吉増剛造

吉増剛造
Gozo Yoshimasu
誕生日 1939年2月22日
年齢 87歳
出身地 東京都
国籍 日本
職業 詩人
肩書 日本芸術院会員
活動期間 1964年 -
代表的な実績 詩集『黄金詩篇』『熱風』
受賞 高見順賞、歴程賞、現代詩花椿賞、芸術院賞・恩賜賞


概要[編集]

吉増剛造(よします ごうぞう、1939年2月22日 - )は、日本の詩人。半世紀以上にわたって現代詩の最先端を疾走し続ける「生きる伝説」である。

朗読パフォーマンス、銅板に文字を打ち込む造形作品、映像(gozoCiné)——詩を紙の上から解き放ち、声・身体・物質へと拡張し続けてきた人。その激しく切迫した詩風と、底なしの実験精神で、戦後現代詩を語るうえで欠かせない存在となっている。

経歴[編集]

東京生まれ。1957年に慶應義塾大学文学部に入学し、在学中に岡田隆彦や井上輝夫らと同人「三田詩人」に参加、詩誌「ドラムカン」を創刊した。同人仲間の岡田隆彦はのちに中平卓馬高梨豊らと写真同人「Provoke」を立ち上げており、吉増は前衛写真の世界とも地続きの場所から出発したことになる。1964年、24歳のとき詩集『出発』でデビューした。

代表作と受賞[編集]

1970年の詩集『黄金詩篇』で高見順賞を受賞し、一躍詩壇を席巻。続く『熱風 a thousand steps』(1979年)で歴程賞、『オシリス、石ノ神』(1984年)で現代詩花椿賞を受賞した。初期作品の、ほとばしるような疾走感とイメージの奔流は、それまでの日本の抒情詩とはまったく異なるものだった。

朗読・映像・造形へ[編集]

吉増は早くから詩の朗読パフォーマンスの先駆者として知られ、日本各地に加えフランス・イタリア・アメリカ・ブラジル・韓国などでも朗読を行ってきた。2006年からは「gozoCiné」と名づけた映像作品群を発表。詩のドキュメントともいえるこれらの映像は2011年に52作品が一挙上映され、現在も進行中である。詩の概念そのものを拡張し続ける姿勢は、寺山修司ら同時代のアングラ表現者とも響き合う。

評価[編集]

2015年、長年にわたり広い領域で詩の可能性を追求した業績で芸術院賞・恩賜賞を受賞。国際的にも高く評価され、現代日本を代表する先鋭的詩人として、いまなお現役で走り続けている。

余談[編集]

  • 「ドラムカン」という同人誌名からして、すでに前衛のにおいがぷんぷんしている。
  • 澁澤龍彦寺山修司らと並んで、戦後日本の前衛・アングラ文化の「言葉」の側を担った巨人の一人である。

関連項目[編集]

外部リンク[編集]