| なにがなんでも婚約破棄したい悪役令嬢を、脳筋王太子は絶対逃がさない | |
|---|---|
| スタジオ | シェルパスタジオ |
| ジャンル | ロマンスファンタジー、ラブコメディ、悪役令嬢もの |
| 配信 | ピッコマ(SMARTOON) |
| 連載期間 | 2025年10月30日 - |
| 連載周期 | 毎週木曜 |
| 略称 | 脳筋王太子 |
| 原作 | たてのよこ(同名のピッコマノベルズ作品) |
| その他 | キャラクター原案:春海汐 |
なにがなんでも婚約破棄したい悪役令嬢を、脳筋王太子は絶対逃がさないとは、ピッコマが2025年10月30日から独占配信しているSMARTOON(ピッコマのフルカラー縦読みウェブトゥーンレーベル)作品である。合理主義をつらぬく公爵令嬢サーシャと、"剣聖の英雄"と讃えられながら中身は筋肉と剣に全振りの「脳筋王太子」アレクセイが繰り広げる、誤解とすれ違いだらけのラブコメディを描く。
概要[編集]
ピッコマ独自のオリジナルノベルレーベル「ピッコマノベルズ」で人気を集めた同名小説が原作。原作をたてのよこ、キャラクター原案を春海汐が担当し、SMARTOON版はカカオピッコマのグループ会社シェルパスタジオが制作した。「待てば¥0」で配信され、毎週木曜日に更新されている。
詳細[編集]
本作は、近年ピッコマで層が厚くなっている「悪役令嬢・婚約破棄もの」の系譜に連なるロマンスファンタジー・ラブコメディである。ただし主人公は転生者ではなく、周囲から誤解されて"悪女"扱いされる真面目な公爵令嬢という点に特徴がある。嫌われ公女は婚約破棄を待つや転生したら宿敵に溺愛されすぎて困ります、悪役のエンディングは死のみといった韓国原作のウェブトゥーンが翻訳を介して配信されるのに対し、本作はピッコマノベルズ発の日本語作品であるため、翻訳を挟まない自然な掛け合いのテンポが読みどころとなる。
同じくシェルパスタジオが手がけた日本発SMARTOONであるさよなら浮気な婚約者様、次のゲームで幸せになりますや私を殺した貴方へ ~悪女と終わりの舞曲を奏でましょう~と並び、日本語オリジナル×縦読みフルカラーという新しい潮流を代表する一作として位置づけられる。検索面では、あらすじやネタバレを扱うまとめ系ブログが競合となるが、作品の設定を一次情報に基づいて整理した記事はまだ少ない。
あらすじ[編集]
公爵令嬢サーシャは、8歳のころから"剣聖の英雄"と讃えられる王太子アレクセイの婚約者を務めてきた。しかし、高潔な人格者として崇められるアレクセイの本性は、筋肉と剣にすべてを捧げる「脳筋」。サーシャは婚約者として、彼のイメージ管理に人知れず奔走してきた。
ある日、予知夢の能力を持つ義妹ナスチャが現れたことで状況は一変する。いつの間にかサーシャは宮廷で「悪女」と噂される立場に追い込まれてしまう。「このままでは殿下の評価まで地に落ちてしまう」と責任を感じたサーシャは、自ら婚約破棄を申し出て、「聖女」と呼ばれる義妹ナスチャを新たな婚約者として推薦する。ところが、アレクセイはなぜかその提案を全力で拒否してきて――。恋に鈍感な生真面目令嬢と、女心を読めない脳筋王太子の、すれ違い全開のロマンスが幕を開ける。
主な登場人物[編集]
- サーシャ
- 本作のヒロインである公爵令嬢。合理主義を信条とする生真面目な性格で、婚約者アレクセイの奔放な本性を隠すためにイメージ管理に努めてきた。恋愛には不器用で、自らを"悪役令嬢"と称して婚約破棄を計画する。
- アレクセイ
- サーシャの婚約者である王太子。"剣聖の英雄"と讃えられる完璧な人物とされるが、実際は筋肉と剣に全振りの「脳筋王太子」。見た目は完璧ながら中身は残念(というフリをしている面もある)で、恋愛には極端に鈍感。サーシャからの婚約破棄の申し出を頑として受け入れない。
- ナスチャ
- サーシャの義妹。予知夢(未来を予知する能力)を持ち、「聖女」と呼ばれる。彼女の登場をきっかけに、サーシャが「悪女」と見なされる流れが生まれる。
作品の特徴[編集]
タイトルどおり、「なにがなんでも婚約破棄したいヒロイン」と「絶対に逃がさない王太子」という逆転した構図が最大の見どころ。婚約破棄を「される」側ではなく、ヒロインの側から仕掛けようとするのに、相手が全力で拒んでくるという展開が、王道の悪役令嬢ものにひとひねりを加えている。原作者のたてのよこは、生真面目な公爵令嬢サーシャと、素直になれない脳筋王太子アレクセイという凸凹コンビの恋のゆくえを楽しんでほしいとコメントしている。
こうした「拗らせた二人のじれったい恋」というテーマは、政略結婚なのにどうして執着するのですか?やおデブ悪女に転生したら、なぜかラスボス王子様に執着されていますなど、ピッコマの人気ロマンスファンタジーとも通じるものがある。
原作ノベル[編集]
SMARTOON版の原作は、同名のピッコマノベルズ作品である。原作でも設定は共通で、婚約者アレクセイのイメージ管理に努めるサーシャが、予知夢能力を持つ義妹の出現をきっかけに「悪女」扱いされ、自ら婚約破棄を申し出るという筋立てになっている。SMARTOON版の配信開始に合わせて、原作ノベルの無料話増量やチャージ時間短縮などのキャンペーンも実施された。皇帝の一人娘や誰かが私に憑依したのように、原作とコミカライズの双方を追う楽しみ方ができる作品でもある。
よくある質問[編集]
- どこで読める?
- ピッコマで独占配信されている。SMARTOON版・原作ノベル版のいずれもピッコマで読むことができる。
- 原作は韓国のウェブトゥーン?
- いいえ。本作はピッコマ独自のノベルレーベル「ピッコマノベルズ」発の日本語作品で、韓国webトゥーンの翻訳ではない。同じく日本発SMARTOONのさよなら浮気な婚約者様、次のゲームで幸せになりますなどと同じ系統にあたる。
- 結末・ネタバレは?
- 物語の核心にあたるため、本項では詳細な結末には触れない。ピッコマの本編で確認してほしい。
余談[編集]
- タイトルの「脳筋」は、頭脳よりも筋肉で物事を解決しがちなキャラクターを指すネットスラングで、王太子アレクセイの人物像を端的に表している。
- 制作を手がけたシェルパスタジオは、私を殺した貴方へ ~悪女と終わりの舞曲を奏でましょう~やさよなら浮気な婚約者様、次のゲームで幸せになりますなど、日本発のSMARTOONを数多く手がけている。
- 「悪役令嬢を自称する真面目な令嬢」という構図は、よくある令嬢転生だと思ったのにや悪役に仕立てあげられた令嬢は財力を隠すなど、近年の悪役令嬢ものに共通して見られるモチーフである。