| 岡春翔 Haruto Oka | |
|---|---|
| 誕生日 | 2000年4月7日 |
| 年齢 | 26歳 |
| 出身地 | 大阪府 |
| 国籍 | 日本 |
| 学歴 | 高校卒業(大学には進学せず) |
| 職業 | 実業家、インフルエンサー |
| プラットフォーム | TikTok、Instagram、YouTube |
| 活動期間 | 2021年 - |
| ジャンル | 縦型ショートドラマ、ショートコンテンツ |
| 代表作品 | ハル学園 |
| 事務所 | HA-LU(代表取締役社長) |
| 別名 | はるぼー |
| リンク | https://ha-lu.jp |
概要[編集]
岡春翔(おか はると、2000年4月7日 - )とは、縦型ショートドラマを手がけるHA-LUの創業者で、代表取締役社長を務める日本の実業家である。大阪府出身。モデル・インフルエンサーとして活動したのち24歳で会社を立ち上げ、2025年4月にはテレビ東京の経済番組『カンブリア宮殿』に出演、同年5月には米経済誌『Forbes』の「Forbes 30 Under 30 Asia 2025」に選出された。中学時代はガンバ大阪の下部組織に所属した元サッカー少年で、大学には進学していない。
詳細[編集]
「岡春翔 何者」で検索されるのは、テレビの経済番組に出てくる経営者の平均像から年齢が大きく外れているためである。『カンブリア宮殿』出演時点で24歳、会社は設立から1年も経っていなかった。同社は、番組に出演した起業家として最年少であるとしている。
経歴の入口はビジネスではなく発信の側にある。モデル、インフルエンサーとしてTikTokやInstagramで活動し、SNSの総フォロワー数は50万人を超えた。2021年には東京・渋谷で古着のレンタルサービスを立ち上げている。2024年4月30日に株式会社HA-LUを設立し、代表取締役社長に就任した。
愛称は「はるぼー」で、TikTokでの活動時期には5人組クリエイター集団「ストレンジキャット(スト猫)」のリーダーはるぼーとしても知られた。本人の発信はビジネス用語よりも生活の言葉で組み立てられており、番組出演時のコメントでも「僕は渋谷をジャックする」「人生楽しもうぜ!」という表現をそのまま使っている。
人物と経歴[編集]
サッカー歴と学歴[編集]
2000年4月7日、大阪府生まれ。本人が2024年8月に公開したnoteによれば、小学2年生でサッカーを始め、部員が3人しかいなかったチームに22人を集めて自分のチームを作り、キャプテンとして大阪府内で強いと言われるところまで持っていったという。中学ではセレクションを受けてガンバ大阪の下部組織に入り、高校は「大阪で一番プロが出ている高校」に推薦で進学している。校名を本人が明言した記述は確認できず、個人ブログでは興國高等学校(大阪市)とされることが多いが、本人や会社による一次情報の裏付けは取れていない。
高校2年でプロサッカー選手を目指すことを断念し、代わりに経営者を志した。本人の記述では大学受験は全て不合格で、進学せずに上京している。上京後は派遣のアルバイトで生活し、正社員として入った会社を2か月で辞め、コンビニエンスストアの夜勤と掛け持ちした時期がある。家賃と物価に対して収入が足りず、食費を削った結果めまいが止まらなくなった、住まいを手放して知人宅を転々としたといった記述も自身で書いている。
「岡春翔 大学」「岡春翔 高校」が検索され続けるのは、テレビに出る経営者の紹介で当然のように置かれる学歴欄が、この人物の場合は空白だからである。本人の自己紹介も学歴や資格ではなく「どこで挫折して何に切り替えたか」の列挙で組み立てられており、後にショートドラマで扱う「青春」の題材と地続きになっている。
モデル・インフルエンサーから古着レンタルへ[編集]
10代からモデル・インフルエンサーとして活動し、TikTok・Instagramを中心に発信を重ねた。個人で発信したコンテンツの総再生回数は1,600万回、SNSの総フォロワー数は50万人を超えている。関西コレクションへの出演や雑誌モデルの仕事もこの時期にあたる。
2021年10月、東京・渋谷で店舗型かつサブスクリプション型の古着レンタルサービスを立ち上げる。自身が展開したアパレルブランドでは累計1,000着以上を販売したとされる。この時点ではまだ映像制作の会社ではない。発信者としてフォロワーを抱えた状態から、その層に向けた事業を組み立てるという順序で、Z世代の起業に典型的な流れをたどっている。
2024年4月30日、株式会社HA-LU設立。本社は東京都港区赤坂。資本金は3,130万円で未上場。会社が掲げるのは「新しい青春」を届けることで、既存の青春像を更新する「青春2.0」という言い方をしている。
資金調達と会社の規模[編集]
設立同年8月、元放送作家でスタートアップファクトリー代表の鈴木おさむと、アパレル企業yutori代表取締役社長の片石貴展を引受先とするエンジェルラウンドの資金調達を実施した。同年10月には、サイバーエージェント・キャピタル、ブーストキャピタル、スタートアップファクトリーを引受先とするシードラウンドを実施している。
同社が運用するSNSアカウントは、設立から1年で総再生回数3億回・総フォロワー数37万人を超え、2026年6月時点では総再生回数10億回・総フォロワー数40万人を超えたとしている。代表作『ハル学園』は、『Forbes』の紹介によれば2025年5月時点で再生回数2億回を突破している。
メディア出演と受賞[編集]
2025年3月28日に出演が告知され、同年4月3日に『日経スペシャル カンブリア宮殿』(テレビ東京系列、23:06〜23:55)へ出演。同じ回のゲストは株式会社yutori社長の片石貴展で、番組は放送開始20年目に入る節目の回だった。司会は村上龍と小池栄子。
2025年5月、米経済誌『Forbes』が発表する「Forbes 30 Under 30 Asia 2025」のSocial Media, Marketing & Advertising部門に選出された。Forbesは、10代から20代を対象とするSNS向けショートドラマ事業に加え、AIを活用した漫画、ショートアニメーション、キャラクターIPの開発へ事業を広げている点を紹介している。
2025年には、自社主催のイベント「渋谷アオハル2.0祭」で総合プロデューサーを務めた。MIYASHITA PARKを中心に、ショートドラマ・音楽・ファッションを組み合わせる構成で、オンラインの「青春2.0」を都市空間に持ち出す形を取っている。2026年にはマーケティングカンファレンス「ad:tech tokyo 2026」に登壇し、NewsPicksの討論番組『The UPDATE』にも出演している。
年収・身長など公表されていない情報[編集]
「岡春翔 年収」「岡春翔 身長」は指名検索でよく並ぶが、いずれも本人・会社とも数値を公表していない。HA-LUは未上場で決算公告の義務がなく、役員報酬が外部から確認できる資料も存在しない。ネット上に出回る年収の金額は、第三者が売上規模から逆算した推定値である。
縦型ショートドラマという業態[編集]
HA-LUが作るのは、TikTokやInstagramで配信される縦型のショートドラマである。代表作は学園もののシリーズ「ハル学園」。
この業態が成立する理由は、映像の作り方そのものより配信面の構造にある。縦型・数分・音声なしでも筋が追えるという条件は、スマートフォンを縦に持ったまま指で送っていく視聴の形に合わせて逆算されたものである。従来のテレビドラマは横画面・数十分・番組表という前提で設計されており、同じ内容を短く切っても縦型の面では機能しない。だから「短いドラマ」ではなく最初から別の形式として作られる。
もうひとつは資金の回り方である。数分のドラマは制作費が小さく、本数を多く出せる。当たり外れを1本ごとに判定するのではなく、本数でアルゴリズムの露出を取りにいく設計になる。企業・ブランド向けのショートコンテンツのマーケティング支援を並行して行うのは、自社コンテンツで作った制作体制をそのまま受託に転用できるためである。
出演者の側から見ると、この形式は俳優の入口を増やす。オーディションと事務所を経由しなくても画面に出られる一方、1本あたりの報酬は小さく、認知が次の仕事につながるかは本人の発信力に依存する。同じ構造はVTuberやYouTuberの周辺でも繰り返し観察されており、新しい形式が出てくると「入口が広がった」という評価と「仕事が細切れになった」という評価が同時に出る。どちらが主になるかはまだ定まっていない。
海外の反応[編集]
縦型ショートドラマという形式そのものは日本固有ではなく、中国発の短劇アプリや英語圏のショートドラマ配信が先行しており、海外の業界メディアでは「日本市場でも同じ形式が立ち上がった」という文脈で扱われている。一方、HA-LU作品は日本語の学園ものが中心で、言語と学校文化の前提が強いため、そのままの形での海外展開は進んでいない。
短尺の縦型コンテンツについては、可処分時間の奪い合いを加速させるという批判と、映像制作の参入障壁を下げたという評価が並立しており、どちらかに決着した論点とは言いがたい。
余談[編集]
- 会社名の「HA-LU」は代表者名の「春翔(はると)」から取られている。個人名をそのまま社名にする例は、発信者から始まった会社でよく見られる形である。
- 『カンブリア宮殿』のリリースに寄せたコメントでは「AIの進化でより合理的な判断を見つけやすい世の中になった今、どこか非合理的だけどワクワクするような選択をできる奴がこの時代は勝てる」と述べている。
- 同社の公式TikTokアカウントは会社名ではなく作品名(halu_gakuen)で運用されている。視聴者が覚えるのは会社名ではなく作品名だという、この業態の性質がそのまま出ている。