概要[編集]

Dead by Daylight(デッド・バイ・デイライト、略称:DbD、DBD)とは、カナダのゲーム会社Behaviour Interactiveが開発する、1人の殺人鬼(キラー)と4人の生存者(サバイバー)が戦う非対称対戦型ホラーゲームである。2016年の発売以来アップデートを重ね、2026年には10周年とプレイヤー数7000万人突破を迎えた。

詳細[編集]

基本情報[編集]

PC(Steam)版が2016年6月14日に発売され、2017年6月23日にPlayStation 4版とXbox One版、2019年9月26日にNintendo Switch版が登場した。その後PS5やXbox Series X/Sにも対応し、現在は主要プラットフォームのほとんどで遊べる。

開発元のBehaviour Interactiveはカナダ・モントリオールのスタジオ。発売当初はスウェーデンのStarbreeze Studiosがパブリッシャーを務めていたが、2018年にBehaviourが販売権を買い戻し、以降は自社で運営している。Switch版は505 Games、日本国内のパッケージ版は3goo(スリーグー)が扱うなど、地域や媒体ごとに販売元が分かれているのも特徴である。

売り上げと規模[編集]

発売初週で27万本、2016年8月には100万本を突破した。開発陣は当初30万本程度の販売を見込んでいたとされるが、その予想をはるかに超えた。プレイヤー数は2020年8月に2500万人、2022年5月に5000万人、2023年11月に6000万人と伸び続け、10周年を迎えた2026年6月には累計7000万人に到達。1日平均100万人がプレイしているとされ、「史上最もプレイされたホラーゲーム」を名乗っている。

ゲームシステム[編集]

舞台は、邪神のような存在「エンティティ」が支配する霧の世界。サバイバーは三人称視点、キラーは一人称視点で操作するという視点の非対称性がこのゲームの肝である。

  • サバイバーの目的:マップに7台ある発電機のうち5台を修理して通電させ、脱出ゲートを開けて逃げ切ること。板を倒したり窓を乗り越えたりしてキラーのチェイスをかわす。
  • キラーの目的:サバイバーを攻撃してダウンさせ、「フック」に吊るしてエンティティへの生贄に捧げること。
  • パーク:キャラクターごとに固有のスキル(パーク)があり、組み合わせ次第で戦略が大きく変わる。

サバイバー側はボイスチャットなしのソロでも遊べるが、友達と組んで遊ぶ「SWF(Survive With Friends)」も定番。キラーにはそれぞれ固有能力があり、瞬間移動する者、罠を仕掛ける者、呪いをかける者など個性豊かなラインナップがそろう。

日本との関わり[編集]

DbDは日本との縁が深いタイトルで、日本は最大級の市場のひとつとされる。オリジナルキャラクターにも日本人が複数いて、ライセンスコラボでも日本のホラーやアニメ作品が次々と参戦してきた。

日本人オリジナルキャラクター[編集]

  • スピリット(山岡凜):2018年のチャプター「断絶した血脈」で登場した女性キラー。父親に襲われた過去を持ち、復讐の怨念を抱えた存在として描かれる。専用マップ「山岡邸」も追加された。
  • 鬼(山岡崋山):2019年12月4日配信のチャプター「呪われた血統」で登場したキラーで、山岡凜の祖先にあたる。負傷したサバイバーの血を吸収して「血の怒り」を発動するパワー型。
  • 木村結衣:同じく「呪われた血統」で登場したサバイバー。ストリートレーサーという設定である。

貞子ライジング[編集]

日本ホラーの金字塔『リング』とのコラボチャプター「貞子ライジング」は2022年3月9日に配信された。キラー「怨霊(THE ONRYO)」として貞子が、サバイバーとして浅川陽一が参戦。テレビからテレビへ瞬間移動し、「7日間の呪い」を思わせる呪いを蓄積させる能力で、原作の空気感を再現した。

制作はKADOKAWAと密に連携して進められた。サバイバーについては玲子や竜司も候補に挙がったが、あえて「大人になった陽一」を選んだとされる。父の影響を受けた海洋生物学者という設定で、黄色いレインコート姿のデザインは「映画の少年が成長したら」という想像から生まれたという。

その他の日本関連コラボ[編集]

  • バイオハザード:カプコンとのコラボで、2021年6月にネメシス、2022年8月にアルバート・ウェスカーがキラーとして参戦。レオン、ジル、エイダ、レベッカもサバイバーとして登場した。
  • サイレントヒル:2020年6月、コナミの同作から三角頭(エクセキューショナー)とシェリル・メイソンが参戦。
  • 東京喰種トーキョーグール:2025年4月3日、主人公の金木研がキラー「喰種」として参戦。主人公が殺人鬼側で登場するという異例の起用が話題となった。
  • 進撃の巨人:2022年にコスチュームコラボが実施され、10種の衣装は人気コレクションとなった。2026年4月29日〜5月20日には、期間限定の「2対8モード」復活に合わせて新たな進撃コラボが実施され、トラッパーが巨人に変身するレジェンダリー衣装などが登場した。
  • 伊藤潤二:コスチュームコラボが実施されている。

日本向けイベント[編集]

2025年3月12日には、開発陣が約6年ぶりに来日してファンイベント「Dead by Daylight : TADAIMA JAPAN」を開催。東京喰種コラボの紹介や開発者トークが行われ、金木研役の花江夏樹もビデオメッセージを寄せた。日本の人気配信者も多数出演し、日本のコミュニティの厚さを印象付けた。

スピンオフ・メディア展開[編集]

DbDはゲーム本編にとどまらず、多方面に展開している。

  • Hooked on You(2022年8月):キラーたちと恋愛する恋愛シミュレーション。まさかの「殺人鬼と恋する」ゲームとして話題に。
  • What the Fog(2024年5月):サバイバーを操作する協力型ローグライク。
  • The Casting of Frank Stone(2024年9月):『Until Dawn』で知られるSupermassive Gamesが手掛けたインタラクティブホラー。
  • Dead by Daylight Mobile:NetEaseが運営したスマホ版だったが、2025年3月20日にサービスを終了した。

映画化[編集]

実写映画化も進行中である。2023年にブラムハウス・プロダクションズと、ジェームズ・ワン率いるAtomic Monsterが映画化を手掛けることが発表された。2026年2月には脚本家として『死霊館 最後の儀式』のデヴィッド・レスリー・ジョンソン=マッゴールドリックと、『ハイテンション』などで知られるアレクサンドル・アジャの起用が報じられた。

さらに2026年6月には、アイスランド出身で映画『The Damned』を手掛けたソルズル・パウルソン(Thordur Palsson)が監督に決定した。公開日やキャストは2026年9月時点で未発表である。同年2月にはアニメシリーズの脚本家探しも始まったと報じられている。

2026年の動向[編集]

2026年はDbDにとって10周年のアニバーサリーイヤー。6月の10周年イベントでは、プレイヤー数7000万人突破に加え、2025年だけで600万人の新規プレイヤーを獲得した記録的な年だったことが明かされた。

アニバーサリー発表では大型のロードマップも公開された。

  • 2026年6月16日:『13日の金曜日』のジェイソン・ボーヒーズがキラーとして参戦。
  • 2026年6月25日:シリーズ初の先住民族サバイバー、シェーン・ウィーグワースが登場するチャプター。
  • 2026年11月:『テリファー』のアート・ザ・クラウンが参戦予定。
  • 2027年:キャラクターモデルやアニメーションの大規模な刷新、1対1モードやゾンビモードなどの新モード、公式MODツール、新マップ「モール」などを予定。

このほか、ディアブロIV、スクービー・ドゥー、アイアン・メイデンなどとのコレクション(衣装コラボ)も予告されている。また2026年1月には『ストレンジャー・シングス』のチャプター第2弾が配信された。

炎上とバズ[編集]

  • 色覚サポート問題:2021年1月、色覚特性への対応の遅れと開発者の発言にコミュニティから批判が集まり、公式が謝罪。アクセシビリティ改善を約束した。
  • ライセンス切れ:ライセンス作品は契約の都合で販売終了になることがある。『ストレンジャー・シングス』は2021年11月に一度販売終了したが、2023年11月に復活。『ヘルレイザー』関連は2025年4月4日に削除され、『ハロウィン』DLCは2026年1月19日以降購入できなくなった(購入済みのプレイヤーは引き続き使用可能)。
  • 2対8モード:キラー2人・サバイバー8人で戦う期間限定モードは「カオスで楽しい」と大好評で、復活のたびに話題になっている。

余談[編集]

  • 2023年4月にはボードゲーム版も発売されている。
  • 開発中だったスピンオフのシューター「Project T」は、担当スタジオの閉鎖に伴い2024年に開発中止となった。

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