| 遊楽舎 Yuurakusya | |
|---|---|
| 国家 | 日本 |
| 種類 | 店舗(トレカ・ゲームショップ) |
| 市場情報 | 非上場 |
| 業種 | トレーディングカード・ゲーム販売/ゲームセンター(ゲームコーナー) |
| 本社所在地 | 兵庫県姫路市花田町上原田(姫路花田店) |
| 設立者 | 店長 |
| 代表者 | 店長 |
| 上場 | 非上場 |
| 支店舗数 | 2(姫路花田店、ドンキ住之江公園店) |
| 主要部門 | トレカ販売・買取、ゲームコーナー(クレーンゲーム等)、YouTubeチャンネル「遊楽舎ちゃんねる」 |
| 関係する人物 | ヒカル、つるなか |
| 代表作品 | 遊楽舎ちゃんねる |
| 別名 | 遊楽舎 姫路花田店 |
| リンク | https://yuurakusya.com/ |
| コミュニティ | YouTube「遊楽舎ちゃんねる」、X「@tentyo_yusya」 |
概要[編集]
遊楽舎(ゆうらくしゃ)とは、兵庫県姫路市花田町にある、トレーディングカードとゲームを扱う店舗(ゲームコーナー併設)である。人気YouTuberヒカルの動画で全国区の知名度を得て、名物の「店長」が運営するYouTubeチャンネル「遊楽舎ちゃんねる」でも知られる。
詳細[編集]
店舗の特徴[編集]
姫路花田店は、姫路市花田町上原田の大型衣料品店「ビッグエムワン」の2階に入居している。周辺はスーパーやホームセンターが集まる郊外型の商業エリアで、駐車場付きの「地方のカードショップ」らしい立地である。
取り扱いは遊戯王、ポケモンカード、ヴァイスシュヴァルツ、ONE PIECEカードゲームなどのトレーディングカードが中心で、フィギュアやプラモデルも扱う。販売だけでなく買取や郵送買取も行っている。店内にはクレーンゲームなどのゲームコーナーがあり、過去にはミニ四駆のコースも置かれていた。公式サイトのキャッチコピーは「よい子のたまり場」。
店名の由来[編集]
2020年のインタビューで店長が語ったところによると、店名は当初カタカナで考えていたが、母親に「言いにくい」と却下され、「遊ぶ」「楽しい」に建物を意味する「舎」を組み合わせた漢字の「遊楽舎」を提案されたという。
歴史[編集]
ゲームセンターの夢から[編集]
店長はもともと「ゲームセンターを開きたい」という夢から店を始めた。しかし最初の物件では風営法上の制約があり、本格的なゲームセンターは開けなかった。そこでカードショップとの併設を勧められたが、当初は「遊戯王ってまだ需要あるんですか」と半信半疑だったという。自己資金およそ500万円でスタートしたものの、しばらくは「カードショップとしてもゲームセンターとしても中途半端な、どっちつかずの店」だったと振り返っている。
ヒカルとの出会い[編集]
転機となったのが、のちにトップYouTuberとなるヒカルとの縁である。店長の回想によると、ある日「金髪頭のあんちゃん」が仲間を連れて来店し、遊戯王カードをボックスごと買っていったのが最初。数年後、その青年がYouTuberとして「動画を撮らせてください」と再訪したことから、店での撮影が始まった。
ヒカルが高額カードの開封や査定などの企画で遊楽舎を頻繁に訪れるようになると、関西弁で遠慮なくツッコむ店長のキャラクターが視聴者に大ウケ。店は「ヒカル君発祥の地」として知られるようになり、閉店寸前だったとされる店舗は一躍人気店となった。ヒカルは兵庫県出身で、地元ゆかりの店として長く交流を続けている。
遊楽舎ちゃんねるの開設[編集]
その後、ヒカルの来店が減って売り上げが落ちたことをきっかけに、店長はヒカルの了承を得て自前のYouTubeチャンネル「遊楽舎ちゃんねる」を開設した。カード開封、店長クイズ、YouTuberとのコラボなどを配信し、登録者数は2020年3月時点で約40万人、2026年2月時点の報道では47万人を超えている。
秋葉原進出と撤退[編集]
2020年3月、ヒカル・遊楽舎・ソフマップの3者がタッグを組み、東京・秋葉原に「日本最大規模」をうたうトレカショップを出すと発表。ソフマップAKIBA④号店アミューズメント館の5階ワンフロアに、2020年7月「遊楽舎ヒカル店」がオープンした。
しかし、店長が兵庫から通ってイベントを開くという構想は新型コロナウイルスの影響で思うように実現できず、2022年3月30日に店長が自身のチャンネルで閉店を発表。同年5月にはヒカルも閉店を報告した。閉店報告の動画では、店長が閉店を発表した頃のヒカルの動画が恋愛やディズニーランドの話題ばかりだったといじる一幕もあり、最後まで2人らしい掛け合いを見せた。
大阪への出店[編集]
2024年1月5日からの4日間、大阪市住之江区のドン・キホーテ住之江公園店内に出店した「遊楽舎 ドンキ住之江公園店」が買取限定でプレオープン。姫路以外に拠点を持つ2店舗体制となった。
つるなかとの関係[編集]
クレーンゲーム攻略で人気のYouTuberグループ「つるなか」とは、2022年末のコラボで一気に話題となった。つるなかは2022年12月2日、「つるなか全員で遊楽舎のゲームコーナーに乗り込んで店長がキレるまで乱獲してみたwww」と題した動画を公開。全国を回るシリーズ「47都道府県クレーンゲームの旅」の兵庫編として、メンバー総出で遊楽舎のクレーンゲームに挑み、景品を次々と獲得していった。
店長が悲鳴を上げながら景品を奪われていく展開がウケて、この動画はYouTubeの急上昇ランキングで最高19位に入り、公開直後の時点で50万回以上再生された。ヒカル以外のYouTuberとの絡みで遊楽舎が注目を集めた代表的な回である。
つるなか仕様バンビーノ[編集]
この騒動は店側のネタにもなった。2023年1月、遊楽舎は姫路花田店に「つるなか仕様バンビーノ」を設置したと公式サイトで告知。「普通にプレイしたら絶対GETできない超クソゲー仕様」とあえて自虐的にうたい、つるなかの動画で攻略法が暴かれたクレーンゲーム機「バンビーノ」を、逆に名物台として売り出した。攻略された側がそれをネタにして集客するという、店長らしい商魂がうかがえるエピソードである。
2026年の閉店と復活[編集]
経営難とクラウドファンディング[編集]
コロナ禍以降、遊楽舎は経営難が続いていたとされ、2024年度には約1059万円の赤字を計上したと報じられた。2025年12月24日から2026年1月13日にかけてはCAMPFIREでクラウドファンディングを実施。カードゲームに興味がない客でも楽しめる「景品確定のカプセルマシン」導入を目的に掲げ、目標152万円に対し46人から約179万円(達成率117%)を集めた。
閉店発表[編集]
ところが2026年2月14日、店長は公式Xで「遊楽舎は2026年2月末日をもって閉店いたします」と発表。理由として、同じくカードショップを経営するYouTuber・トモハッピーの動画をきっかけにSNSで批判が広がり、客や視聴者からの信頼を失ったことを挙げた。クラファンの支援金は個別に返金するとし、姫路花田店は2月28日に営業を終えた。YouTube活動も終了するとされた。
この発表を受け、ヒカルは2月15日に店長の様子を報告し、姫路に駆けつけるなど支援に動いた。ネット上では、トモハッピー側の動画を「正論」とみる声と、閉店に追い込むような批判の広がりを問題視する声とで意見が割れ、大きな論争となった。
約3か月での復活[編集]
2026年6月1日、店長はYouTubeで「出資者の方が見つかりまして、無事『遊楽舎』は復活を遂げることになります」と発表した。当初は6月の再開を目指していたが、資材不足の影響で工事が遅れ、7月18日(土)に姫路花田店がリニューアルオープン。クラファンの支援者には返金を受け付けつつ、希望しない人の支援金は当初の目的であるカプセルマシン導入に充てるとした。
炎上とバズ[編集]
- つるなか乱獲回(2022年12月):前述のとおり急上昇ランキング入りし、「店長がキレる」芸が改めて注目された。
- 店長クイズ:遊楽舎ちゃんねるの人気企画だが、第2弾は動画タイトルで自ら「1/4以上の視聴者が低評価した恐怖の企画」とネタにするほど賛否が分かれた。
- 閉店騒動(2026年2月):閉店発表そのものに加え、発表に至るまでの経緯や関係者の発言をめぐってSNSで議論が過熱した。
- 復活への賛否(2026年6月):閉店からわずか約3か月での復活発表には、歓迎の声がある一方、短期間での撤回を疑問視する批判的な反応もあった。
余談[編集]
- 店長は2020年のインタビューで、初来店時のヒカルについて、遊戯王を実際に遊んでいる様子はないのにボックスごと買っていったと振り返っている。
- 2026年の閉店騒動の際には、ほかのYouTuberや実業家もSNSで意見を表明し、カードショップ業界の枠を超えた話題となった。