ANYCOLOR

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ANYCOLOR株式会社
ANYCOLOR Inc.
略称 エニカラ
国家 日本
種類 株式会社
市場情報 東証プライム(5032)
業種 VTuber事務所運営・エンターテインメント
本社所在地 東京都港区
設立日 2017年5月2日
年齢 9周年
設立者 田角陸
代表者 田角陸(代表取締役CEO)
上場 2022年6月8日(東証グロース)→2023年6月8日(東証プライム)
年間売上 556億8,100万円(2026年4月期)
代表作品 にじさんじ/NIJISANJI EN
別名 いちから株式会社(旧社名)


概要[編集]

ANYCOLOR(エニーカラー)とは、VTuberグループ「にじさんじ」を運営する日本のエンターテインメント企業である。2017年に「いちから株式会社」として創業し、2021年5月に現社名へ変更。2022年に東証グロースへ上場し、翌2023年にはプライム市場へ移行した、VTuber業界を代表する上場企業である。

詳細[編集]

ANYCOLORは、当時大学生だった田角陸氏が2017年5月2日に設立した。当初はスマートフォンで動く「バーチャルライバー」用の配信アプリ開発を主力とし、そのアプリの利用者兼公式ライバーとして2018年2月にデビューした月ノ美兎ら第1期生が「にじさんじ」の始まりである。3Dモデルを前提に大型スタジオを必要とした先行企業と異なり、2Dモデル(Live2D)とスマホでの配信という低コスト・高頻度のスタイルを打ち出したことが、短期間でライバー数を増やせた理由とされる。

その後、ゲーム実況・雑談・歌配信を中心とする「ライバー」の大量デビュー路線で急成長し、葛葉や叶、剣持刀也壱百満天原サロメなどYouTubeで100万人規模の登録者を持つタレントを多数輩出した。海外展開としては2021年にNIJISANJI ENを立ち上げ、英語圏でも大きな人気を獲得している。

事業モデルは、動画配信(YouTubeの広告収入・スーパーチャット・メンバーシップの分配)、コマース(ボイス・グッズ・デジタル商品)、イベント(ライブ・ファンイベント)、プロモーション(企業タイアップ)の4領域で構成される。決算資料によれば、売上の柱はコマース領域であり、タレント人気を物販に転換する力が収益性の高さを支えている。

経営と業績[編集]

2022年6月8日に東京証券取引所グロース市場へ上場し、VTuber事務所として初の上場企業となった。上場後も業績拡大が続き、2023年6月8日にプライム市場へ市場区分を変更した。2026年4月期の連結業績は売上高556億8,100万円(前期比29.9%増)、営業利益201億7,200万円(同23.9%増)、最終利益140億9,100万円で、通期で20%を超える増収増益を達成したと報じられている。所属ライバーは同期時点で179人に増加した。2027年4月期については売上高560億〜600億円、営業利益180億〜200億円と、投資増によるやや保守的な見通しを示している。

代表取締役CEOの田角陸氏は1996年生まれで、上場時には20代の若手経営者として注目された。「VTuber業界のリーディングカンパニー」を自称し、IP(知的財産)ビジネスとしてのVTuberを国内外に広げることを掲げている。

炎上とバズ[編集]

ライバー数の多さゆえに、所属ライバーの言動や契約解除をめぐる騒動が繰り返し報じられてきた。特に2024年2月、NIJISANJI ENの所属ライバーの契約解除をめぐって英語圏のファンから会社側の対応に強い批判が起こり、株価の下落や登録者減少につながったと複数のメディアが報じた。会社側は経緯説明の動画や声明を公表したが、海外ファンの信頼回復には時間を要したとされる。一方で、2022年にデビューした壱百満天原サロメがわずか2週間で登録者100万人を突破した件は、VTuber史に残るバズとして語り継がれている。

よくある質問[編集]

にじさんじとANYCOLORの関係は?
にじさんじはANYCOLORが運営するVTuberグループ(プロジェクト名)で、ANYCOLORはその運営会社。ファンの間では会社名を略した「エニカラ」もよく使われる。
ホロライブとの違いは?
ホロライブを運営するのはカバー (企業)で、まったく別の会社である。にじさんじは2D配信中心の多人数体制、ホロライブはタレント数を絞った3D・海外展開重視、と対比されることが多い。
上場している?
2022年に東証グロース、2023年からは東証プライムに上場している(証券コード5032)。
社名の由来は?
旧社名「いちから」から2021年に改称。「あらゆる色(ANY COLOR)」を許容する多様な才能の集合体、という意味合いが込められていると公表されている。

余談[編集]

  • 上場時の田角CEOは20代で、「日本最年少クラスの上場企業社長」として経済メディアに取り上げられた。
  • にじさんじの当初のコンセプトは「iPhoneで動くバーチャルライバーアプリ」で、公式ライバーの募集も「アプリの利用者」として行われた。VTuber事務所というより、まずはアプリ会社だったという出自は意外と知られていない。
  • 収益の中心が物販であることから、投資家向け説明では「エンタメ企業」より「IPを核にしたコマース企業」に近い評価をされることがある。
  • VTuber業界では「にじさんじ=ANYCOLOR」「ホロライブ=カバー」の2社が二強と呼ばれ、決算発表のたびに両社の比較記事が出るのが恒例になっている。

外部リンク[編集]

  • ANYCOLOR株式会社 公式サイト(anycolor.co.jp)

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