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一方で、配信事業者への依存度が高まることへの懸念も韓国国内では指摘されてきた。作品の権利が配信側に渡る条件で契約した場合、ヒットしても追加の収益が制作側に戻らないという構造上の問題である。制作費の回収は保証されるが、当たったときの上振れは取れない。この論点は決着しておらず、契約条件の見直しをめぐる議論が続いている。
一方で、配信事業者への依存度が高まることへの懸念も韓国国内では指摘されてきた。作品の権利が配信側に渡る条件で契約した場合、ヒットしても追加の収益が制作側に戻らないという構造上の問題である。制作費の回収は保証されるが、当たったときの上振れは取れない。この論点は決着しておらず、契約条件の見直しをめぐる議論が続いている。
== よくある質問 ==
;スタジオドラゴンは放送局なの?
:違う。制作会社である。放送は[[TvN]]など[[CJ ENM]]傘下のチャンネルや、[[Netflix]]などの配信サービスが担う。
;CJ ENMとの関係は?
:[[CJ ENM]]が筆頭株主にあたる。もともと同社のドラマ事業部門だったものが分社した経緯がある。
;日本でスタジオドラゴンの作品は見られる?
:多くの作品が[[Netflix]]をはじめとする[[動画配信サービス]]で配信されている。作品ごとに配信先が異なる。
;韓国ドラマの制作会社は他にもあるの?
:多数ある。スタジオドラゴンは規模が最大級というだけで、独立系の制作会社や、地上波局系列のスタジオも並存している。


== 余談 ==
== 余談 ==
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[[Category:韓国ドラマ]]
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2026年9月19日 (土) 17:40時点における最新版

概要[編集]

スタジオドラゴン(Studio Dragon)とは、韓国テレビドラマ制作会社である。CJ ENMのドラマ事業部門が2016年5月に分社して設立され、TvNを中心に多数のヒット作を送り出してきた、韓国最大級のドラマ制作スタジオとして知られる。

詳細[編集]

スタジオドラゴンの重要性は、作品の数よりも「制作会社を放送局から切り離した」という構造にある。従来、韓国でも日本でも、ドラマは放送局が自局の枠のために作るものだった。制作を独立した法人にすると、放送枠の都合から自由になり、外部から資金を集め、作品を他社にも売れるようになる。

2017年11月には韓国のKOSDAQ市場に上場し、制作会社が単独で株式市場から資金を調達するモデルが成立した。制作費を自社で積める体制ができたことで、一作あたりの予算規模を大きく引き上げることが可能になっている。

傘下には複数の制作プロダクションを抱え、著名な脚本家・演出家を組織として確保している点も特徴である。属人的だったヒットの再現性を、会社の体制として持とうとする設計になっている。

主な作品[編集]

TvNの看板作品の多くを手がけており、代表例として次のような作品が挙げられる。

  • 『トッケビ〜君がくれた愛しい日々〜』(2016年)
  • 『ミスター・サンシャイン』(2018年)
  • 愛の不時着
  • 『賢い医師生活』(2020年)
  • 『ヴィンチェンツォ』(2021年)

いずれも国外配信を通じて日本を含む各国で視聴され、韓流の第4次の波を支える供給源になった。

Netflixとの関係[編集]

2019年、CJ ENMおよびスタジオドラゴンはNetflixとの長期提携を発表した。複数年にわたって作品を供給する契約で、Netflix側がスタジオドラゴンの株式を一定割合取得することも含まれていた。

この提携の意味は、単に販売先が増えたということではない。企画の段階から国外での視聴を前提に予算と尺を組めるようになり、国内の放送枠に収める必要のない作品が作れるようになった。イカゲームをはじめとする配信オリジナル作品の成功と、この体制の整備は同じ時期に重なっている。

一方で、配信事業者への依存度が高まることへの懸念も韓国国内では指摘されてきた。作品の権利が配信側に渡る条件で契約した場合、ヒットしても追加の収益が制作側に戻らないという構造上の問題である。制作費の回収は保証されるが、当たったときの上振れは取れない。この論点は決着しておらず、契約条件の見直しをめぐる議論が続いている。

余談[編集]

  • 社名の「ドラゴン」は、CJ ENMがドラマ事業を象徴するブランドとして選んだもので、特定の作品に由来するものではない。
  • 制作会社が上場するという形は、日本のテレビドラマ業界では一般的ではない。制作と放送が同じ組織の中に留まっているかどうかという違いが、両国の産業構造の差として語られることが多い。

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