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== クエスト制と話数課金 == | == クエスト制と話数課金 == | ||
「システムから課題を与えられ、複数の世界を渡る」という枠組みは、話数単位で販売される縦読み[[漫画]] | 「システムから課題を与えられ、複数の世界を渡る」という枠組みは、話数単位で販売される縦読み[[漫画]]と相性がよい。課題ごとに区切りが入るので、どこから読んでも状況が説明でき、どこで止めても中途半端になりにくい。[[中国]]発の作品が[[LINEマンガ]]などを含む各サービスで配信される中、長期連載で問題になるのは「途中から入った読者が戻れなくなること」だが、世界が切り替わる形式はその都度リセットが入るため、197話という長さでも入口が閉じない。 | ||
無料で読める区間は固定ではなく、配信側の判断で変更される運用になっている。作品ページにも区間変更の告知が出ることがある。読者から見た「いま無料で読める範囲」は、作品の性質ではなく配信サービスの設定であるという点は、紙の単行本との大きな違いにあたる。 | 無料で読める区間は固定ではなく、配信側の判断で変更される運用になっている。作品ページにも区間変更の告知が出ることがある。読者から見た「いま無料で読める範囲」は、作品の性質ではなく配信サービスの設定であるという点は、紙の単行本との大きな違いにあたる。 | ||
== 余談 == | == 余談 == | ||
* 中国のBILIBILI COMICS発の作品だが、[[ピッコマ]]の画面にはジャンル名とあらすじしか出ないため、韓国発の作品との区別は読者の側からは付きにくい。[[ウェブトゥーン]] | * 中国のBILIBILI COMICS発の作品だが、[[ピッコマ]]の画面にはジャンル名とあらすじしか出ないため、韓国発の作品との区別は読者の側からは付きにくい。[[ウェブトゥーン]]という語がすでに「どこで作られたか」ではなく「どういう形式か」を指す言葉になっていることの一例である。日本のスタジオが制作する[[期限つき皇女のはずが、うまくやりすぎてしまったようです]]のような作品が同じ棚に並んでいるのも同じ事情による。 | ||
* | * 登場人物の名前は日本語版では日本語風の表記になっている。翻訳の際に名前をどこまで置き換えるかは作品ごとに扱いが分かれており、原語の読みをそのまま用いる例も多い。 | ||
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2026年9月23日 (水) 21:23時点における最新版
| 悪役なのに、主人公に好かれています | |
|---|---|
| 脚本 | Mu huoran |
| 作画 | Yun zhong |
| ジャンル | 恋愛、女性マンガ、BL |
| 出版社 | BILIBILI COMICS |
| 配信 | ピッコマ(SMARTOON・独占配信) |
| 連載周期 | 毎週木曜 |
| 話数 | 全197話 |
| その他 | フルカラー |
概要[編集]
悪役なのに、主人公に好かれていますとは、BILIBILI COMICSが手がけピッコマで独占配信されている中国発の縦読み漫画(ウェブトゥーン)である。脚本はMu huoran、作画はYun zhong。毎週木曜更新の全197話で、累計閲覧数は900万回を超える。
詳細[編集]
悪ふざけが原因で事故を起こしてしまった王田億也が、その罪を償うため、さまざまな世界で「システム」から与えられた悪役クエストを遂行することになる、という設定である。与えられた課題は、弟の秦野限に自分を憎ませ、消えない傷を残すこと。億也は心を鬼にして弟を殴り、罵り、侮辱する日々を送る。
ところが弟の限には、人の心の声を読めるという秘密があった。億也はなぜ課題に失敗し続けるのか分からないまま、ペナルティまで受ける羽目になる。恋愛・BLに分類されるフルカラー作品で、ジャンル表示は「恋愛」「女性マンガ」「フルカラー(BL)」となっている。全197話のうち167話が無料区間に置かれている。
心の声が読まれる設定が壊しているもの[編集]
悪役を演じる話の面白さは、通常、本心と行動がずれていることを読者だけが知っている点から生まれる。登場人物は主人公を悪人だと思い込んでいて、読者はそうでないことを知っている。この情報量の差がある限り、読者は「いつ誤解が解けるのか」を待つ立場に置かれる。
この作品はその差を最初から取り払っている。相手側にも本心が見えてしまうので、読者と登場人物の情報量がほぼ同じになる。すると緊張の源が移動する。「いつバレるか」ではなく「バレているのに続けざるを得ない」ほうへ移るのである。課題を放棄できない以上、億也は相手に本心を知られたまま悪役を演じ続けなければならず、その滑稽さと苦しさが話を動かす燃料になる。誤解が解ける瞬間を先送りして引っ張る型の作品と比べると、同じ素材の使い方がちょうど裏返っている。
クエスト制と話数課金[編集]
「システムから課題を与えられ、複数の世界を渡る」という枠組みは、話数単位で販売される縦読み漫画と相性がよい。課題ごとに区切りが入るので、どこから読んでも状況が説明でき、どこで止めても中途半端になりにくい。中国発の作品がLINEマンガなどを含む各サービスで配信される中、長期連載で問題になるのは「途中から入った読者が戻れなくなること」だが、世界が切り替わる形式はその都度リセットが入るため、197話という長さでも入口が閉じない。
無料で読める区間は固定ではなく、配信側の判断で変更される運用になっている。作品ページにも区間変更の告知が出ることがある。読者から見た「いま無料で読める範囲」は、作品の性質ではなく配信サービスの設定であるという点は、紙の単行本との大きな違いにあたる。
余談[編集]
- 中国のBILIBILI COMICS発の作品だが、ピッコマの画面にはジャンル名とあらすじしか出ないため、韓国発の作品との区別は読者の側からは付きにくい。ウェブトゥーンという語がすでに「どこで作られたか」ではなく「どういう形式か」を指す言葉になっていることの一例である。日本のスタジオが制作する期限つき皇女のはずが、うまくやりすぎてしまったようですのような作品が同じ棚に並んでいるのも同じ事情による。
- 登場人物の名前は日本語版では日本語風の表記になっている。翻訳の際に名前をどこまで置き換えるかは作品ごとに扱いが分かれており、原語の読みをそのまま用いる例も多い。