番組『はなわレコード"中野腐女子シスターズ"』から生まれたオタクアイドルユニット「中野腐女子シスターズ」に参加。メンバーそれぞれが"何のオタクか"を担当として持つユニットで、喜屋武は「アニメヲタク」担当、そしてキャプテンを務めた。2009年のライブでは、グループのモットー「ワン腐オール、オール腐ワン」にちなんだ「ワン(1)腐(2)オール(0)」=2010年1月20日のCDデビューが発表され、キャプテンとして喜びを語っている。デビュー曲「Honey Bee」はオリコン週間6位を記録した。

グループ名はその後、表記の簡略化を経て2011年に「中野風女シスターズ」へ改称。"腐"の字のイメージを避け、地上波を含む幅広い展開を狙ったものとされる。

並行して、メンバーが男装して歌う派生ユニット「腐男塾」(のちの風男塾)でも活動。喜屋武は武器屋桃太郎(ぶきや ももたろう)を名乗り、リーダー格として活動した。風男塾は「BE HERO」(2014年)でオリコン週間2位を獲得するなど、本隊以上の人気グループに成長していった。

2014年10月24日、日比谷野外大音楽堂で行われた「風男塾 乱舞ツアー2014」ファイナルをもって卒業。約8年の在籍だった。のちのインタビューでは「やり切った」感覚があり、10年後も同じ活動をしている自分が想像できなかった、と卒業の理由を振り返っている。

卒業後の「詰み期」と独立(2014年〜2019年)[編集]

卒業後は徐々にスケジュールが空いていき、将来への不安などが重なって苦しい時期があったと、2022年の「Woman type」のインタビュー(大木亜希子との対談)で率直に明かしている。アニメ知識があれば仕事は来ると思っていたが、すでに若く優秀なタレントがその席にいた、という気付きも語った。

それでも2016年1月には、アニメの名シーンをヨガのポーズに落とし込んだ著書『喜屋武ちあきのアニメヨガ』(立東舎)を刊行。2016年にはスマホゲーム『星のドラゴンクエスト』の公式番組でメインMCも担当している。

そして2019年7月1日、所属事務所フィットを離れフリーランスに。「もう失うものもない」という捨て身の決断だったという。独立後はnoteで「喜屋武ちあきの独立日記」を連載し、バーチャルオフィス登録や自己紹介サイトの自作、持続化給付金申請でつまずいた点など、フリーランスタレントのリアルを書き綴った。

アニメ制作側へ(2020年〜)[編集]

2020年、コンテンツプロデュース会社「ARCH(アーチ)」にジョインし、アニメの企画・プロデュース業務に携わるようになった。知人が創業した会社で「企画や制作の仕方を学びたい」と申し出たのが始まりだという。2021年頃にはnoteで「アニオタのタレントが初めてアニメの制作クレジットに載った日。」という記事を公開しており、長年"見る側"だったオタクが"作る側"に回った節目となった。

同じく2020年11月には、『機動警察パトレイバー』公式の「特車二課 広報室」業務を担当するなど、アニメ作品の公式な語り部としての仕事も続けている。

人物[編集]

ガンダムオタクとしての顔[編集]

喜屋武ちあきを語るうえで外せないのがガンダム愛である。シリーズのほぼ全作品に精通しているとされ、日常会話にもガンダム用語が飛び出す。尊敬する人物にはガンダムの生みの親である富野由悠季監督の名を挙げている。

  • 2010年9月、『生誕30周年祭 in NAGOYA ガンダム THE FIRST』DVD発売記念会見に森口博子らと登壇。静岡に建てられた等身大ガンダムを見て改めて惚れ直したとして、「ガンダムと結婚するって誓いました」と宣言し会場を驚かせた。
  • 同月には『機動戦士ガンダム00』TVシリーズ全50話一挙上映イベントのトークショーに杉作J太郎らと出演(司会は吉田豪)。最初はロックオン推しだったが次第にアレルヤに惹かれたと語り、アレルヤのモノマネまで披露した。
  • 2011年の東京ゲームショウでは、アムロ・レイ役の声優古谷徹とタッグを組んでガンダムゲームの対戦ステージに参加。客席を指さして「本当なら私はこっち側にいる人なんです!」と叫び、ファン目線を貫いた。
  • NHK BS2では『ガンダム宇宙世紀大全』の司会も務めたとされる。

ゲーム『ガンダムアサルトサヴァイブ』ではカスタムパイロットの音声を担当しており、声の仕事でもガンダムと縁がある。

アニメ全般・異世界好き[編集]

ガンダム以外では、スタジオジブリ作品、『コードギアス』、『銀河英雄伝説』などを好きな作品に挙げる。中でも異世界ものへの愛は強く、「異世界同好会 会長」を自称している。2015年のウォーカープラスの取材では、『ルパン三世』『サイボーグ009VSデビルマン』『GAMBA ガンバと仲間たち』の3作を解説し、子ども時代に『ガンバの冒険』の敵役ノロイが怖すぎてトラウマになったという話も披露している。

かつてKADOKAWAの『ニュータイプエース』でアニメコラムを連載していたこともあり、70年代から最新作までを横断できる知識量は業界でも評価されている。

読書・相撲・フィギュアスケート[編集]

子どもの頃から読書家で、新井素子や宮沢賢治などを愛読書に挙げる。相撲好きの「スー女」でもあり、推し力士は北勝富士。フィギュアスケートではアレクセイ・ヤグディンのファンを公言している。

デジタル・ものづくり[編集]

高校時代にはHTMLで自分のホームページを作っていたという古参ネットユーザー。ゲームエンジンのUnityでのゲーム制作や、3DCGソフトShadeでのモデリングにも挑戦している。独立後には初参加のハッカソンで賞品の「ビール50杯」を獲得したエピソードをnoteに書いている。2010年からは夏冬のコミックマーケットに同人誌を出展するサークル参加者でもある。

交友関係[編集]

名付け親の中川翔子のほか、漫画家の種村有菜とは親友として知られる。金田朋子、若井おさむ(トークイベント「R・A・N」)、アニソン歌手水木一郎(「アニソン登山部」)らとの共演・交流も多い。

主な活動・出演[編集]

テレビ・配信[編集]

年 番組 役割・備考
2007年 『探偵学園Q』(日本テレビ) ドラマ出演
2007年〜2010年 『ザ☆ネットスター!』(NHK BS2) 司会(立川談笑と共演)
不明 『中野腐女子シスターズの腐ジョッキー』(GyaO) レギュラー
不明 『アイドルちん』(日本テレビ) レギュラー出演
不明 『BSアニメ夜話』(NHK BS2) 出演
2015年 『アニゲー☆イレブン!』(BS11) 出演
2016年 『星のドラゴンクエスト』公式番組 メインMC
2019年 『発表!全マクロス大投票』(NHK BSプレミアム) 出演
2020年 『主題歌80's〜私のジュークボックス〜』(BSフジ) ゲスト

ほかにニコニコ生放送で冠番組『ドタ☆きゃん』を毎月配信していた時期がある。

舞台・映像[編集]

  • 2005年 - 『北野吉本』(初舞台)
  • 2006年 - Vシネマ『改造巨大ヒロイン YURIA』
  • 特撮『大魔神カノン』出演
  • 2012年 - 映画『死ガ二人ヲワカツマデ… 第二章 南瓜花 -nananka-』
  • 2014年 - 映画『KIDS=ZERO キッズ=ゼロ』
  • 2015年 - 舞台『ヴァンパイア騎士』(藍堂英役)
  • 2017年 - 演劇女子部『一枚のチケット』(中尾勇一役)

男装ユニット出身らしく、舞台では男性役を演じることも多いのが特徴。

声・音楽の仕事[編集]

  • 『beatmania IIDX』収録曲「クイズ!家事都合!」のボーカル
  • 『ガンダムアサルトサヴァイブ』カスタムパイロット音声
  • ソロCD『きゃんち myself』(2008年)、『きゃん式』(2009年)
  • 中野腐女子シスターズ「Honey Bee」(2010年)

作詞家「千秋らく」[編集]

「千秋らく」名義(資料によっては「千楽らく」表記)で作詞家としても活動し、アイドルやアニメ関連楽曲に詞を提供している。初めての作詞は風男塾の「飛び立て!フゥレンジャー」。

書籍・連載[編集]

  • 『喜屋武ちあきのアニメヨガ』(立東舎、2016年1月)
  • 写真集・映像集『KYAN COLLECTION』Vol.1・Vol.2、カレンダー(2015年版・2016年版)
  • 連載:Tech総研「テックハニーきゃんちの突撃!会社訪問」(2006年〜)、CodeIQ連載、東京スポーツ「きゃんちと酒ミニケーション」など

アニメヨガ[編集]

2014年頃からヨガを始め、資格取得の勉強をする中で「アニメと組み合わせたい」と考えて生まれたのがアニメヨガである。ハタヨガのポーズに、アニメ・漫画の名シーンや決めポーズを重ねたオリジナルメソッドで、著書では全40ポーズを紹介している。

収録ポーズのネーミングがとにかく濃い。『おそ松さん』のイヤミの「シェー」、『ヱヴァンゲリヲン新劇場版』の「裏コード、ザ・ビースト!」、ガンダムの名台詞「殴ってなぜ悪いか」、『魔法少女まどか☆マギカ』のワルプルギスの夜、『となりのトトロ』の芽が出るポーズなど、オタクなら一瞬で絵が浮かぶものばかり。発表時にはねとらぼなどのネットメディアで話題になった。

2016年9月には結婚相談所とのタイアップで「アニメヨガ」の体験イベントの特別講師を務めるなど、オタク向けの健康法としてイベント展開もされた。独立後の2020年頃にはヨガブランド「Chirpy YOGA」を開設し、2026年夏にはnoteでマンツーマンの「プライベートヨガレッスン」開始を告知。月ごとに日程を公開するなど、インストラクター業を本格化させている。健康リズムカウンセラーの資格も持つとされ、「アニメを見続けるために健康でいる」というのが本人のスタンスだ。

近況(2024年〜2026年)[編集]

2024年末に公開したnote「2024年の総括」では、その年に「2回目の成人式」(=40歳)を迎えたことに触れつつ(18歳成人の今は厳密には違う、と自らツッコミ)、1年の良かったことを振り返っている。主なトピックは以下の通り。

  • ジム通い:6月から半年以上、週2回の速足ウォーキングとマシントレーニングを継続。2025年は週3回に増やす目標を掲げた。
  • 写真:カメラを趣味として本格化させ、日帰りの石和温泉旅行などを撮影レポートしている。
  • ポッドキャスト「ISOっぷ」:カメラマンの河野英喜、松下茜とともに、カメラ・写真をテーマにした番組を週1回配信。
  • スナックきゃんち:カウンター越しにドリンクとおつまみを出しながらファンと話すイベントを2024年9月に初開催。元バイト先の社員と20年ぶりに再会するという一幕もあった。2025年1月には新年会を兼ねて再び開催。
  • MC業:2025年1月配信の「AI未来フェスティバル2025」でMCを担当。

2025年頃には、誕生日にグランメゾン(高級フレンチ)で"地獄"を見たというエッセイをnoteに投稿している。2026年夏にはトークイベント「キャンミーティング2026Summer」を開催したほか、前述のプライベートヨガレッスンを始動させるなど、「オタク×健康」を軸にしたフリーランス活動を続けている。

余談[編集]

  • 2010年の会見での「ガンダムと結婚するって誓いました」発言はシネマトゥデイの見出しにまでなった。その会見では、彼氏と一緒にガンダムを見始める女性が多いことに触れ、イベントのカップルが「うらやましかった」とも漏らしている。
  • 中野腐女子シスターズのCDデビュー日を「1・20(ワン・腐・オール)」の語呂合わせで決めるあたり、ユニット全体のネタへのこだわりがうかがえる。
  • 『ザ☆ネットスター!』時代には、番組サイトで出演者を題材にした"ギャルゲー風"携帯ノベルが展開されたことがあるとされ、ITmediaには「自分が『ギャルゲーキャラ』化される日が来るとは……」という記事も残っている。
  • 『ザ☆ネットスター!』の最終回(2010年2月)は、テレビ・Ustream・Twitterを連動させたカオスな生放送としてネットニュースに取り上げられた。
  • 2022年のインタビューでは「私という存在そのものに対価をいただいてきました」と語り、タレント業の本質を自分なりに言語化している。
  • NDL(国立国会図書館)の典拠データにも「喜屋武ちあき(タレント、1984年生)」として登録されている。著書を持つタレントならではの"お墨付き"である。
  • 一部のサイトでは生年が1986年と記載されているが、本人が2024年に「2回目の成人式(40歳)」を迎えたと書いていることから、1984年生まれが正しいとみられる。

外部リンク[編集]

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