| 株式会社ジーウォーク G-WALK Co., Ltd. | |
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![]() ジーウォークが刊行する「パーフェクトカタログ」シリーズの『ゲームボーイパーフェクトカタログ』増補新版(出典:GAME Watch) | |
| 略称 | G-WALK、ジーウォーク |
| 国家 | 日本 |
| 種類 | 株式会社 |
| 市場情報 | 非上場 |
| 業種 | 情報・通信業(出版) |
| 本社所在地 | 東京都目黒区 |
| 設立日 | 2002年1月15日 |
| 年齢 | 24周年 |
| 設立者 | 長嶋博文 |
| 代表者 | 長嶋博文(代表取締役) |
| 資本金 | 3,100万円 |
| 上場 | 非上場 |
| 主要部門 | 成人向けコミック、セクシー女優写真集、ゲーム・趣味系ムック(G-MOOK)、官能小説 |
| 関係する人物 | 長嶋博文、中野隆行、日下部一成(元社長)、前田尋之(パーフェクトカタログ監修) |
| 代表作品 | 「パーフェクトカタログ」シリーズ、コミックリブート、COMIC快艶、セクシー女優撮り下ろし写真集シリーズ |
| 別名 | ムーグコミックス、G-MOOK、紅文庫 |
| リンク | https://gwalk.co.jp/ |
概要[編集]
ジーウォーク(G-WALK)とは、東京都目黒区に本社を置く日本の出版社である。成人向け漫画レーベル「ムーグコミックス」、人気セクシー女優の撮り下ろし写真集、レトロゲーム資料本「パーフェクトカタログ」シリーズなどを手がける。名前の響きからアダルトビデオメーカーと思われがちだが、映像メーカーではなく本の会社である。
詳細[編集]
正体は「AVメーカー」ではなく出版社[編集]
「ジーウォーク」で検索すると、AV女優の名前が入った写真集がずらりと並ぶため、「G-WALKというAVレーベルがあるのでは?」と思う人が多い。しかし実際のジーウォークは、映像作品を制作・販売するアダルトビデオメーカーではなく、書籍・雑誌・ムックを出す出版社である。登記上の事業目的には「書籍・写真集・DVD・ビデオソフト・コンピュータソフトの企画・製作・販売」が含まれているが、FANZAなどの動画配信サイトで「ジーウォーク」名義のAVレーベルが展開されている事実は確認できない。
AV業界との接点は、あくまで「AV女優の写真集を出している出版社」という立ち位置。メーカー各社の専属・企画女優を起用し、撮り下ろしのグラビア写真集を毎月リリースしているため、ファンの間では「セクシー女優の写真集といえばジーウォーク」という認識が広がっている。
名前がややこしい同名・類似企業[編集]
「〜ウォーク」という社名は意外と多い。東京都渋谷区の映像制作会社「株式会社ディーウォーカー」(ミュージックビデオやCM制作を行う会社)や、1980年結成のロックバンド「J-WALK(現THE JAYWALK)」などは、ジーウォークとは無関係の別組織である。検索の際はカタカナ表記「ジーウォーク」、または公式サイトのドメイン「gwalk.co.jp」で見分けるのが確実。
二本柱は「大人向け」と「懐かしもの」[編集]
ジーウォークのラインナップを眺めると、成人向けコミック・官能小説・セクシー女優写真集という「大人向け」の柱と、レトロゲーム機のカタログ本や昭和・平成のカルチャー回顧本といった「懐かしもの」の柱が同居しているのが特徴。さらに健康手帳、運転免許の認知機能検査対策本、神社や国宝建築のガイド、ブルーインパルスや猫のカレンダー、モンチッチの記念本など、一般向け実用書・趣味本も幅広く出している。オンライン書店の楽天ブックスでは、出版社名「ジーウォーク」で700件を超える商品がヒットするほどの刊行点数を誇る。
沿革[編集]
創業(2002年)とルーツ[編集]
ジーウォークは2002年1月15日に設立された。設立者の長嶋博文は、成人向け漫画で知られた桜桃書房の出身で、同じく成人向け出版社のヒット出版社で代表を務めた経歴を持つ。こうした経緯から、創業当初は成人向け漫画雑誌を中心とする出版社としてスタートし、のちに一般書籍へと守備範囲を広げていった。本社は目黒区上目黒のビル内にあり、同じ住所には出版関連の関連会社(ロングランドジェイ有限会社、有限会社トライアングル・フォース、K-POP誌を手がける株式会社創詠舎)も置かれている。
成人向けコミック誌の時代(2005年〜)[編集]
2005年、同社初の漫画雑誌『コミックムーグ』を創刊(2009年1月まで刊行)。この誌名が、現在まで続くコミックスレーベル「ムーグコミックス」の由来となった。その後もアンソロジー『MOMOPAN』(2006〜2013年)、『コミックPLUM』および派生誌『PLUM LS』『PLUM FE』『PLUM DX』(2009〜2013年)と、成人向けコミック誌を次々と展開。PLUMシリーズはDMMやDLsiteでも電子配信され、紙と電子の両輪で読者を獲得した。
2013年にはアンソロジー『QooPA』を創刊し、同年10月にはDMM独占配信の電子雑誌『ABUMIX』もスタート。2015年には『Comic 彩蛇』を創刊したものの3号で終了するなど、試行錯誤も多かった。並行して隔月刊の成人誌『極限ゲキマニア』(2010〜2013年)、『ガチハメ!!』(2016〜2019年)、SM誌『拷問倶楽部』なども刊行している。
VR事業とレコード事業への挑戦(2017〜2018年)[編集]
2017年12月、株式会社エヌ・ティー・エスと共同で、スマートフォン向けVR動画配信Webサービス「LOVR(ラヴァー)」を開始。出版社が映像配信に乗り出した珍しい事例で、「ジーウォーク=映像メーカー」というイメージが一部で生まれたのはこの時期の影響もあるとみられる。LOVRは2022年4月30日にサービスを終了した。
2018年11月にはレコード事業にも参入。出版社の枠にとらわれず、メディアをまたいだ事業展開を試みている。
写真集事業の本格化(2019年〜)[編集]
2019年1月29日、成人向けコミック誌『コミックリブート』を創刊。当初は隔月刊、Vol.5から月刊化し、2022年12月27日発売のVol.42で休刊した。後継誌として『COMIC快艶』が告知され、2023年3月28日付で新装刊されている。
同じ2019年の4月からは、人気セクシー女優の撮り下ろし写真集を「毎月2作品・同日発売」で刊行するスタイルを確立。これが現在のジーウォークを象徴する看板事業となった。2023年には元社長の日下部一成の訃報が伝えられている。
レーベル・刊行物[編集]
主なレーベル[編集]
- ムーグコミックス - 成人向け漫画の中核レーベル。誌名『コミックムーグ』に由来。
- ムーグコミックス ピーチシリーズ(青年向け)
- ムーグコミックス BFシリーズ(ボーイズラブ)
- ムーグコミックス ラブきゅんシリーズ(ティーンズラブ)
- ムーグコミックス LouisSeries(二次創作系)
- ムーグコミックス Caneleコミックス
- G-MOOK - ムック・写真集のシリーズ名。パーフェクトカタログや一部写真集もこの名義で刊行。2008年にはG-mook第6弾として写真集『Love trap』が出ており、写真集刊行の歴史自体は意外と古い。
- 紅文庫 - 官能小説レーベル。
- 華艶 - 偶数月27日発売の成人向け雑誌。
- COMIC快艶 - 現行の成人向けコミック誌。
一般書・ムック[編集]
成人向け以外では、K-POP関連誌『K-POP BEST IDOL』『K-POP WORLD』『K-POP FAN』(K-POPブーム期に刊行)、韓国芸能ゴシップ系ムック、山口組関連のノンフィクション、フィギュアスケート漫画『銀盤のプリンス』、人気キャラクター「豆しば」の公式ピクチャーブック、嘘ニュースサイト「虚構新聞」の書籍など、ジャンルは驚くほど雑多。近年は『大阪・関西万博開幕記念 懐かしの万博』『懐かしのゲーム雑誌大集合』『城郭模型ガイドブック』『葛飾北斎 富嶽三十六景 間違い探し』など、シニア層も意識した趣味本が目立つ。
パーフェクトカタログシリーズ[編集]
レトロゲーム界の定番資料[編集]
ジーウォークの名前をゲームファンに知らしめたのが、ゲーム史研究家の前田尋之が監修する「パーフェクトカタログ」シリーズである。1機種につき1冊、ハードウェアの仕様や周辺機器を解説し、国内で発売されたソフトを画面写真とパッケージ写真付きで網羅するという、図鑑のようなつくりが特徴。
主なラインナップは以下の通り。
- メガドライブパーフェクトカタログ(2023年12月に増補新版)
- ゲームボーイパーフェクトカタログ(2018年初版、2024年3月に増補新版。国内1,262タイトル・海外1,132タイトルを収録し384ページという大ボリューム)
- PCエンジン&PC-FXパーフェクトカタログ(2019年2月発売。PCエンジン664タイトル、PC-FX62タイトルを収録。2026年に増補新版)
- NINTENDO64パーフェクトカタログ(2019年4月)
- セガサターンパーフェクトカタログ(2019年10月)
- NEOGEOパーフェクトカタログ(2020年。シリーズ第13弾。発売が8月から9月に延期された)
- PC-8801パーフェクトカタログ(2022年)、PC-9801パーフェクトカタログ(上下巻、2022年)
- NINTENDO DSパーフェクトカタログ(2023年)
- カシオゲーム機パーフェクトカタログ(2024年)
- XBOX360パーフェクトカタログ、Wii+Wii Uパーフェクトカタログ(2025年)
- ドリームキャスト、ゲームキューブの増補新版(2026年)
ファミリーコンピュータやスーパーファミコン、プレイステーション関連も刊行済みで、主要な家庭用ゲーム機の多くをシリーズでカバーしている。関連書として『美少女脱衣麻雀スーパーガイド』『20世紀家庭用ゲーム機ハード大全』『家庭用テレビゲーム コントローラー大図鑑』なども出している。
セクシー女優写真集[編集]
刊行スタイル[編集]
2019年4月以降、ジーウォークは人気セクシー女優の撮り下ろし写真集を毎月2作品、同日発売で刊行している。判型は大型(31cm程度)の写真集が中心で、定価は3,500円〜4,000円前後(税込4,180円の作品が多い)。国立国会図書館のデータベースで「ジーウォーク 写真集」を検索すると約190件がヒットし、AV女優写真集の分野では国内有数の刊行ペースを誇る。
撮影は天野功、篠原潔、太田清隆、14y.ムラミツ、安田一福、吉場正和、矢野力、石井勇気、SATOSHIといったカメラマンが担当しており、時期によって起用カメラマンの傾向が変わるのも面白いところ。たとえば2020年後半〜2021年初めは14y.ムラミツ、2021年春〜夏は吉場正和、2023年〜2024年は太田清隆、2025年以降は篠原潔の撮影作が多い。
写真集を出した主な女優[編集]
いずれも成人の女優で、メーカーの垣根を越えて幅広く起用されている。
- 2019年:渚みつき『Prism』、枢木あおい『Drop』、凛音とうか『Ray』、音海里奈『おとりな♡』
- 2020年:架乃ゆら『ゆらMemories』、天川そら『Wonderful』、星宮一花『Dreamy Dreamy』、一条みお『Cute!』、逢見リカ『Kiss my Rika!』、東條なつ『なついろ』、弥生みづき『LOVE,LOVE,LOVE』、水川スミレ『甘い密と甘い罠』
- 2021年:沙月恵奈『ENANIST』、花宮あむ『愛・あむ』、河奈亜依『Make it!』、森日向子『僕のわがまま。』、白桃はな『落とし、穴。』
- 2022年:瀬田一花『癒』
- 2023年:安位薫『白夜』、根尾あかり『NEO World』、木下ひまり『微熱』
- 2024年:友田彩也香『♂EDEN♀』、永井マリア『Maria Mania』、水川潤『C'est la vie』、椎名ゆな『reunion』、天馬ゆい『天まで届け』
- 2025年:大槻ひびき『no fate』、北条麻妃『ファンの皆へ』、川上ゆう『晴れときどき雨』、友田真希『真希』、東條なつ『君とひとなつ』、一乃あおい『内緒やで。』
- 2026年:羽月乃蒼『Noah』、九井スナオ『君にだけ、スナオ』
デビュー間もない新人から、20年選手のベテラン熟女女優まで起用の幅が広いのが特徴。東條なつのように2020年と2025年の2回にわたって写真集を出した例や、麻倉まりなのように「2nd写真集」としてジーウォークから出した例もある。
業界内の位置づけ[編集]
AV業界と出版の「橋渡し役」[編集]
AV女優の写真集は、かつては大手出版社や専門誌系出版社が単発で出すことが多かった。ジーウォークは「毎月2冊・定期刊行」という形でこれをシリーズ化し、女優にとっては映像作品以外で自分を表現できる場、ファンにとっては手元に残せるグッズとしての役割を担っている。発売時期に合わせて女優本人がSNSで告知することもあり、AVメーカーとは別ルートで女優のプロモーションを支える存在となっている。
出版業界の中での立ち位置[編集]
出版社としては、成人向けコミック中心の中堅エロ漫画出版社としての顔と、ゲーム資料本で知られるムック出版社としての顔を併せ持つ。雑誌の創刊・休刊を繰り返しながらも、写真集とムックという「確実に需要があるジャンル」に軸足を移してきたことで、20年以上にわたって刊行を続けている。
どこで買える・見られる[編集]
- 紙の書籍 - Amazon、楽天ブックス、丸善ジュンク堂などのオンライン書店や一般書店で購入できる。成人向け写真集は年齢確認が必要な「アダルト本」カテゴリに分類される。
- 電子書籍 - 成人向けコミックは過去にDMM(現在の成人向け部門はFANZA)やDLsiteで配信された実績がある。
- 写真集のモデルの映像作品 - ジーウォーク自体はAVを制作していないため、写真集に登場した女優の出演作は、それぞれの所属メーカーの作品としてFANZAなどの正規配信サイトで視聴することになる。
よくある質問[編集]
- Q. ジーウォークは何者?
- A. 2002年設立、東京都目黒区に本社を置く出版社。成人向けコミック、セクシー女優の写真集、レトロゲームの資料本「パーフェクトカタログ」シリーズなどを出版している。
- Q. ジーウォークはAVメーカー?
- A. いいえ。AV女優の写真集を多数出しているため誤解されやすいが、映像作品を制作するAVメーカーではなく出版社である。2017〜2022年にスマホ向けVR動画サービス「LOVR」を共同運営していた時期はある。
- Q. 現在は何をしている?
- A. 2026年現在も、セクシー女優の撮り下ろし写真集を毎月刊行しているほか、成人向けコミック誌『COMIC快艶』、パーフェクトカタログシリーズの新刊・増補新版、一般向け実用書などを出し続けている。
- Q. 社長は誰?
- A. 設立者の長嶋博文が代表取締役を務めている。長嶋は桜桃書房出身で、ヒット出版社の代表を務めた経歴を持つ。
- Q. 写真集はどこで買える?
- A. Amazon、楽天ブックス、丸善ジュンク堂などの通販や一般書店で購入できる。人気作は売り切れになることも多い。
- Q. パーフェクトカタログはジーウォークの本?
- A. そう。ゲーム史研究家の前田尋之が監修し、ジーウォークが「G-MOOK」として刊行しているシリーズである。
- Q. 「G-WALK」というAVレーベルの作品はどこで見られる?
- A. 「ジーウォーク」名義のAVレーベルは確認できない。写真集に登場した女優の映像作品を見たい場合は、各女優の所属メーカーの作品をFANZAなどの正規配信サイトで探すとよい。
余談[編集]
- レトロゲームの分厚いカタログ本と、セクシー女優の写真集が同じ出版社から出ているというギャップが面白いとされる。楽天ブックスで出版社名検索をすると、ゲームボーイのカタログ本と写真集が同じ一覧に並ぶ。
- 公式のX(旧Twitter)アカウントは編集部ごとに分かれており、TL編集部、BF_Series編集部、一般&青年向編集部、COMIC快艶編集部、写真集情報部(「ジーウォーク_写真集情報部」)と細かく運用されている。
- 写真集のタイトルは、女優の名前にかけたダジャレ系が多い。「天馬ゆい」の『天まで届け』、「根尾あかり」の『NEO World』、「九井スナオ」の『君にだけ、スナオ』、「東條なつ」の『君とひとなつ』などがその例。
- NEOGEOパーフェクトカタログは「諸般の事情により」発売日が2020年8月26日から9月29日へ延期された。
- 2026年11月には『懐かしのパソコンカタログ(仮)』の刊行も予定されており、「懐かしもの」路線は今後も拡大中。
