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2026年9月22日 (火) 18:20時点における最新版

概要[編集]

non-no(ノンノ)とは、集英社が発行する日本の女性向けファッション雑誌である。1971年に創刊され、創刊当初は隔週刊、のちに月刊となった。『an・an』とともに「アンノン族」という語の由来になった雑誌として知られる。

詳細[編集]

創刊は『an・an』の翌年にあたる。ファッションを中心に、美容・恋愛・生活情報を扱う構成で、10代後半から20代前半の読者層を対象にしている。専属モデル制を取っており、同誌のモデルから俳優やタレントへ進む例が多い。

誌名はアイヌ語で花を意味する語に由来するとされる。

後発誌が先発誌と別の場所に立った[編集]

an・an』が週刊で幅広い題材を扱う総合誌の性格を強めたのに対し、本誌はファッションそのものに軸足を置いた構成を取り続けてきた。同じ時期に同じ読者層へ向けて出た2誌が、長期的に別の位置に落ち着いた例である。

後発の媒体が先発と同じ作りで出れば、読者は片方を選ぶ理由を持たない。週刊女性の項で整理したように、市場を作った側が市場を取るとは限らないのと同様、同じ市場に複数の媒体が残るためには扱う範囲を分ける必要がある。

専属モデル制という仕組み[編集]

専属モデルとは、契約期間中は他誌に出ないモデルのことである。雑誌側から見ると、毎号同じ顔が並ぶことで誌面の性格が安定するという効果がある。読者は服だけでなく、その服を着ている特定の人物を通して誌面を記憶する。

モデル側から見れば、露出先が一誌に限られる代わりに、毎号確実に載るという安定が得られる。専属という形が成立するのは、雑誌が定期的に発行される媒体だからで、一回ごとに仕事が発生する形式ではこの取り決めは意味を持たない。

レーベル専属制を取る他業種と考え方は同じで、看板を「人」に置くか「様式」に置くかという配分の問題に帰着する。

紙の雑誌を取り巻く環境の変化[編集]

2010年代以降、ファッション情報の主な入手先はインターネットや各種SNSへ移っている。服の写真を見るだけであれば、月に一度の刊行を待つ理由はない。

この環境で紙の雑誌が持つ残りの役割は、誰かが選んで並べた状態で渡されることにある。無数の選択肢を自分で絞る作業を、編集部が先に済ませている。量では明らかに劣るこの形式が残っているのは、選ぶ手間そのものが負担になる場面があるからだと説明されることが多い。ただしこれで発行部数の減少が止まるわけではなく、各誌とも電子版やウェブ媒体との併用に移っている。

余談[編集]

  • 「アンノン族」は本誌と『an・an』の誌名を組み合わせた語で、両誌が紹介した土地に若い女性が旅行する現象を指した。名付けられた時点で、雑誌が読者の行動を動かしていることが社会的に認識されていたことになる。
  • 集英社漫画の出版社として知られることが多いが、女性誌・ファッション誌も長く発行している。同じ会社の中に読者層の異なる媒体を並べる構成は小学館講談社も同様である。
  • 専属モデル出身者が俳優として知られるようになった場合、雑誌の側は「出発点」として言及される立場になる。全日本国民的美少女コンテストのような選考の場と機能が近づく。

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