グローリークエスト

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グローリークエスト
GLORY QUEST
略称 グロクエ
国家 日本
種類 アダルトビデオメーカー
業種 映像制作
本社所在地 東京都豊島区
設立日 1998年5月
代表者 宮坂謙
資本金 300万円(2010年時点)
所有者 有限会社GQE
関係する人物 徳田重男、波多野結衣
代表作品 「艶」シリーズ、「禁断介護」シリーズ、「巨乳診断書」シリーズ


概要[編集]

グローリークエスト(GLORY QUEST)とは、有限会社GQEが運営する日本のアダルトビデオメーカーである。略称は「グロクエ」。1998年5月設立の老舗インディーズメーカーで、ギャル・人妻・巨乳系からシニア男優起用作品、ニューハーフ作品まで幅広いジャンルを手掛けてきた。

詳細[編集]

グローリークエストは、東京都豊島区に本社を置く独立系のアダルトビデオメーカーである。大手グループの傘下には入っておらず、ソフト・オン・デマンド系の各社が中心となって作られた業界団体「コンテンツ・ソフト協同組合(CSA)」に加盟している。代表者は宮坂謙で、2010年時点の資本金は300万円とされる。

一つのジャンルに縛られず「フェチの百貨店」的な品揃えで生き残ってきた、業界の中堅実力派である。近年は巨乳作品に軸足を移しているとされ、設立当初からのギャル、人妻、フェチ、マニアック路線もそれぞれ固定ファンを掴んでいる。

作品は月2回の発売日にまとめてリリースされ、1か月あたりの新作はおよそ18〜20本にのぼる。2019年12月時点で、DMM(現FANZA)にはメーカー「グローリークエスト」名義で3,532本、レーベル「GLORY QUEST」名義で2,110本が登録されていた。販売は公式サイト(会員向けのダウンロード販売・DVD通販)のほか、全国の販売店を通じて行われている。

歴史[編集]

設立と初期のリリース(1998年〜2000年)[編集]

1998年5月に設立。英語版Wikipediaでは、初期のリリース例として、2000年6月10日にVHSで発売された「Sweet Doll」シリーズ第1作(品番SDS-01)が挙げられている。設立当初は、ギャル、人妻、巨乳、フェチ、マニアック路線など、複数のジャンルを並行して展開していた。

ヒット作「艶」シリーズ[編集]

最初のヒット作として知られるのが、1999年に発表された和服の女優を主役に据えた「艶」シリーズである。本物の和服を用意し、着付け師まで呼んで撮影するという凝った作りが評判を呼んだ。安易なコスプレで済ませず、衣装や所作のディテールにこだわるところに、メーカーの作り手としての姿勢が表れている。

シニア男優路線と徳田重男[編集]

グローリークエストの名を広く知らしめたのが、高齢の男優を主役に据えた作品群である。同社の広報担当者は、この路線を採用した理由について、他社との差別化を図るためだったと説明している。とくに1934年生まれの男優・徳田重男は同社の看板的存在となり、「禁断介護」シリーズなどで知られるようになった。高齢男優の起用は海外メディアにも珍しい事例として取り上げられ、メーカーの知名度を国外にまで広げることになった。

AVグランプリでの受賞(2008年〜2009年)[編集]

業界の祭典AVグランプリには、2008年にニューハーフ作品「シーメールジャム」シリーズの作品をエントリー。翌AVグランプリ2009では、北原夏美らが出演した家族ドラマ仕立ての作品が、メインサポーターを務めた俳優の萩原流行と穂花によって「メインサポーター賞」に選ばれた。芸能人やトップ女優が審査に関わるイベントで存在感を示し、インディーズながら確かな制作力を見せつけた格好である。

2010年代以降[編集]

2010年代以降は巨乳ジャンルの比重を高めつつ、長寿シリーズを中心に安定した供給を続けている。2019年時点で累計の配信登録作品数が3,500本を超える規模となり、インディーズメーカーとしては大きなカタログを持つ部類に入る。VHS時代に始まった会社が、DVD、そしてダウンロード配信へと販売形態を移しながら事業を続けてきた点も特徴である。

業界内での位置づけ[編集]

独立系メーカーとして[編集]

日本のアダルトビデオ業界では、ソフト・オン・デマンドを中心とするグループや、MOODYZなどを擁する大手グループが大きなシェアを占めている。その中でグローリークエストは、どの大手グループにも属さない独立系のメーカーとして20年以上存続してきた。資本金300万円という小規模な会社でありながら、月18〜20本という大手並みのリリースペースを保っている点が特徴である。同時代のインディーズ系メーカーとしては、ドリームチケットやハマジムなどが挙げられる。

業界団体CSAへの加盟[編集]

独立系ではあるものの、同社はソフト・オン・デマンド系の各社が中心となって設立した業界団体「コンテンツ・ソフト協同組合(CSA)」に加盟している。CSAは加盟各社が流通などの面で協力するための協同組合で、加盟各社は共通の枠組みを通じて販売店や配信サービスへ作品を届けている。資本関係のうえでは独立しつつ、流通の面では業界の枠組みに乗るという立ち位置である。

ニッチ戦略[編集]

同社のカタログは、大手が手薄なジャンルを掘り下げる「ニッチ戦略」で組み立てられてきたと言われる。シニア男優の起用、ニューハーフ・トランスジェンダー出演者の専門レーベル、和服などの衣装にこだわったシリーズは、いずれも他社との差別化を意識したものと説明されている。一方で、巨乳ジャンルのような需要の大きい分野にも比重を移しており、ニッチと定番の両方を抱える構成が長期存続を支えていると見られる。

レーベル[編集]

同社は複数のレーベルを使い分けてきた。主なものは次のとおり。

  • GLORY QUEST - メインレーベル。ギャル・人妻・巨乳など幅広いジャンルを扱う。
  • Maniac - よりマニアックなフェチ作品を扱うレーベル。
  • Maniac Shemale、Transgender、Ultra Sex - ニューハーフ・トランスジェンダーの出演者による作品のレーベル。

主なシリーズ[編集]

  • 「艶」シリーズ(和服作品・1999年〜)
  • 「禁断介護」シリーズ
  • 「巨乳診断書」シリーズ
  • 「獣皇」シリーズ
  • 「艶熟」シリーズ
  • 「ニューハーフトランス」シリーズ
  • 「シーメールジャム」シリーズ
  • 「THE ギャル軟」シリーズ
  • 「ギャルズナイト」シリーズ

女優・監督[編集]

企画単体系の女優を多く起用してきたメーカーで、人気女優の出演作も多い。同社作品に出演した女優としては、風間ゆみ、仁科百華、小坂めぐる、北原夏美らが挙げられる。また、AV女優の波多野結衣の監督デビュー作を世に出したことでも知られ、演者を作り手として育てる土壌も持っている。長く続くシリーズを複数抱え、安定した供給を続けている。

余談[編集]

  • 「艶」シリーズでは、本物の着付け師を呼んで撮影したとされ、衣装へのこだわりが当時から話題になった。
  • 高齢男優の起用は「他社との差別化」が狙いだったと広報担当者が明かしており、結果として海外メディアにも取り上げられるほどの知名度につながった。
  • 1か月に2回の発売日にまとめて新作を出す方式をとっており、発売日ごとに10本前後の新作が並ぶ計算になる。
  • 波多野結衣が監督としてデビューした作品を手掛けたメーカーでもある。
  • 品番「SDS-01」のVHS作品が2000年に出ており、VHSからDVD、配信へと移り変わる時代をまたいで存続してきた。

関連項目[編集]

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