長島有里枝

長島有里枝
Yurie Nagashima
ファイル:長島有里枝.jpg
誕生日 1973年
出身地 東京都中野区
国籍 日本
学歴 武蔵野美術大学/カリフォルニア芸術大学大学院(美術修士)
職業 写真家、作家
活動期間 1993年 -
代表的な実績 「女の子写真」「ガーリーフォト」の旗手
受賞 木村伊兵衛写真賞(2001年)、講談社エッセイ賞ほか


概要[編集]

長島有里枝(ながしま ゆりえ、1973年 - )は、日本の写真家・作家。家族や自身を被写体にしたセルフポートレイトで知られ、HIROMIX蜷川実花とともに1990年代の「女の子写真」「ガーリーフォト」ブームを牽引した一人である。近年はフェミニズムの視点から写真と言葉の両方で旺盛に発信を続け、文章でも高く評価されているらしい。

家族ヌードで衝撃のデビュー[編集]

東京都中野区に生まれ、武蔵野美術大学視覚伝達デザイン学科在学中の1993年、公募展「urbanart#2」にセルフポートレイトを出品。スキンヘッドの本人が父・母・弟とともに裸で写る「家族ヌード」のシリーズは、審査員の一人だった荒木経惟の強力なプッシュもあって「パルコ賞」を受賞し、写真界に鮮烈な衝撃を与えた。等身大の若い女性が自らを撮る——という新しい表現は、それまでの男性中心の写真界への問いかけでもあった。

ガーリーフォトと木村伊兵衛賞[編集]

1990年代、長島はHIROMIX蜷川実花らとともに「女の子写真」のムーブメントの中心人物として注目を集めた。1996年からはアメリカ西海岸に長期滞在し、カリフォルニア芸術大学大学院で写真を学び直す。2001年、写真集『PASTIME PARADISE』で第26回木村伊兵衛写真賞蜷川実花HIROMIXと同時受賞した。三人の女性写真家が同時に受賞したこの年は、ガーリーフォト世代を象徴する出来事として記憶されている。

写真から言葉へ[編集]

2010年にはエッセイ『背中の記憶』で講談社エッセイ賞を受賞し、第23回三島由紀夫賞の候補にもなるなど、文筆家としても評価を確立した。2011年からは武蔵大学大学院でフェミニズムを学び、2022年には『「僕ら」の「女の子写真」からわたしたちのガーリーフォトへ』で日本写真協会賞学芸賞を受賞。かつて「ガーリーフォト」と消費された自らの世代を、当事者の言葉で問い直す仕事を続けている。

余談[編集]

  • デビューのきっかけを作った荒木経惟は、日本写真界きっての巨匠。その後押しが長島の登場を決定づけた。
  • 2023年には14年ぶりの小説『去年の今日』を発表し、野間文芸新人賞の候補にもなった。表現の場を写真・エッセイ・小説へと広げ続けている。

関連項目[編集]

外部リンク[編集]