俳優座

概要[編集]

俳優座(はいゆうざ、劇団俳優座)は、1944年(昭和19年)2月に創立された日本を代表する新劇の劇団。文学座・劇団民藝と並ぶ新劇の老舗御三家の一つで、戦後日本の演劇と映画・テレビに数えきれないほどの名優を送り出してきた。

創立[編集]

戦時下の1944年2月、千田是也東野英治郎小沢栄太郎青山杉作・東山千栄子・岸輝子・村瀬幸子ら10人によって結成された。初代の劇団代表は千田是也。多くが小山内薫築地小劇場に源流をもつ新劇人で、戦争で壊滅状態だった新劇を立て直す拠点となった。

役者を育てる劇団[編集]

俳優座の特徴は、なんといっても俳優養成の伝統にある。附属の俳優座養成所(のちの桐朋学園演劇科の母体)からは、仲代達矢・平幹二朗をはじめ戦後を代表する俳優が続々と巣立った。千田是也が著した『近代俳優術』(1949年)は、リアリズム演技を理論化した名教科書として長く読み継がれている。1954年には自前の劇場「俳優座劇場」も開場した。

舞台美術と総合力[編集]

舞台美術の先駆者伊藤熹朔千田是也の実兄)らが装置を手がけ、演技・演出・美術が一体となった完成度の高い舞台を追求した。所属俳優の多くは映画・テレビにも進出し、東野英治郎の『水戸黄門』、小沢栄太郎の名悪役など、お茶の間にも顔の知られた存在となった。

関連項目[編集]

外部リンク[編集]