| Google LLC Google LLC | |
|---|---|
| 国家 | アメリカ合衆国 |
| 種類 | 有限責任会社(Alphabet Inc. の子会社) |
| 業種 | インターネット検索、広告、ソフトウェア、クラウド |
| 本社所在地 | カリフォルニア州マウンテンビュー |
| 設立日 | 1998年9月4日 |
| 年齢 | 28周年 |
| 設立者 | ラリー・ペイジ、セルゲイ・ブリン |
| 代表者 | サンダー・ピチャイ(CEO) |
| 主要株主 | Alphabet Inc.(親会社) |
| 主要部門 | 検索、広告、Google Cloud、Android、Google DeepMind |
| 主要子会社 | YouTube |
| 関係する人物 | エリック・シュミット |
| 代表作品 | Google検索、YouTube、Android、Chrome、Gmail、Googleマップ、Gemini |
| 別名 | グーグル |
| リンク | https://www.google.com/ |
概要[編集]
Google(グーグル)とは、検索エンジンを中心にインターネットサービスを提供するアメリカの企業である。1998年に創業し、現在は持株会社Alphabet Inc.の中核子会社として、検索広告、YouTube、Android、クラウド、AIまで手がけている。
詳細[編集]
検索エンジンから始まった[編集]
スタンフォード大学の大学院生だったラリー・ペイジとセルゲイ・ブリンが、ウェブページの被リンク構造から重要度を計算する仕組みを研究したことが出発点になった。既存の検索エンジンがディレクトリ型やキーワード一致に頼っていた時代に、リンクを「投票」とみなす発想が精度の差を生み、シンプルな検索窓だけの画面と合わせて急速に支持を集めた。社名は10の100乗を意味する造語グーゴルに由来するとされる。
広告というビジネスモデル[編集]
検索結果に連動して広告を表示する仕組みが、Googleを世界有数の企業に押し上げた。ユーザーは無料でサービスを使い、費用は広告主が負担するという構造は、その後のインターネットサービスの標準になった。裏返せば、収益の大半が広告に依存しているため、検索行動の変化は同社の事業構造に直結する。
買収で広げた領域[編集]
2005年にAndroidを、2006年にYouTubeを買収したことは、後から見ればスマートフォンと動画という次の主戦場を先に押さえた判断だった。地図、メール、ブラウザ、オフィスソフト、クラウドと領域を広げ、2015年には持株会社Alphabetを設立して事業ごとに分社する体制へ移行している。
AI競争とGemini[編集]
2020年代後半の同社は、生成AIをめぐる競争の中心にいる。対話型AI「Gemini」はアプリの月間利用者が9億人規模に達したと発表され、検索結果の上部にAIによる要約を表示する機能も広く導入された。AIがユーザーの質問に直接答えるようになると、従来のように検索結果のリンクをクリックしてサイトを訪れる行動が減るため、ウェブサイト運営者や報道機関からは流入が減ることへの懸念も強く出ている。同社にとっても、広告収益の土台である「検索してクリックする」行動をどう維持するかは難しい課題である。
独占をめぐる訴訟[編集]
検索市場での支配的な地位については各国で法的な争いが続いている。アメリカでは司法省が反トラスト法違反を訴え、裁判所が検索市場での独占を認定したと報じられた。日本でも公正取引委員会が、Android搭載端末での検索アプリの取り扱いをめぐって同社に対する措置を行ったと報じられている。いずれも係争や履行の途上にあり、最終的にどのような形で決着するかは確定していない。
日本での存在感[編集]
日本語圏でもGoogleは検索の中心的な入口であり、YouTubeの普及率の高さと合わせて生活インフラに近い位置にある。YouTuberやVTuber、ゲーム実況といった日本のネット文化圏も、その多くが同社の動画基盤の上に成立している。ただし検索エンジンのシェアはPCとスマートフォンで傾向が異なり、測定方法によって数字が大きく変わるため、公表される比率は目安として見るのが妥当である。日本法人はグーグル合同会社で、東京・渋谷を拠点にしている。
日本ではYahoo!検索がGoogleの検索技術を利用してきた経緯もあり、ユーザーの体感以上にGoogleの影響範囲は広い。X (SNS)やInstagram、TikTokで情報を探すZ世代の行動が「検索離れ」として語られる一方、それらのサービス自体もGoogleの広告や動画基盤と無縁ではない。
余談[編集]
- トップページに検索窓しか置かない設計は創業初期からの特徴で、当時としては極端に情報量が少ないデザインだった。記念日に合わせてロゴを飾る「Doodle」は、その素っ気ない画面の唯一の遊びとして始まった。
- 「ググる」は日本語の動詞として定着し、辞書にも載る一般語になった。英語圏でも google が動詞として扱われている。
- 検索窓に何も入れずに押す「I'm Feeling Lucky」ボタンは、広告表示を経ずに移動してしまうため、同社にとっては収益を捨てるボタンだと長年ネタにされてきた。