| 冨安 健洋 | |
|---|---|
| とみやす たけひろ | |
| 生年月日 | 1998年11月5日 |
| 出身地 | 福岡県福岡市 |
| 身長 | 188cm |
| ポジション | DF(CB/SB) |
| 所属 | AFCアヤックス |
| 背番号 | 22(日本代表) |
| 利き足 | 右 |
| 代表 | サッカー日本代表 |
| 異名 | トミー |
概要
冨安健洋(とみやす たけひろ、1998年11月5日 - )は、福岡県福岡市出身のサッカー選手。ポジションはディフェンダーで、センターバックを主戦場としつつ右サイドバック・左サイドバックまでこなす万能型ディフェンダー。2026年現在はAFCアヤックスに所属し、サッカー日本代表の最終ラインを長年支えてきた中心選手である。
国際的に見ても希少な「両サイドバック+センターバックを高水準でこなせる」ユーティリティ性と、対人守備の強さ・読みの鋭さで評価が高い。一方でケガの多さが長年の悩みのタネで、ファンからは「頼むから無事でいてくれ」と祈られ続けている存在でもある。
詳細
冨安最大の魅力は、その守備のインテリジェンスにある。身長188cmの恵まれた体格を持ちながら足元の技術も高く、相手のドリブラーに対して間合いを外さずに対応する1対1の強さは世界トップクラス。複数ポジションを高い質でこなせるため、指揮官にとっては「困ったときに使える保険」であり「計算できる軸」でもある、極めて重宝される人材らしい。
経歴
アビスパ福岡の下部組織で育ち、2016年にトップチームでプロデビュー。当時から落ち着いた守備で注目を集めた。2018年にベルギーのシント=トロイデンVVへ移籍して海外挑戦を開始すると、すぐに頭角を現す。2019年にはイタリア・セリエAのボローニャFCへ移籍し、若くしてセリエAの厳しい守備の現場で経験を積んだ。
2021年夏、プレミアリーグの名門アーセナルFCへ移籍。ミケル・アルテタ監督の信頼を勝ち取り、右サイドバックやセンターバックとしてチームの守備の安定に大きく貢献した。攻守両面で高い貢献を見せ、アーセナルが上位を争うチームへ復活する過程の重要なピースとなった。だが、この時期から負傷離脱が増え始めたのも事実で、輝きとともにもどかしさを抱えるキャリアとなっていく。
その後AFCアヤックスへ活躍の場を移し、オランダの地で再起を図っている。
2025-26シーズンと負傷との戦い
2025-26シーズンも冨安はケガとの戦いを強いられた。2026年3月にはハムストリングを痛めて日本代表の活動を辞退。4月に復帰したものの一発退場を喫するなど、コンディションを完全には取り戻せない時期が続いた。
それでも、森保一監督は実績と能力を高く評価し、FIFAワールドカップ2026に臨むメンバー26名に冨安を選出。負傷明けのアイスランド戦では、レジェンド・吉田麻也からセンターバックの「22番」を継承する象徴的な場面もあり、日本代表の守備の系譜を背負う存在であることを改めて印象づけた。森保監督は復帰した冨安と遠藤航について「最高のプレーからすればまだまだ上げていける」とコメントし、本調子へ向けた上積みに期待を寄せている。
プレースタイル
冨安の守備は「読みと位置取りで未然に防ぐ」のが真骨頂。激しく潰すだけでなく、危険を察知してパスコースを切り、相手の攻撃を発動前に無力化するインテリジェントな守り方が持ち味である。
加えて、左右両サイドバックとセンターバックを高水準でこなせるポリバレント性は、現代サッカーで極めて価値が高い。ビルドアップ時の落ち着いたボール扱い、対人守備の強さ、空中戦の強さをすべて兼ね備えており、「守備版オールラウンダー」と呼ぶにふさわしい。唯一にして最大の課題がケガの多さで、本来のフルシーズン稼働ができれば世界屈指のDFとの呼び声も高い。
日本代表での歩み
2018年にサッカー日本代表デビュー。20歳前後の若さで2019年のアジアカップに出場し、決勝まで勝ち進む原動力となった。以降、最終ラインの主軸として定着し、2022年カタールW杯では右サイドバックやセンターバックを務め、ドイツ・スペインを撃破した「ドーハの歓喜」を守備の面から支えた。
FIFAワールドカップ2026に向けては、コンディションさえ整えば最終ラインの絶対的存在。板倉滉らとともに堅守を構築できるかが、日本代表の躍進のカギを握る。ケガを乗り越えて本来の姿を取り戻せるか、世界中の日本サッカーファンが固唾をのんで見守っている。
炎上とバズ
- アーセナル時代、要所での好守がたびたびSNSでバズり、海外ファンから「Tomiyasu is so underrated(過小評価されすぎ)」と称賛される投稿が定番化した。
- 度重なる負傷離脱のたびに「またか……」とファンがうなだれる一方、復帰戦では「おかえりトミー」とトレンド入りするのがお約束になっている。
- W杯メンバー入りの際には「ケガ明けで大丈夫か」という心配と「能力なら外せない」という期待が入り混じり、選考の是非をめぐって議論を呼んだ。
- 吉田麻也から「22番」を受け継ぐ場面は、日本代表の世代交代を象徴する名シーンとして大きな反響を呼んだ。
余談
- 愛称は「トミー」。海外のチームメイトからもこの呼び名で親しまれている。
- 複数ポジションをこなせるあまり、本職がどこなのか議論になることがある。本人はセンターバックを主戦場と考えているとされる。
- 冷静沈着なキャラクターで、ピッチ外でも落ち着いた受け答えが多く、「賢い選手」という評判が定着している。
- ケガが多い反面、復帰後すぐに高いパフォーマンスを出せる対応力の高さも特徴で、「コンディション管理のプロ」と評する声もある。
- 188cmと長身ながら足元の技術が高く、ビルドアップに参加できるモダンなディフェンダーの典型として、若手の手本にされることが多い。
- セリエA→プレミア→エールディヴィジと欧州の主要リーグを渡り歩いており、各国リーグの守備文化を肌で知る数少ない日本人DFのひとり。
関連項目
- サッカー
- サッカー日本代表
- FIFAワールドカップ2026
- AFCアヤックス
- アーセナルFC
- ボローニャFC
- アビスパ福岡
- プレミアリーグ
- セリエA
- 森保一
- 遠藤航
- 板倉滉
- 前田大然
- 中村敬斗
- 三笘薫
- 久保建英
- 南野拓実
- 長友佑都
外部リンク
- AFCアヤックス 公式サイト 選手紹介ページ
- 日本サッカー協会 公式サイト