概要[編集]
平成女児(へいせいじょじ)は、2010年代後半から2020年代にかけてZ世代女性の間で人気が再燃したファッション・カルチャーのテイストの総称。「平成の小学生女児が好んでいたモチーフ・カラー・キャラクター」を2026年現在に蘇らせるスタイル全般を指す。
SHIBUYA109 lab.の「2026年Z世代トレンド予測」でファッション部門の上位にランクインしており、「Z世代の自分軸ファッション」の中核を担う一大ムーブメントとして定着している。
特徴[編集]
カラー[編集]
パステルピンク・サックスブルー・ラベンダー・ミントグリーンなどの「ふんわり優しい色合い」が中心。原色よりも「彩度を落とした優しい色」がコアと言われる。
モチーフ[編集]
- ハート・星・リボン・クマ・ウサギなどの「女児が好むモチーフ」
- キティちゃん・マイメロディ・シナモロール・ぼんぼんりぼん・ニャミーなどのサンリオキャラクター
- ポムポムプリン・クロミ・マイメロディなどサンリオ推し活と一体化
- たまごっち・プリクラ・ガラケーなどの「平成テクノロジー」の再評価
アクセサリー[編集]
ヘアスタイル[編集]
ツインテール・編み込み・ぱっつん前髪など少女漫画のキャラに寄せたスタイル。「平成少女漫画ヒロインリバイバル」と称される。
背景[編集]
90年代〜2000年代へのノスタルジア[編集]
Z世代の多くは平成末期に生まれているが、「自分の母親世代の小学生時代」への興味から、1990年代〜2000年代のサンリオ・ジャニーズ・アニメなどのカルチャーを再発見している。
推し活の延長[編集]
推し活でサンリオキャラを「自分の推し」として愛する人が増加し、「サンリオ女子」「キティラー」といった派生スタイルが定着。
SNS拡散[編集]
TikTokの#平成女児投稿は2026年5月時点で50万件超え。Instagramではテーマ別アカウントが急増し、「#平成女児コーデ」が定番ハッシュタグ化している。
ヒットの背景[編集]
安心・優しさ志向[編集]
2020年代のZ世代は「ストレス社会で疲れたから、優しい世界に逃避したい」というニーズが高く、「平成女児」の「ふわふわ・可愛い・幼い」要素がそのニーズに合致した。
個性を肯定する文化[編集]
「みんなが同じ服を着る」のではなく、「自分が好きなキャラ・色・モチーフを徹底的に推す」というスタイルがZ世代の自己肯定文化とマッチ。
「平成」がオワコンではなくレトロに[編集]
2019年の改元以降、「平成」は「過去の時代」として位置付けられ、「レトロ価値」が付与された。昭和レトロと並ぶ「平成レトロ」の文脈で消費されている。
関連ブランド・店舗[編集]
関連トレンド[編集]
少女漫画コア[編集]
2026年のトレンドキーワード「少女漫画コア」は、1990年代〜2000年代の少女漫画のキャラクターのファッションをそのまま着るスタイル。平成女児の派生。
見せブラ[編集]
見せブラはベースのトップスから見えるよう設計されたブラで、Z世代の間で「平成リバイバル」の派生スタイルとして注目されている。
Y2Kファッション[編集]
1990年代後半〜2000年代初頭のY2Kファッションと平成女児は重なる部分が多く、「Y2K×平成女児」のミックススタイルが流行。
炎上とバズ[編集]
- 2024年「キャラ商品買い占め問題」:サンリオショップでクロミやシナモロールの限定グッズの買い占め・転売が問題化
- 2025年「年齢制限論争」:サンリオピューロランドで「大人だけのナイトイベント」が好評を博し、「子ども向けキャラを大人が独占するな」と一部論争
- 2026年「マイメロディ人気再爆発」:2025年末からマイメロディのグッズ売上が前年比3倍に。「マイメロ転売価格高騰」がトレンド入り
- ガラケーリバイバル現象:「平成女児」スタイルの一環としてガラケーや二つ折り携帯がアクセサリーとして再評価
- なこなこカップルとの関連性:なこなこカップルの動画で「平成女児コーデでデート」が紹介され、若年層に拡散
- 2026年「平成女児フェス」開催:原宿で平成女児カルチャーフェスが開催。サンリオ・たまごっち・プリクラなどの体験ブースが大盛況
余談[編集]
- Z世代女性の「平成女児」認識:50%以上が「自分は平成女児スタイル」と回答する調査結果
- 韓国にも波及:韓国でも「ヘイセイ女児」として認知。IVEのカズハ・レイの私服スタイルが平成女児的だと話題
- 平成ファッションリバイバルとの重なり:平成ファッションリバイバルの一部として位置付けられるが、「平成女児」は「女児(子ども)向け」というニッチに特化
- サンリオの業績V字回復:「平成女児」ブームの中心軸となったサンリオは、2020年代にV字回復を達成
- マイメロディとクロミの対立構造:「マイメロディ推し」と「クロミ推し」は派閥として認識される
- 平成の音楽もリバイバル:モーニング娘。・ZARD・宇多田ヒカルなどの平成J-POPも平成女児のBGMとして再評価
- プリクラの人気復活:2026年にはプリクラの店舗数が2010年代水準まで戻った
- たまごっち新作:バンダイから2025年に新作のたまごっちがリリースされ、売り切れ続出
- 韓国コスメとのコラボ:韓国のセラムブランドがマイメロディとコラボ
- 映画館でのサンリオ映画:2026年にはマイメロディ&クロミの新作映画も公開予定
関連項目[編集]
- 平成ファッションリバイバル
- サンリオ
- マイメロディ
- クロミ
- ハローキティ
- シナモロール
- Z世代
- Z世代のSNS疲れ
- 推し活
- 少女漫画コア
- 見せブラ
- Y2Kファッション
- たまごっち
- プリクラ
- 原宿
- SHIBUYA109 lab.
- なこなこカップル
- ピューロランド