概要[編集]

原神(げんしん、英: Genshin Impact)とは、中国のゲーム会社miHoYo(海外ブランド名HoYoverse)が開発・運営する基本プレイ無料のオープンワールド・アクションRPGである。2020年9月28日に配信が始まり、スマートフォン・PC・PlayStationで同じ世界を冒険できる「家庭用ゲーム級のガチャゲー」として世界的なヒットとなった。

詳細[編集]

Genshin_Impact_Booth%2C_BilibiliWorld_2021_20210711A.jpg
BilibiliWorld 2021の『原神』ブース(上海・出典:ウィキメディア・コモンズ)

どんなゲームか[編集]

プレイヤーは異世界から来た双子の旅人(空または蛍)となり、生き別れた片割れを探して大陸「テイワット」を旅する。相棒は「非常食」ことマスコットのパイモン。広大なフィールドを走り、登り、滑空し、泳ぎながら宝箱やパズル、ボスを見つけていく自由度の高さが売りで、発表当初からゼルダの伝説 ブレス オブ ザ ワイルドとの類似を指摘されてきた。

戦闘は最大4人のキャラクターを瞬時に切り替えながら戦うリアルタイムアクションで、各キャラが持つ7つの「元素」(風・岩・雷・草・水・炎・氷)を組み合わせて「元素反応」を起こすのが基本戦術となる。キャラクターと武器は「祈願」と呼ばれるガチャで入手し、強化素材は「樹脂」というスタミナを消費して集める、というのが課金・育成の骨格である。

対応プラットフォーム[編集]

配信当初からAndroid、iOS、Windows、PlayStation 4に同時対応し、2021年4月28日にPlayStation 5版、2024年11月20日にXbox Series X/S版が追加された。2025年9月10日には中国でHarmonyOS NEXT版も登場している。一方、2020年1月に発表されたNintendo Switch版は、2026年10月現在も配信されていない。アカウントはプラットフォーム間で共通(PS版はHoYoverse通行証との連携が必要)で、スマホで日課をこなしてPCで本格的に遊ぶ、といったスタイルが定番である。

開発[編集]

開発を主導したのはmiHoYo共同創業者の蔡浩宇で、エンジンにはUnityを採用。自社の『崩壊3rd』の開発経験をもとに2017年1月頃からプロジェクトが動き出したとされる。開発・宣伝費は約1億ドルと報じられ、2021年時点で開発チームは300人近く、関連スタッフを含めると約700人規模に達していたとされる。2019年のChinaJoyで初出展した際は「ゼルダのパクリ」との批判が噴出し、会場でPS4を壊して抗議する人物の写真が拡散したという話もある。しかし配信後わずか2週間で開発費を回収したとされ、批判を実績で黙らせた格好になった。

運営体制[編集]

アップデートは原則6週間(42日)ごとに行われ、1年に約8バージョンのペースで新キャラ・新エリア・イベントが追加される。海外での運営はシンガポールの子会社COGNOSPHEREが担い、日本ではHoYoverse名義で展開している。メンテナンスは日本時間の水曜午前7時から約5時間が恒例で、新バージョン前には声優が出演する「予告番組」が配信され、ガチャ交換用の原石コードが配られるのが恒例行事となっている。

世界観(テイワット七国)[編集]

舞台のテイワット大陸は、7柱の神「俗世の七執政」がそれぞれ治める7つの国から成る。旅人は各国を巡りながら神々と出会い、双子の片割れの行方と、天空の島「セレスティア」をめぐる世界の秘密に迫っていく。各国は現実の文化圏をモチーフにしており、「次の国はどこの文化か」はファンの最大の関心事のひとつである。

国 元素 神 モチーフとされる文化 実装
モンド 風 バルバトス(ウェンティ) 中世ドイツ・西欧 Ver.1.0(2020年)
璃月 岩 モラクス(鍾離) 中国 Ver.1.0(2020年)
稲妻 雷 バアル(雷電将軍) 日本 Ver.2.0(2021年)
スメール 草 クラクサナリデビ(ナヒーダ) 南アジア・中東 Ver.3.0(2022年)
フォンテーヌ 水 フォカロルス(フリーナ) フランス Ver.4.0(2023年)
ナタ 炎 マーヴィカ 中南米・アフリカ等 Ver.5.0(2024年)
スネージナヤ 氷 氷神(女皇) ロシア・東欧 Ver.7.0(2026年)

各国の神はそれぞれ「自由」(モンド)、「契約」(璃月)、「永遠」(稲妻)、「知恵」(スメール)、「正義」(フォンテーヌ)、「戦争」(ナタ)を理念に掲げる。スネージナヤは物語序盤から敵対組織「ファデュイ」の本拠地として登場し続け、そのトップ層「執行官」たちは長年にわたりストーリーの黒幕的存在として描かれてきた。2025年にはスネージナヤの自治領で北欧・バルト風の「ナド・クライ」が先に実装され、ディーゼルパンク調の街並みと「三つの月」の神話が新たな軸となった。

システム[編集]

原神のシステムは「アクションRPGとしての遊び」と「ガチャゲーとしての収益構造」の二層でできている。主要な仕組みは以下の通り。

用語 内容
元素反応 2種類の元素を重ねると発生する追加効果。蒸発(水+炎)、溶解(炎+氷)、過負荷(炎+雷)、超電導(氷+雷)、感電(水+雷)、凍結(水+氷)、拡散(風+他)、結晶(岩+他)、燃焼・開花・激化(草系)など
月反応 ナド・クライ編(Luna期)で追加された新系統。月感電・月開花などがあり、対応キャラの組み合わせで「月兆」バフが発動する
祈願(ガチャ) 1回160原石(約320円相当)。★5の基本排出率は0.6%
天井 キャラ祈願は90回で★5確定、武器祈願は80回で★5確定。カウントは同種の祈願間で引き継がれる
すり抜け キャラ祈願の★5がピックアップ以外(恒常キャラ)になること。すり抜け後の次の★5はピックアップ確定
捕獲明光 Ver.5.0で導入。すり抜けるはずの抽選を一定確率でピックアップに変える仕組みで、実質的なピックアップ率は約55%とされる
神鋳定軌 武器祈願で狙いの武器を指定する仕組み。Ver.5.0で必要な命定値が2から1に緩和された
樹脂 秘境や地脈の花、ボス報酬の受け取りに使うスタミナ。約8分で1回復し、上限は200
原石 ガチャ用のゲーム内通貨。探索・任務・イベントで無償入手でき、有償通貨「創世結晶」から交換も可能

ガチャの重さと「天井」[編集]

キャラ祈願の天井90回を原石換算すると14,400個、金額にすると約28,800円前後となる。ただしすり抜けると次の天井まで持ち越しになるため、狙いの限定★5を確実に入手するには最悪180回が必要という計算になる。キャラは同じものを重ねると「命ノ星座」が解放されて強化されるため、完凸(6凸)を目指すと金額はさらに跳ね上がる。

その一方で、探索や魔神任務、イベントで配られる無償原石は比較的多く、新エリア実装時は探索報酬だけで原石400個が追加されるなど「無課金でも限定キャラを狙える」設計になっている。Ver.5.0からは年1回、恒常★5キャラクターを1人選んで無料でもらえる施策も始まり、2026年9月のVer.7.1(6周年)では過去の限定★5から1人を選んで入手できる大盤振る舞いも行われた。

樹脂システムへの評価[編集]

樹脂(天然樹脂)は1日の育成量を事実上制限する仕組みで、配信初期から「遊びたくても遊べない」と海外メディアのKotakuやPC Gamerなどから批判された。上限はアップデートで200まで引き上げられ、濃縮樹脂や脆弱樹脂といった関連アイテムで調整されているが、「スマホゲーとしての日課」と「オープンワールドRPGとしての没入感」のバランスは今も議論の的である。

その他の遊び[編集]

2022年12月のVer.3.3ではゲーム内カードゲーム「七聖召喚」が追加され、単体のTCGとしても評価が高い。2025年10月には、プレイヤーが独自のゲームやステージを作って公開できるクリエイターモード「千星奇域」(Miliastra Wonderland)が始まり、海外ではRobloxになぞらえられた。家づくり要素「塵歌壺」や、釣り、料理、写真撮影など寄り道要素も豊富である。

ストーリーとバージョン史[編集]

メインストーリーは「魔神任務」と呼ばれ、国ごとに章が分かれる。各国の物語は1〜2年かけて少しずつ配信され、新しい国はおおむね毎年8〜9月の周年前後に実装される。ナド・クライ編からはバージョン番号が「6.0」ではなく「Luna I」と表記されるようになった。これは物語の鍵となる「月」を強調するための命名とされ、Luna I〜VIII(実質的なVer.6.0〜6.7)の約1年間で「空月の歌」と題したナド・クライの物語が描かれた。2026年8月のスネージナヤ実装で、表記は再び「7.0」に戻っている。

バージョン 開始日 主な内容
1.0 2020年9月28日 正式サービス開始。モンド・璃月を実装
2.0 2021年7月21日 稲妻を実装。雷電将軍は2.1で登場
3.0 2022年8月24日 スメールを実装。草元素が解禁
3.3 2022年12月7日 カードゲーム「七聖召喚」追加
4.0 2023年8月16日 フォンテーヌを実装。水中探索が本格化
4.2 2023年11月8日 水神フリーナ実装、フォンテーヌ魔神任務が完結
5.0 2024年8月28日 ナタを実装。捕獲明光・恒常★5配布などガチャ改善
5.3 2025年1月1日 炎神マーヴィカ実装
Luna I(6.0) 2025年9月10日 新地域ナド・クライ実装。★5ラウマ(CV:桑島法子)、月開花反応
Luna II(6.1) 2025年10月22日 ★5ネフェル実装。クリエイターモード「千星奇域」開始
Luna III(6.2) 2025年12月3日 「北の果ての夜想詩」。★5ドゥリン(CV:小林千晃)、一部旧キャラの強化
Luna IV(6.3) 2026年1月14日 「冬の夜、ある旅人が」。執行官コロンビーナ(CV:Lynn)実装、海灯祭
Luna V(6.4) 2026年2月25日 ★5ファルカ実装
Luna VI(6.5) 2026年4月8日 モンド北部の新エリアが開放
Luna VII(6.6) 2026年5月20日 「虚空劫灰のプラーナ」。ニコ・リヤン、ローエン、プルーネ実装
Luna VIII(6.7) 2026年7月1日 「帰夏!映影?千霊祭!」。執行官サンドローネが★5氷元素で登場
7.0 2026年8月12日 「神に愛されぬ雪国」。第七の国スネージナヤ実装、★5オデット(CV:上坂すみれ)、★4アリョーシャ(CV:佐藤元)、新反応「星拡散」
7.1 2026年9月23日 「冥府へのレクイエム」。★5ヴェスナ(CV:平野綾)、★5ヴォジャニーツァ(CV:伊藤かな恵)、6周年記念

スネージナヤ編(2026年〜)[編集]

2026年8月12日配信のVer.7.0「神に愛されぬ雪国」で、ついにテイワット7番目の国スネージナヤが開放された。旅人は「クルースニクエネルギー」で走る列車に乗って首都「スネージナヤ・グラード」へ向かい、ファデュイの本部がある街と、未開の氷原・雪に閉ざされた集落を探索する。魔神任務は第七章として始まり、第一幕「神に愛されぬ雪国」と第二幕「死魂の夜想曲」が同時に開放された。

新システムとしては、極寒からの保護や列車の呼び出しなどを担うマルチツール「グライアイの眼」、風元素と氷元素による新反応「星拡散」、さらには三人称視点のシューティングモードまで追加された。★5オデットはスネージナヤの有名なバレリーナという設定で、★4アリョーシャは魔神任務などを通じて無料で入手できる。

続くVer.7.1「冥府へのレクイエム」(2026年9月23日)では、女皇の刃とされる冬の守護隊の司令官ヴェスナ(風・片手剣)と、劇場のプリマドンナで水の精霊ヴォジャニーツァ(水・法器)が登場。魔神任務第七章の第三幕・第四幕が公開され、ローエンや「死の官僚」ロノヴァとの対峙が描かれる。6周年記念として、過去の限定★5から1人(タルタリヤ、ニィロウ、白朮、千織、クロリンデ、ヴァレサの6人)を選んで獲得できるキャンペーンが11月初旬まで実施されている。

主要キャラクター[編集]

原神の最大の売りのひとつが、豪華な日本語ボイスである。主人公とパイモンをはじめ、各国の神や人気キャラには第一線の声優が起用されており、「声優で引く」プレイヤーも多い。

キャラクター 立ち位置 日本語CV
空 主人公(兄) 堀江瞬
蛍 主人公(妹) 悠木碧
パイモン 案内役の相棒 古賀葵
ウェンティ 風神、吟遊詩人 村瀬歩
鍾離 岩神、往生堂の客卿 前野智昭
雷電将軍 雷神 沢城みゆき
ナヒーダ 草神 田村ゆかり
フリーナ 水神 水瀬いのり
マーヴィカ 炎神 小松未可子
タルタリヤ ファデュイ執行官「公子」 木村良平
ディルック モンドの酒造オーナー 小野賢章
甘雨 璃月七星の秘書 上田麗奈
胡桃 往生堂の堂主 高橋李依
神里綾華 稲妻の社奉行の令嬢 早見沙織
楓原万葉 稲妻の浪人 島崎信長
放浪者 元執行官「散兵」 柿原徹也

ファデュイ執行官は長年「敵の幹部」として描かれてきたが、タルタリヤ(公子)、放浪者(元・散兵)、アルレッキーノ(召使)、コロンビーナ(少女)、サンドローネ(傀儡)と、次々にプレイアブル化されている。「次はどの執行官が実装されるか」はスネージナヤ編の大きな注目点となっている。

売上・受賞[編集]

売上[編集]

配信1週目にモバイルだけで約2,300万ダウンロード、売上約6,000万ドルを記録し、2週間で1億ドルを超えて開発費を回収したとされる。2021年3月末までに10億ドルを突破、配信1周年時点でモバイル売上は20億ドルに達した。2022年末までに全プラットフォームで約36億ドル、4周年(2024年)時点では累計約63億ドルと推計されている。

その後は売上の減少傾向も報じられたが、2025年9月のナド・クライ実装で再浮上。日本のApp Store売上ランキングでは実装翌日に60位から1位へ急上昇し、Luna IV(2026年1月)では1日の純売上が600万ドルを超えたとも報じられた。2025年時点の月間プレイヤーは約5,730万人と推計されている。

主な受賞[編集]

  • 2020年 Google Play ベスト オブ 2020 ベストゲーム
  • 2020年 Apple「iPhone Game of the Year」(App Store Best of 2020)
  • 2021年 Apple Design Awards(ビジュアルとグラフィックス部門)
  • 2021年 The Game Awards ベストモバイルゲーム(ベストオンゴーイングゲームにもノミネート)
  • 2021年 日本ゲーム大賞 年間作品部門 優秀賞
  • 2022年 ゴールデン・ジョイスティック・アワード Still Playing Award
  • 2023年 PlayStation Partner Awards 2023 GRAND AWARD
  • 『ファミ通』クロスレビューで40点中35点(プラチナ殿堂入り)

日本での人気[編集]

日本は中国・米国と並ぶ原神の最重要市場のひとつで、稲妻(日本モチーフ)の実装時には日本の神社や和風建築の描き込みが話題になった。2025年のスシローとのコラボ発表では、原神の公式Xアカウントの合計フォロワー数が1,000万以上と紹介されている。

声優人気[編集]

上の表の通り、主要キャラは人気声優で固められており、新キャラ発表時は「CV:○○」がトレンド入りするのが恒例。公式Webラジオ『テイワット放送局』は、空役の堀江瞬、パイモン役の古賀葵、鍾離役の前野智昭が入れ替わりでパーソナリティを担当した。新バージョンの予告番組にもキャラクターの声優が出演し、YouTubeやニコニコ生放送でも同時配信される。

コラボ[編集]

日本でのリアルコラボは食・小売を中心に非常に多い。

  • 2022年:スイーツパラダイス(スイパラ)コラボカフェ。稲妻編などシリーズ化したが、グッズ目当てに大量注文して料理を残す客が問題視された
  • 2022年9月:ufotableとの長期アニメ化プロジェクトを発表(2026年時点で続報待ち)
  • 2023年12月:日本郵便とのコラボ(オリジナル日付印・切手)
  • 2024年10月:ケンタッキーフライドチキンコラボ(2026年6月に第2弾)
  • 2025年9月:スシローコラボ第2弾「観月の宴」
  • 2026年1〜2月:食べログ、ローソン×明治、ファミリーマートと3社連続コラボ。購入特典に原石20個などのシリアルコード
  • 2026年9月:サーティワン アイスクリームコラボ

KFCコラボでは特典に風の翼(グライダー)の外観が付き、海外のコラボでも行列ができるなど「現実世界でゲーム内アイテムを配る」手法が定着している。

論争[編集]

ガチャと射幸性[編集]

原神は「ガチャで世界的に成功した家庭用ゲーム級タイトル」の代表格であり、それゆえにガチャ批判の矢面にも立ってきた。海外メディアからは確率の低さや樹脂システムが「プレデタリー(搾取的)」と批判され、ガチャとギャンブルの類似性も繰り返し論じられた。一方でVer.5.0以降の捕獲明光・恒常★5配布などの改善は、ユーザーからおおむね好意的に受け止められている。

米FTCとの和解(2025年1月)[編集]

2025年1月17日、連邦取引委員会(FTC)は、原神の運営会社が児童オンラインプライバシー保護法(COPPA)に違反し、ガチャの当選確率や仮想通貨の実質価格について消費者を欺いたなどとして、2,000万ドル(当時のレートで約30億円)の制裁金を支払うことで和解したと発表した。FTC消費者保護局長は、プレイヤーが「当たる見込みの低い景品に数百ドルを費やした」と指摘している。

和解の主な内容は、16歳未満の利用者が保護者の同意なしにガチャを購入できないようにすること、15歳未満の児童のデータを保護者の同意なく収集した場合は削除すること、多段階の仮想通貨(創世結晶→原石など)の交換レートと実際の価格を明示することなど。これを受けて米国では2025年5月20日から全プレイヤーを対象に年齢確認が導入された。運営側は違法性を認めたわけではないとされる。

ルートボックス規制の流れ[編集]

ガチャ(ルートボックス)規制は世界的に強まっている。中国では早くから確率表示が義務化され、ベルギーは2018年に有償ルートボックスを違法賭博と判断した。ブラジルでは未成年保護法「デジタルECA」(法律15.211/2025)が2026年3月に施行され、未成年がアクセスできるゲームでの有償ルートボックスが原則禁止となった。違反時の制裁は前年のブラジル売上の最大10%とされ、各社が年齢確認ゲートの導入などを進めている。日本では2012年の「コンプガチャ」規制以降、大きな法改正はない。

その他の論争[編集]

  • チャット検閲:2020年10月、ゲーム内チャットで「香港」「台湾」「チベット」などの語が伏字になることが報じられた
  • 衣装の修正:2022年1月、一部キャラクターに露出を抑えた新衣装が追加され、中国版ではそれが必須とされた
  • 文化の描写:スメールやナタのキャラクターデザインをめぐり、モチーフとなった地域の人々の肌の色の描き方などに関して海外で議論が起きた。ナド・クライのラウマの衣装デザインにも一部で批判があった
  • 英語吹替:英語版ボイスは賛否があった一方、日本語版は「豪華」、韓国語版は高評価と、言語ごとに評価が分かれている

HoYoverseの他作品[編集]

miHoYoは2012年に上海で設立されたゲーム会社で、2022年2月から海外向けブランド「HoYoverse」を使用している。原神の成功で得た資金と技術を元に、全世界同時配信のタイトルを次々に投入している。

タイトル 配信 ジャンル
崩壊3rd 2016年 3Dアクション
原神 2020年9月28日 オープンワールドRPG
崩壊:スターレイル 2023年4月26日 ターン制RPG(2026年7月にVer.4.4)
ゼンレスゾーンゼロ 2024年7月4日 都市ファンタジー・アクション
崩壊:ネクサスアニマ 未配信(テスト中) 探索+オートチェス風バトル
プチプラネット(Petit Planet) 2026年冬予定 宇宙ライフシミュレーション
Varsapura 未配信(中国でテスト) 詳細未発表

『崩壊:スターレイル』は『崩壊』シリーズのキャラクターが登場するターン制RPGで、原神に匹敵するヒットとなった。『ゼンレスゾーンゼロ』(ゼンゼロ)はスタイリッシュなアクションが特徴で、2026年に2周年を迎えた。2026年8月のgamescomでは、ネクサスアニマとプチプラネットが初めてオフラインで試遊出展された。

炎上とバズ[編集]

  • スイパラ食べ残し問題(2022年):コラボカフェで特典グッズ目当ての大量注文と食べ残しがTwitterで拡散し、ファンのマナーが議論になった。
  • FTC和解(2025年):「原神が米国で約30億円の罰金」というニュースは日本でも大きく報じられ、ガチャ規制の議論を再燃させた。
  • ナド・クライの大逆転(2025年):売上低迷を報じられていた中、Luna Iで日本App Storeの売上1位に返り咲き、「原神復活」とSNSで話題になった。
  • スネージナヤ実装(2026年):配信から約6年、物語開始から「いつか行く場所」とされてきた氷の国の実装は、トレンドを長時間独占した。

余談[編集]

  • 配信開始日の9月28日は毎年「周年」として扱われ、記念イベントと豪華な配布が行われるのが恒例。6周年の2026年は、過去の限定★5を選んでもらえるという太っ腹な施策が話題になった。
  • パイモンの愛称「非常食」は、作中で旅人がパイモンを食料扱いするジョークから定着したもの。パイモンは旅人の「最高の仲間」を自称している。
  • ゲームの英題「Genshin Impact」は、miHoYoの前作『崩壊3rd』の英題「Honkai Impact 3rd」と同じ「Impact」で揃えられている。
  • ナド・クライ期のバージョン名「Luna」はラテン語で「月」の意味。物語の鍵となる「三つの月」を強調するための命名で、7.0で通常の数字表記に戻った。
  • 2026年1月には、PlayStationのコラボ仕様DualSenseコントローラーも登場した。ゲームのコラボでコントローラーが出るのは家庭用ゲーム並みの扱いの証といえる。

外部リンク[編集]

💬 みんなの声

この記事を読んだ人が、ひとことつぶやく場所です。