| 株式会社タカラトミー TOMY COMPANY,LTD. | |
|---|---|
| 略称 | タカトミ |
| 国家 | 日本 |
| 種類 | 株式会社 |
| 市場情報 | 東証プライム 7867 |
| 業種 | その他製品(玩具) |
| 本社所在地 | 東京都葛飾区立石7-9-10 |
| 設立日 | 1953年1月17日 |
| 年齢 | 73周年 |
| 上場 | 1999年3月15日 |
| 関係する人物 | 富山栄市郎(トミー創業者)/佐藤安太(タカラ創業者)/富山幹太郎 |
| 代表作品 | トミカ/プラレール/リカちゃん/ベイブレード/デュエル・マスターズ |
| リンク | https://www.takaratomy.co.jp/ |
概要[編集]
タカラトミーとは、東京都葛飾区に本社を置く日本の玩具メーカーである。2006年に旧タカラと旧トミーが合併して発足し、バンダイと並ぶ国内玩具業界の二大メーカーとされる。
詳細[編集]
合併は2006年3月1日。旧トミーは1924年創業、旧タカラは1953年創業で、いずれも東京都葛飾区に本社を構えていた同業他社である。合併により売上規模で国内最大級の玩具メーカーが生まれた。新会社の登記上の設立日が1953年1月17日となっているのは、存続会社がトミー側だったことによる。上場は1999年3月15日、現在は東証プライム市場に7867の証券コードで上場している。
社名は両社の名前をそのまま並べたものだが、旧タカラの「タカラ」は創業地である葛飾区本田宝木塚町(現・宝町)の地名に由来する。二社の名前を残した社名が、そのまま創業地の地名を含んでいることになる。
なぜ合併が必要だったのか[編集]
合併が発表された2005年当時、玩具業界が向き合っていたのは子どもの数そのものが減っていくという条件だった。買い手の総数が縮む市場では、各社が同じ棚を取り合っても全体は増えない。
この局面で規模を作る意味は二つある。一つは商品開発の費用である。玩具は金型を起こすのに大きな初期費用がかかり、確実に売れる見込みが立たないと生産に踏み切れない。開発費を分担できる規模があれば、一つの企画にかけられる額が変わる。もう一つは流通に対する立場で、扱う商品群が広いほど売り場での交渉力が増す。少子化への対応として同業同士が統合するという判断は、この二点を前提にすると理解しやすい。
「長く売れる商品」を複数持つという強み[編集]
旧トミー側からはトミカとプラレール、旧タカラ側からはリカちゃんが、いずれも数十年にわたり売られ続けてきた商品として合流した。
これらに共通するのは、単品で完結せず買い足せる形になっていることである。車両を増やす、線路をつなぐ、着せ替えの服を足す——いずれも最初の一つを買った時点で次の購入先が用意されている。バンダイが作品の権利を商品の形に翻訳する仕組みを軸にしているのに対し、タカラトミーの主力は放送中の番組を前提としない自社の定番であり、特定の作品の人気に売上が左右されにくい。放送が終われば商品計画も切り替わるキャラクター商品と、世代が変わっても同じ形で売り続けられる定番とでは、事業の揺れ方が違う。
一方で、定番だけでは新しい話題が生まれない。ベイブレードやデュエル・マスターズのように、対戦と収集を組み込んで遊び方そのものを商品にする系統は、この補完として機能している。
玩具メーカーが抱える季節の波[編集]
玩具の売上は年末に大きく偏る。クリスマスと年末年始の贈答需要が重なるためで、一年の成否がこの数週間の結果にかなり左右される。生産は数か月前に決めなければならず、読み違えれば在庫として残る。玩具メーカーが年次の商品計画を早い段階で固め、番組やアニメの放送予定と歩調を合わせたがるのは、この読みの精度を上げるためでもある。
業界内での位置[編集]
国内の玩具市場ではバンダイと二大メーカーとして並べて語られることが多い。バンダイが東映制作のスーパー戦隊シリーズや仮面ライダーなど、テレビ朝日系の番組と結びついた商品群を主戦場にしてきたのに対し、タカラトミーは自社の定番商品を軸に据える構成を長く保ってきた。アニメやゲームの作品を題材にした商品も扱っており、任天堂やバンダイナムコエンターテインメントが関わる作品が題材になることもある。なかでも、ポケットモンスター関連の玩具はその代表例にあたる。
どちらの構成にも一長一短がある。作品と結びついた商品は、番組が当たれば短期間に大きく伸びるが、放送が終われば売上も終わる。自社の定番は伸びが急ではない代わりに、アニメや番組の当たり外れから距離を置ける。同じ玩具業界にありながら、収益の揺れ方が違う二社が並んでいる状態といえる。
余談[編集]
旧タカラの社名の由来が創業地の地名(宝木塚町)であることはあまり知られていない。会社名としては縁起のよい言葉に見えるが、実際には住所を短くしたものである。
旧トミーの創業は1924年で、これはバンダイの前身である萬代屋の設立(1950年)より四半世紀早い。日本の玩具メーカーの多くは戦後に出発しているため、大正期に起点を持つ会社は業界内でも古い部類に入る。
合併前の両社は、同じ区内に本社を置く同業として長く競合していた。統合後も本社は葛飾区立石に置かれており、業界再編としては珍しく、地理的にはほとんど動かなかった合併でもある。