概要[編集]

ダスッ!(Das!)とは、アウトビジョングループに属する日本のアダルトビデオメーカーである。2007年ごろに設立され、当初は特定ジャンルに特化していたが、2017年ごろからは扱う範囲を広げている。

詳細[編集]

アウトビジョングループは、WILLを基幹企業として複数の内部メーカーを抱える構成を取っており、本項のメーカーもその一つにあたる。同グループにはデジタルアークkira☆kiraなど、それぞれ別の性格を持つレーベルが並んでいる。

なぜ一つの会社が複数のメーカーに分かれているのか[編集]

グループの内部に複数のメーカーが並ぶ構成は、制作能力の差から生じたものではない。デジタルアークの項で整理したとおり、費用がかかる部分(流通・販売サイトへの掲載・事務処理)と、違いが出る部分(何を作るか)が別のところにあるためである。

共通でよい部分をグループで一本化し、性格の違う部分だけをレーベル単位に分ければ、レーベルを増やしても固定費はそれに比例して増えない。逆に言えば、分けることに費用がほとんどかからないので、分けない理由のほうが乏しい

分けることの実質は「探される単位」を作ること[編集]

レーベルが細かく分かれている理由のもう一つは、FANZAMissAVのような一覧型の配信環境にある。店頭に現物が並んでいた時代、商品の顔はパッケージだった。文字列で探す環境では、メーカー名やレーベル名そのものが検索の入口になる

同じ制作体制から出た作品でも、別の名前を付けて並べれば別の棚として扱われる。マキシングが専属を置かない方向へ振り切ったこと、センタービレッジがジャンルとシリーズ名を識別子にしたことと、発想の出どころは同じである。

扱う範囲を広げたことの意味[編集]

設立当初は限られたジャンルを主としていたが、2017年ごろから企画作品を含めて扱う範囲が広がったとされる。特化型のレーベルは、そのジャンルの需要が動いたときにそのまま影響を受けるという性質を持つ。kira☆kiraの項で整理した「何が変わったときに弱いか」という配分の問題であり、範囲を広げる動きはその弱点への対応と読める。

ただし範囲を広げれば、レーベル名から内容が想像できなくなるという逆向きの効果も生じる。識別子としての強さと、扱える幅は両立しにくい。

余談[編集]

  • グループ内の各レーベルは名称の付け方に一貫性がなく、短い音の並びが選ばれている例が多い。文字列で探される環境では、読みやすく打ちやすい名前であること自体が実用的な条件になる。
  • 業界団体をめぐる枠組みは2022年のAV新法施行前後で変わっており、AV人権倫理機構の業務は適正映像事業者連合会へ承継された。メーカー側から見ると、手続きの窓口が移ったという形である。

💬 みんなの声

この記事を読んだ人が、ひとことつぶやく場所です。