杉田智和

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概要

杉田智和(すぎた ともかず)は、日本の男性声優・作家・事業家。1980年10月11日生まれ、埼玉県比企郡嵐山町出身。血液型はB型。低音から軽妙なコミカル芝居まで自在にこなす芸達者として知られ、業界屈指のゲーマー・特撮オタクとしても有名な人物である。

長年アトミックモンキーに所属していたが、2020年4月1日に同社を退所し、自身の個人事務所「AGRS(アジルス)」を設立して代表取締役に就任した。声優としての活動だけでなく、ラジオパーソナリティ、ナレーター、さらには小説の執筆まで手がけるマルチな才能の持ち主で、「声優の枠に収まらない男」とファンから愛されているらしい。

代表作は『銀魂』の坂田銀時、『涼宮ハルヒの憂鬱』のキョン、『ジョジョの奇妙な冒険』のジョセフ・ジョースター、『Fate/stay night』のエミヤ(アーチャー)など。いずれも「ぶっきらぼうだけど芯は熱い」「ツッコミ役」「斜に構えた皮肉屋」といった、杉田の地の人柄がにじみ出るようなキャラが多い。本人いわく「自分に近い役ほど演じやすい」とのことで、坂田銀時のだらけた感じやキョンの内心ツッコミは「ほぼ素」なんて言われることもある。

来歴

高校在学中、日本ナレーション演技研究所主催の声優スプリングスクールに参加し、ミューラス&アニメージュ賞を受賞。これをきっかけにミューラスアクターズスクールへ入所し、声優の道を歩み始めた。10代のうちから業界に足を踏み入れた、いわば叩き上げのキャリアである。

2000年代に入ると着実に出演を増やし、2004年放送の『新世紀エヴァンゲリオン』……ではなく、転機となったのは2006年の『涼宮ハルヒの憂鬱』のキョン役と、同年放送開始の『銀魂』坂田銀時役だった。とくに銀時はその後10年以上にわたって演じ続ける生涯の当たり役となり、杉田の名を全国区に押し上げた。だらけた浪人風の主人公が、いざという時に見せる漢気——その振れ幅を表現できる声優として、杉田の評価は不動のものになっていく。

長年所属したアトミックモンキーを2020年に退所し、個人事務所AGRSを設立。マネジメントだけでなく後進の育成も視野に入れた体制で、ベテランとしての新たな一歩を踏み出した。

演じた主なキャラクター

杉田の出演作は膨大だが、ファンが真っ先に挙げるのはやはり『銀魂』の坂田銀時だろう。普段はだらしなく甘党でジャンプ大好きな中年だが、仲間のためなら命を張る——このギャップを、力の抜けた芝居と要所の熱演で見事に演じ分けている。アニメの長期シリーズを通して「銀さん=杉田」のイメージは完全に定着した。

『涼宮ハルヒの憂鬱』のキョンでは、ひたすら脳内でツッコミを入れ続けるモノローグ芝居が話題に。淡々としているのにユーモラスという絶妙な語り口は、後の「俺、ツッコミ役」イメージの原型になった。

そのほか『ジョジョの奇妙な冒険』のジョセフ・ジョースター(青年期から老年期まで!)、『Fate/stay night』のエミヤ(アーチャー)、『METAL GEAR SOLID PEACE WALKER』のカズヒラ・ミラーなど、軽妙な二枚目半から渋い男まで幅広い。特撮では念願の『ウルトラマンギンガ』で主役級を演じている。

炎上とバズ

  • ラジオでの暴走トーク - 数々のラジオ番組での歯に衣着せぬ自虐・毒舌トークがしばしば切り抜かれ、SNSでバズる常連。アニメ・ゲームへの愛が深すぎて脱線しまくるスタイルが名物になっている。
  • 「は?」ネタ - 銀時やキョンのツッコミに代表される、低音の「は?」というリアクションがネットミーム化。さまざまな場面でファンに引用されている。
  • 盟友・中村悠一との掛け合い - 親友である中村悠一とのラジオやイベントでの遠慮のない掛け合いが「漫才コンビのよう」と大人気。二人のオタクトークは長時間でも飽きないと評判らしい。
  • ゲーム愛が暴走する配信・トーク - レトロゲームから最新作まで膨大な知識を披露し、収録現場でもスタッフを置いてけぼりにするほど語ることがあるとか。

余談

  • 大の特撮ファンで、『ウルトラシリーズ』ではウルトラマンギンガの声を担当。少年時代からの夢を叶えた格好になった。
  • 自他ともに認めるゲーマーで、所有ソフト・ハードの量は声優界でも随一と言われる。ゲーム実況的なトークもお手の物。
  • 小説家としての一面もあり、自著を出版している。声優が本業の作家活動という珍しいキャリアを歩んでいる。
  • 親友・中村悠一とは公私ともに仲が良く、二人まとめて「杉田・中村」とくくられることも多い。
  • アドリブの名手として知られ、現場で台本にないセリフを足して笑いを取ることもしばしば。監督から「好きにやっていい」と任される現場もあるとか。
  • 自虐ネタが多く「自分はモテない」「オタクだから」と語るが、その飾らない人柄こそがファンに愛される理由になっている。
  • 声質はいわゆる「イケボ」だが、本人はかっこつけるのが苦手で、コミカルな役やダメ人間役で輝くタイプらしい。

関連項目

外部リンク

  • AGRS(杉田智和の個人事務所・公式サイト)
  • 杉田智和 公式X(旧Twitter)

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