ヤングマガジン

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概要

ヤングマガジンとは、講談社が毎週月曜日に発行している青年向けの週刊漫画雑誌である。1980年創刊。少年誌を卒業した読者を受け止める「ヤング誌」というジャンルを定着させた雑誌のひとつで、巻頭グラビアと骨太な連載を組み合わせた誌面で知られる。

詳細

創刊にあたっては『週刊少年マガジン ヤング別冊』を数号刊行して手応えを確かめる助走期間が置かれ、1980年に『ヤングマガジン』として独立創刊した。当初は月2回刊(第2・第4月曜日)で、1989年8号から週刊化されている。誌名は『週刊少年マガジン』の派生だが、扱う題材も読者層も大きく異なる。

日本雑誌協会が公表する印刷証明付部数によれば、2026年1月〜3月の1号平均印刷部数は13万3,000部。日本雑誌協会の分類でいう「男性向けコミック誌」では『週刊ヤングジャンプ』(21万7,182部)、『ビッグコミックオリジナル』(16万3,000部)に次ぐ3位で、全漫画誌の総合順位では6位にあたる。前の四半期(2025年10月〜12月)の13万8,000部からは5,000部の減少である。

ヤング誌というジャンル

1980年前後、少年誌を読んで育った世代がそのまま大人になり、「少年誌では描きにくいが、青年誌の重さでもない」領域の需要が生まれた。暴力、性、金銭、社会の裏側といった題材を、少年誌よりも遠慮なく、しかし娯楽として読める形で扱う——それがヤング誌の立ち位置である。

ヤングマガジンはこの流れの中心にいた雑誌で、集英社の『週刊ヤングジャンプ』、小学館の『ビッグコミックスピリッツ』とともに、青年漫画の市場そのものを大きくした。少年誌が『週刊少年ジャンプ』『週刊少年マガジン』『週刊少年サンデー』の三大誌構造を持つように、青年誌にも複数誌が並走する構図ができあがっている。

連載の傾向

車、麻雀、ヤンキー、ホラー、サスペンス、そして「静かに狂っていく日常」——ヤングマガジンの連載は題材の振れ幅が大きい。峠の走り屋を描いた『頭文字D』、離島を舞台にしたホラー『彼岸島』のように、極端な設定を長期連載として成立させてしまう体力がある雑誌でもある。

近年は電子版とウェブ/アプリ媒体「ヤンマガWeb」を通じた配信が拡大しており、紙の部数だけでは読者規模を測れなくなっている。ピッコマLINEマンガで伸びるウェブトゥーンが縦読み・フルカラーで新しい読者を取り込む一方、ヤング誌系のアプリは横読みの連載作品をそのまま届ける形を維持している。

グラビアと表紙

毎号の巻頭グラビアは同誌の看板のひとつで、グラビアアイドルアイドル女優が表紙を飾る。カラーページに比較的良い紙が使われるため、グラビアページだけを切り取って保存する読者が昔から一定数いる、という話は同誌にまつわる定番のエピソードである。

グラビアは単なる添え物ではなく、「表紙を務めることが本人のキャリアの節目になる」という位置づけを持ってきた。この点は集英社の『週刊ヤングジャンプ』や『週刊プレイボーイ』とも共通する、青年誌ならではの機能である。

よくある質問

発売日はいつ?
毎週月曜日。祝日や年末年始の合併号で前後することがある。
週刊少年マガジンとの違いは?
どちらも講談社の雑誌だが、ヤングマガジンは青年向け。日本雑誌協会の分類では「男性向けコミック誌」に入り、少年向けのマガジンとはカテゴリー自体が異なる。
ヤングマガジンとヤングジャンプ、どっちが部数が多い?
2026年1月〜3月の1号平均印刷部数では、週刊ヤングジャンプが21万7,182部、ヤングマガジンが13万3,000部で、ヤングジャンプのほうが多い。
紙を買わずに読める?
電子版のほか、ウェブ/アプリ媒体「ヤンマガWeb」で一部作品が配信されている。配信範囲は時期により変わる。
創刊はいつ?
1980年。当初は月2回刊で、1989年8号から週刊化された。

余談

  • 創刊前に『週刊少年マガジン ヤング別冊』という助走用の別冊が出されている。いきなり新雑誌を立ち上げるのではなく、既存誌の別冊で読者の反応を見てから独立させるという手順は、出版社が新創刊を仕掛けるときの典型的なやり方である。
  • 月曜発売という設定は、通勤・通学の週明けに読まれることを想定したものだとされる。青年誌が「大人の生活サイクル」に合わせて発売日を選んでいる例といえる。
  • 集英社小学館・講談社はいずれも東京都に本社を置き、青年誌の主要タイトルもこの3社に集中している。青年漫画の市場は、少年誌以上に大手3社の色が濃いジャンルである。

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