Bot: Add DEFAULTSORT りほん |
UchuNewsBot (トーク | 投稿記録) 細 「よくある質問」セクションを除去 — 運営方針により全記事から廃止 |
||
| (同じ利用者による、間の1版が非表示) | |||
| 20行目: | 20行目: | ||
雑誌が漫画を読む主な入口でなくなったとき、雑誌に残る役割は「新しい作家と作品を送り出す場所」になる。この転換は少年誌でも同様に起きているが、りぼんの場合は付録という紙でしか成立しない要素を抱えている分、電子への移行が単純な置き換えにならないという事情がある。 | 雑誌が漫画を読む主な入口でなくなったとき、雑誌に残る役割は「新しい作家と作品を送り出す場所」になる。この転換は少年誌でも同様に起きているが、りぼんの場合は付録という紙でしか成立しない要素を抱えている分、電子への移行が単純な置き換えにならないという事情がある。 | ||
== 海外の反応 == | == 海外の反応 == | ||
| 53行目: | 37行目: | ||
[[Category:文化]] | [[Category:文化]] | ||
{{DEFAULTSORT: りほん}} | {{DEFAULTSORT: りほん}} | ||
[[カテゴリ:作品・エンタメ]] | |||
[[カテゴリ:作品・エンタメ/漫画・ウェブトゥーン]] | |||
2026年9月16日 (水) 17:40時点における最新版
概要[編集]
りぼんとは、集英社が発行する少女向けの月刊漫画雑誌である。1955年創刊で、2025年に創刊70年を迎えた。1990年代前半には発行部数255万部を記録し、少女漫画誌の最大手として長く読まれてきた。
詳細[編集]
創刊は1955年8月3日。集英社初の少女向け漫画誌で、当時すでにあった「少女ブック」の妹雑誌という位置づけだった。創刊時点では漫画専門誌というより読み物と漫画が混在する構成で、漫画誌と呼べる中身になったのは1958年ごろからである。
部数の頂点は1994年2月の新春特大号で、255万部を突破し少女漫画誌の1位となった。1980年代後半から1990年代半ばにかけて部数を伸ばし、1994年をピークに以後は減少に転じている。
付録という発明[編集]
りぼんを語るとき外せないのが付録である。1970年代後半、漫画家のイラスト入りレターセット、ノート、紙製のバッグといった付録が充実し、これが部数を押し上げた。
付録が効いた理由は、少女向け雑誌の性質と噛み合っていたからである。読者にとっての価値が「読む」ことだけでなく「持つ」「使う」「友達と見せ合う」ことに広がる。作家の絵柄がそのまま文具になるため、好きな作品への愛着が雑誌の外へ持ち出せる形になり、次の号を買う理由にもなる。
この時期に人気を集めたのが陸奥A子、田渕由美子、太刀掛秀子といった作家で、柔らかい絵柄と日常的な恋愛を描く作風から「乙女チック」と呼ばれた。付録はこの作風と分かちがたく結びついていた。
1990年代のピークとその後[編集]
255万部という数字は、少女漫画誌の歴史の中でも突出している。この時期のりぼんには、アニメ化やメディア展開で世代を超えて知られる作品が並んでいた。
部数の面では1994年以降、他のすべての雑誌と同じく長期の減少が続く。理由は雑誌単体の事情ではなく、読者の可処分時間がゲーム・携帯電話・YouTubeへ移ったこと、そして漫画を読む場所が雑誌から単行本と電子書籍のアプリへ移ったことが大きい。
雑誌が漫画を読む主な入口でなくなったとき、雑誌に残る役割は「新しい作家と作品を送り出す場所」になる。この転換は少年誌でも同様に起きているが、りぼんの場合は付録という紙でしか成立しない要素を抱えている分、電子への移行が単純な置き換えにならないという事情がある。
海外の反応[編集]
海外では雑誌名よりも、そこから生まれた個別の作品がアニメを通じて知られている。少女漫画という区分自体が英語圏では shojo として定着しており、りぼんはその系譜を作った雑誌のひとつとして言及される。
一方、付録文化については、実物を手に取らないと価値が伝わりにくいこともあり、海外向けの紹介ではほとんど触れられない。この点は日本の雑誌文化の特徴として紹介すべきだという見方と、輸出しづらい要素にすぎないという見方の双方がある。
余談[編集]
- 創刊から70年続いている漫画雑誌は数が限られる。集英社の中では週刊少年ジャンプより18年早い。
- 255万部という数字は、当時の小学生・中学生の女子人口を考えると、該当世代のかなりの割合が読んでいた計算になる。部数の大きさがそのまま「共通の話題」を作っていた時代の雑誌である。
- 付録は組み立て式の紙製品が多く、読者が自分で折って作る形式が長く続いた。出来上がりの精度が人によって違うため、同じ付録でも仕上がりが揃わないという、雑誌の付録ならではの性質があった。