向井地美音
むかいち みおん/Mion Mukaichi
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第55回管工機材・設備総合展に出演した向井地美音(出典:ウィキメディア・コモンズ、撮影:Dick Thomas Johnson、CC BY 2.0)
誕生日 1998年1月29日
年齢 28歳
出身地 埼玉県
国籍 日本
血液型 O型
職業 タレント、女優、ラジオパーソナリティ、YouTuber、元アイドル
肩書 元AKB48(15期生)・AKB48グループ3代目総監督
活動期間 1999年頃 - (子役として)、2013年 - 2026年(AKB48)
代表的な実績 AKB48 44thシングル「翼はいらない」センター、AKB48グループ3代目総監督(2019年4月 - 2024年3月、歴代最長在任)、1st写真集『胸騒ぎの正体』
事務所 Mama&Son(2017年9月 - )
関連活動 ゆうなぁもぎおんチャンネル、YouTube「おんちゃんねる」、ユニット「でんでんむChu!」
あだ名 みーおん、おんちゃん、おんさん
その他 座右の銘は「一所懸命」
リンク X / Instagram


概要[編集]

向井地美音(むかいち みおん)とは、1998年1月29日生まれ、埼玉県出身のタレント・女優で、元AKB4815期生・AKB48グループ3代目総監督である。1歳から子役として活動し、2013年にAKB48へ加入。2019年から約5年間総監督を務め、2026年4月30日にグループを卒業した。愛称は「みーおん」。

詳細[編集]

子役出身の「AKBオタク」[編集]

向井地美音の芸能キャリアは、なんと1歳ごろから始まっている。子役事務所に所属し、NHK大河ドラマ『利家とまつ』では初姫役を演じた。本人はこれを「記憶に残っている最初のドラマ」として語っている。その後も2003年公開の映画『踊る大捜査線 THE MOVIE 2 レインボーブリッジを封鎖せよ!』や、2006年の連続ドラマ『アンフェア』(佐藤美央役)などに出演。小学5年生のときに子役業をいったん休み、受験に専念した。中学生になって友人の紹介でAKB48にハマり、やがて「見る側」から「なる側」を目指すようになる。両親に相談したうえで第15期生オーディションに応募した。

15期生として加入、ヘビロテのセンターへ[編集]

2013年1月19日、AKB48第15期生オーディションに合格。同期には大和田南那らがいる。研究生公演「パジャマドライブ」でデビューし、2014年2月の大組閣祭りでチーム4への昇格が決まった。同年4月6日のリクエストアワーでは、卒業を控えた大島優子から「ヘビーローテーション」のセンター後継者として指名され、そのまま代わりにセンターに立つという大抜擢を受ける。同年11月発売の38thシングル『希望的リフレイン』で初めて表題曲の選抜入りを果たし、「次世代エース候補」として名前が挙がるようになった。

総監督、そして卒業[編集]

2018年12月8日、劇場13周年公演で2代目総監督の横山由依から次期総監督に指名され、2019年4月1日に3代目総監督に就任した。在任中はコロナ禍による無観客公演や握手会の中止という逆風の時代と重なり、グループの舵取りを担った。2022年7月には総監督の歴代最長在任日数を更新し、2024年3月16日に倉野尾成美へバトンを渡して退任。2025年12月12日の劇場公演で卒業を発表し、2026年4月30日、AKB48劇場での卒業公演をもって約13年間のグループ活動に幕を下ろした。

子役時代[編集]

1歳からのキャリア[編集]

向井地は1歳ごろから子役として活動を始め、ドラマ・映画・CMに出演してきた。大河ドラマ『利家とまつ』の初姫役のほか、映画『ゲゲゲの鬼太郎 千年呪い歌』(2008年)、2007年の映画『アンフェア the movie』など、出演作は意外なほど幅広い。子役時代の出演作がテレビで放送されると、「あの子がみーおんだったのか」と話題になることもある。

『踊る大捜査線』の真っ赤なコートの少女[編集]

特に有名なのが『踊る大捜査線 THE MOVIE 2』での出演だ。クライマックスで、恩田すみれがスリ一家の娘をかばって銃弾を受ける場面があるが、その真っ赤なコートを着た娘役を演じていたのが向井地である。2024年10月にフジテレビ系で同作が放送された際には、エンドロールで名前を見つけた視聴者がSNSで「まさかあの子が」と驚く声を上げ、ニュースにもなった。

『アンフェア』美央役との再会[編集]

もう一つの代表作が、篠原涼子主演の『アンフェア』シリーズで演じた雪平の娘・美央役である。2006年の連続ドラマ、2007年の劇場版に続き、AKB48加入後の2015年公開の映画『アンフェア the end』でも、成長した美央(雪平美央)役で同シリーズに帰ってきた。映画のプロデューサーは、製作当初は彼女がAKB48メンバーだと知らなかったと明かしており、「子役時代の縁がつながった」エピソードとして知られる。

AKB48時代[編集]

チーム4からチームK、チームAへ[編集]

正規メンバーとしてはチーム4からスタートし、2014年4月24日にチーム4「アイドルの夜明け」初日公演で正規メンバーとして初めて劇場に立った。2015年3月には7人組ユニット「でんでんむChu!」への参加と、チームKへの異動が発表される。2017年9月には事務所をMama&Sonへ移籍し、同年12月の組閣で2018年4月からのチームA異動が決定した。2021年12月にはチームAのキャプテンにも任命され、総監督との兼任という重責を担った。

初センター曲「翼はいらない」[編集]

2016年3月、44thシングル『翼はいらない』で初めて表題曲のセンターに抜擢された。この曲は、のちに彼女の卒業公演でも披露されるなど、本人にとって特別な1曲となる。選抜総選挙では、2015年の第7回で44位(ネクストガールズ)、2016年の第8回で13位に入り初の選抜入り。2017年は17位で選抜を逃したが、2018年3月の「AKB48グループ センター試験」で1位を獲得し、カップリング曲「君は僕の風」の特別選抜センターに。同年の世界選抜総選挙では13位で選抜に返り咲いた。

総選挙の壇上で語った「総監督になりたい」[編集]

2018年の総選挙の開票イベントでは、「総監督になりたい」と自ら公言した。グループへの愛を誰よりも口にしてきた彼女らしい宣言で、半年後の12月8日、横山由依から本当に次期総監督に指名されることになる。ファン時代に憧れていたのは小嶋陽菜で、2017年1月19日の初ソロコンサートでは、小嶋のおなじみの自己紹介「埼玉県から来ました」を継承した。

3代目総監督として[編集]

コロナ禍の総監督[編集]

2019年4月1日、高橋みなみ、横山由依に続く3代目総監督に就任。在任期間は新型コロナウイルスの流行と重なり、劇場公演の中止や無観客配信、握手会の休止など、グループ運営が大きく揺らいだ時期だった。2020年12月8日の結成15周年生配信では、困難な状況を前向きに捉え、「離れていても、会いに行けるアイドル」という言葉を掲げた。2021年6月には自身も新型コロナウイルス感染を公表し、出演中だった舞台『新・熱海殺人事件』は途中で中止に。翌7月に活動再開を発表している。

歴代最長の在任[編集]

2022年7月24日、総監督としての在任日数が歴代最長を更新。2023年12月31日の大晦日公演で総監督退任を発表し、後任の4代目総監督に倉野尾成美を指名した。正式な退任は2024年3月16日で、約5年に及ぶ任期だった。愛読書(本人いわく「バイブル」)は初代総監督・高橋みなみの著書『リーダー論』で、歴代総監督の精神を受け継ぐ姿勢を見せていた。

「AKBに入ること自体が夢だった」[編集]

2019年1月のリクエストアワーでは、「卒業後の夢がない」ことがコンプレックスだったと打ち明けた。そのうえで、AKB48に入ることそれ自体が夢であり、「私にとってはAKBが全て」と語っている。2016年ごろには「将来の夢は女優」と話していたが、加入以来一貫して掲げてきたのは「AKB48に貢献すること」だった。この「AKBオタクがAKBのトップになった」という物語こそ、向井地美音というアイドルの最大の魅力といえる。

卒業[編集]

20周年を区切りに卒業発表[編集]

2025年12月12日、劇場公演「ここからだ」の中で、2026年春ごろの卒業を発表した。AKB48は「私の青春のすべてでした」と振り返り、結成20周年の日本武道館コンサートを終えて「私にできることはすべてやりきった」と語った。卒業公演は2026年4月30日に設定され、同時にファンレター受付、AKB48 Mail、ファンコミュニティ「柱の会」、SHOWROOM配信などの各種サービスも順次終了することが告知された。

卒業コンサート「私の夢は、AKB48」[編集]

2026年4月3日、国立代々木競技場第一体育館で「AKB48 春コンサート2026 向井地美音卒業コンサート~私の夢は、AKB48~」を開催。現役メンバー約48人に加え、OG約20人が駆けつけた。高橋みなみ・小嶋陽菜・峯岸みなみの「ノースリーブス」の3人と共演し、「ノースリーブスに入る」という“第2の夢”をかなえた場面は大きな話題に。さらにゆうなぁもぎおんチャンネルの盟友である村山彩希・岡田奈々・茂木忍とも共演した。ラストの「ヘビーローテーション」では、20期研究生にセンターを託すという粋な演出も。アンコールでは卒業ソング「向かい風」を披露し、「5月からはひとりのAKBオタクに戻ります」と宣言した。

劇場での最終公演[編集]

2026年4月30日、原点である秋葉原のAKB48劇場で卒業公演を開催。開演前に泣きすぎたことを明かしつつ、「今日は先に涙を流した分、最後まで笑顔でいけるかな!?」と笑顔でスタートし、初センター曲「翼はいらない」など全12曲を披露した。ファンには「私のアイドル人生、正解だったな」と感謝を伝え、「絶対にまた会えるので、その時まで待っていてください」と呼びかけた。終演後には、秋元康から「AKBが黄金期じゃダメなんだよ」と、この先それを超える人生を歩むよう励まされたことも明かしている。

卒業後の活動(2026年)[編集]

約2か月の「夏休み」から再始動[編集]

卒業翌日の2026年5月1日、Instagramに「I LOVE AKB48」と投稿し、最後までAKB愛を貫いた。卒業後は約2か月の「夏休み」を取ったうえで、7月から活動を再開。所属は引き続きMama&Sonで、Xのプロフィールには「from AKB48」と記している。7月1日にはFM NACK5の新番組『AXA presents Smile Leader ~あの日の決断、その先の笑顔~』(月〜木曜10時40分〜)のパーソナリティに就任した。元日向坂46の渡邉美穂と週替わりで担当し、毎週1社の企業を取り上げて経営者や社員のストーリーを紹介する内容である。

AKB48の楽曲で作詞家デビュー[編集]

2026年7月6日、AKB48の68thシングル『好きish』(8月19日発売)のカップリング曲「君のDoodle」で作詞を担当したことを発表。20期研究生3人のための初のオリジナル曲である。本人は「自分がまさか“作詞”の欄に載る日が来るなんて」とコメントし、手書きの歌詞がメンバーの声で形になったことは一生忘れられないと語った。AKB48の楽曲と歌詞を愛し続けてきた彼女にとって、これ以上ない“卒業後の恩返し”となった。

『踊る大捜査線』スピンオフで女優として[編集]

2026年9月4日からは、Amazonプライム・ビデオで独占配信されたドラマ『踊る大捜査線 捜査資料管理室~青島俊作、空白の13年~』(全3話)に柴田里香子役で出演。もともとはBSフジのドラマ『警視庁捜査資料管理室』シリーズで演じてきた役で、今回は『踊る大捜査線』の世界観と合流した作品となった。子役時代に『踊る大捜査線 THE MOVIE 2』に出演していた彼女が、20年以上の時を経て“踊る”の世界に戻ってきたことになる。

2026年10月の近況[編集]

2026年10月時点では、FM NACK5の『Smile Leader』の担当週に出演を続けているほか、YouTubeチャンネル「おんちゃんねる」ではAKB48 OGと「ランダムプレイダンス」に挑戦する企画も公開している。10月7日には住宅情報サイトのインタビュー記事が公開され、自由が丘のモデルルームを訪れて卒業後の生活について語ったことを本人がXで報告した。

メディア活動[編集]

ラジオ[編集]

ラジオとの縁は深い。2015年10月から2018年3月までFM NACK5で冠番組『みーおんたいむ』を担当。2019年4月から2021年9月まではTOKYO FM『ジュグラーの波~澤と美音のまるっと経済学~』で、公認会計士の澤昭人とともに経済をゆるく学ぶパーソナリティを務めた。ほかにもニッポン放送『AKB48 2029ラジオ~10年後の君へ~』(2019年 - 2021年)、bayfm『柱NIGHT! with AKB48』(2022年 - 2024年)でメインパーソナリティを担当。卒業後の初メディアの仕事もラジオだったのは、ある意味必然かもしれない。

ドラマ・舞台[編集]

AKB48時代も女優業は継続しており、『マジすか学園4』『マジすか学園5』『AKBラブナイト 恋工場』『豆腐プロレス』『マジムリ学園』などのグループ発ドラマに出演。外部作品では『正義のセ』や『警視庁捜査資料管理室(仮)』にも出演した。舞台では『恋工場』(2016年)、『マジムリ学園』(2018年・2021年)、『仁義なき戦い~彼女たちの死闘編~』(2019年)などに立っている。『豆腐プロレス』関連では、2017年・2018年に実際のプロレスイベントにも出場した。

写真集とYouTube[編集]

2023年7月20日には、ワニブックスから初のソロ写真集『胸騒ぎの正体』を発売。写真集を出すことは2021年に掲げた目標で、2年越しで実現させた形となった。YouTubeでは2020年1月21日、村山彩希・岡田奈々・茂木忍とYouTubeチャンネル「ゆうなぁもぎおんチャンネル」を開設し、同年11月に登録者10万人を突破。2024年1月の「ラストパーティー」で活動を終え、同年5月20日に個人チャンネル「おんちゃんねる」を立ち上げた。

人物[編集]

AKB愛の塊[編集]

とにかくAKB48が好き。中学時代にファンになって以来、楽曲や歌詞を愛し続け、歌詞を考察するコラムを書いていたこともある。持論は「アイドルファンは“エモい”のが好き」。卒業コンサートのタイトル「私の夢は、AKB48」や、卒業後の「ひとりのAKBオタクに戻ります」宣言など、彼女の言動は常にAKB48を中心に回っている。

座右の銘と特技[編集]

座右の銘は「一所懸命」。中学まで硬式テニスをしていた経験から、松岡修造の「一球一球に心を込めて打つ」という言葉に影響を受けて選んだという。趣味はドラマ鑑賞で、特技は「フラフープをしながらキャッチボール」という謎の高度な技。Xのプロフィールには「#AKB謎解き部」「#おんの脱出日記」のハッシュタグも並び、謎解き好きの一面ものぞかせている。

交友関係[編集]

YouTubeでの盟友・茂木忍のことは「お姉ちゃんのような存在」と慕い、岡田奈々については「人に対して優しく、ユーモアもあり、困ったときは絶対助けてくれる」と評している。元乃木坂46の山下美月とは共演前から仲が良く、「みお姉」と呼ばれる間柄。元AKB48の北原里英とは顔立ちが似ていることから、ユニット曲「11月のアンクレット」をきっかけに「パンケーキ姉妹」と呼ばれた。

余談[編集]

  • 『踊る大捜査線 THE MOVIE 2』で子役として出演し、2026年には『踊る大捜査線』のスピンオフ作品に出演。“踊る”シリーズとは20年以上越しの縁がある。
  • 卒業コンサートで「ノースリーブス」に加入するという夢をかなえたが、これは小嶋陽菜に憧れてAKB48ファンになった彼女ならではの“オタクの夢”の成就だった。
  • 卒業コンサートでは盟友・茂木忍とユニット曲を披露し、リハーサルではしていなかった演出を本番で敢行して会場を沸かせたとされる。
  • 「5月からAKB48オタクに戻ります」という宣言には、“にしたん”の社長が「愛を競い合いましょう」と共感のエールを送ったことも報じられた。
  • 同期の大和田南那は卒業コンサートに足を運び、Instagramで「13年間本当にお疲れ様!おめでとう!」とねぎらった。

外部リンク[編集]

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