| 朝日放送テレビ株式会社 Asahi Television Broadcasting Corporation | |
|---|---|
| 略称 | ABCテレビ、ABC |
| 国家 | 日本 |
| 種類 | 株式会社 |
| 市場情報 | 非上場(親会社の朝日放送グループホールディングスが東証プライム上場) |
| 業種 | 放送業 |
| 本社所在地 | 大阪市福島区福島一丁目1番30号 |
| 設立日 | 2018年4月1日 |
| 年齢 | 8周年 |
| 資本金 | 1億円 |
| 上場 | なし |
| 従業員数 | 686名(2024年10月) |
| 所有者 | 朝日放送グループホールディングス株式会社 |
| 主要株主 | 朝日放送グループホールディングス(100%) |
| 主要部門 | 報道、制作、編成、営業、技術 |
| 代表作品 | 探偵!ナイトスクープ/M-1グランプリ(吉本興業と共催)/全国高等学校野球選手権大会中継 |
| 別名 | カンテレではなくABC |
| リンク | https://www.asahi.co.jp/ |
概要[編集]
朝日放送テレビ(あさひほうそうテレビ)とは、大阪市福島区に本社を置く在阪の準キー局で、テレビ朝日をキー局とするANN系列のテレビ局である。愛称はABCテレビ。近畿広域圏を放送対象地域とする。
詳細[編集]
法人としての成り立ち[編集]
現在の朝日放送テレビ株式会社は2018年4月1日に発足した。それまでラジオとテレビを一社で行っていた朝日放送株式会社が認定放送持株会社へ移行して朝日放送グループホールディングスとなり、テレビ事業を朝日放送テレビ、ラジオ事業を朝日放送ラジオへそれぞれ分けた形である。
分社の理由は組織図の都合ではなく免許の単位にある。放送免許は放送事業に対して与えられるため、放送以外の事業(不動産、コンテンツ販売、配信)を伸ばそうとすると、放送会社の内側に抱えたままでは資本の動かし方に制約が残る。持株会社を上に置き、放送を行う会社をその下に並べれば、放送免許は放送会社が持ったまま、資金調達や出資は持株会社の判断で動かせる。同じ形は在京のフジテレビ(フジ・メディア・ホールディングス)やテレビ朝日などでも採られている。
1975年のネットチェンジ[編集]
ABCの歴史でもっとも大きな出来事は、1975年3月31日に行われた在阪局のネットワーク組み替えである。テレビ開局以来、朝日放送はTBS系列、毎日放送はNET(現在のテレビ朝日)系列に属していたが、新聞資本の系統から見るとこの対応は逆立ちしていた。朝日新聞と結びついているのは東京のNET、毎日新聞と結びついているのは東京のTBSだったためである。この状態は長く「腸捻転」と呼ばれた。
1975年のネットチェンジで朝日放送はANNへ、毎日放送はJNNへ移り、新聞資本と系列の対応が整理された。視聴者の側から見れば「見ていた番組が別のチャンネルに移った」だけの出来事に見えるが、局の側から見れば番組の供給元が丸ごと入れ替わる事態であり、番組表も営業先も同時に組み替わった。ネットワークが番組の相性ではなく資本の系統に合わせて引き直された例として、日本の放送史ではたびたび引かれる。
番組と全国ネット[編集]
準キー局は全国ネット枠を持つことで、自社の制作物をキー局の電波に乗せられる。ABCの代表的な枠には、吉本興業と共催するM-1グランプリ、および朝日新聞社が主催する全国高等学校野球選手権大会の中継がある。後者は新聞社と放送局の資本関係が編成へそのまま現れている例で、主催者の系列局が中継の中核を担う形が長く続いている。
関西ローカルでは1988年開始の視聴者投稿型番組が長寿番組となっており、局の看板として扱われている。お笑いの番組を関西の制作体制で作り続けてきた点は、準キー局に制作機能が残った理由そのものでもある。
余談[編集]
- 本社は2008年に大阪市福島区の再開発地区(ほたるまち)へ移転した。それ以前は大阪市北区大淀にあり、旧社屋の所在地から「大淀のABC」と呼ばれていた時期がある。
- ラジオの朝日放送は1951年11月11日に開局しており、日本の民間放送としてはごく初期の局のひとつにあたる。テレビより5年早い。
- 略称のABCはAsahi Broadcasting Corporationの頭文字で、米国の放送ネットワークABCとは資本関係も提携関係もない。