岡崎体育

岡崎体育
基本情報
出身地 京都府城陽市
国籍 日本
ジャンル J-POP / インディーズ / コメディポップ
活動期間 2010年 - 現在
身長 / 体重 cm / kg
レーベル SME Records
事務所 ソニー・ミュージックエンタテインメント
別名 おかざきたいいく



概要[編集]

岡崎体育(おかざきたいいく、本名:岡崎義典、1989年9月1日 - )は、京都府城陽市出身の日本人シンガーソングライター。独特のユーモアセンスとポップミュージックへの深い理解を武器に、音楽とコメディの境界を軽やかに行き来するアーティストとして知られる。

2016年に発表したMV「MUSIC VIDEO」は、それまで氾濫していたJ-POP系ミュージックビデオの典型パターンを完璧に解体・パロディ化した楽曲で、「見たことがある」「これはすべての邦楽MVだ」という感想が殺到し、公開後3日で1000万再生を突破するバズを起こした。この楽曲によって岡崎体育の名は一気に全国区となった。

一見するとコメディアーティストに見えるが、実際には音楽的完成度が非常に高く、「ちゃんと聴けば本当にすごいアーティストだ」という再評価も多い。京都府立城陽高校、関西外国語大学外国語学部卒業というアカデミックな側面と、音楽愛と笑いのセンスが融合した独自のスタンスを持つ。

経歴[編集]

幼少期・学生時代[編集]

幼少期から音楽に親しみ、ピアノを習っていた。京都府立城陽高校を卒業後、関西外国語大学外国語学部英米語学科に進学。大学在学中から音楽活動を開始し、ライブハウスを中心に活動を続けた。「岡崎体育」という芸名の由来について本人は「体育の授業が嫌いで、体育を名乗ることで逆に乗り越えようとした」的なニュアンスを語ったことがある(本人の説明は時により異なるとも言われる)。

インディーズ時代(2010〜2016年)[編集]

ライブハウスでの活動を積み重ね、主に関西圏でファンを獲得。京都・大阪のインディーズシーンで地道に作品を発表し続けた。当初から「笑いながら感動させる」独特のスタイルは固まっており、コアなファンの間では熱い支持を受けていた。ただし全国的な知名度はまだ低く、メジャーデビュー前は「京都の変わったシンガーソングライター」という立ち位置だった。

MUSIC VIDEOによるブレイク(2016年)[編集]

2016年5月にYouTubeで公開したMV「MUSIC VIDEO」が火付け役となった。この楽曲は、当時の典型的なJ-POP系ミュージックビデオの演出パターン——ポエティックなカメラワーク・野原での撮影・海辺での撮影・バンド演奏シーン・卒業式シーン等——を、本人が直接解説しながら全て網羅するという構成になっており、「自分でパロディしながら本物のMVを作っている」という二重構造が絶賛された。

「この展開みんな心当たりあるでしょ?」という感覚がSNSを爆発させ、3日で1000万再生を突破。様々なメディアで取り上げられ、「岡崎体育」という名前が一夜にして全国区になった。Twitterでは「これは邦楽MVの教科書」「全てのJ-POPに当てはまる」というコメントが大量投稿され、この動画を起点に「あるあるネタ系ミュージックビデオ」の文法が広く語られるようになった。

メジャーデビュー・継続的活動(2017年〜)[編集]

「MUSIC VIDEO」のバズを受けてSME Recordsよりメジャーデビュー。2017年4月にメジャー1stアルバム『BASIN TECHNO』をリリースし、デビューから安定した活動を続けている。その後も「感情のピクセル」「Friends」など話題曲を発表し続け、コメディ一辺倒ではなくシリアスな楽曲でも高い評価を得ている。

ライブパフォーマンスでも評価が高く、一人でバンドサウンドを完全再現する楽曲制作スタイルと、MCの爆笑トークが融合したライブは「生で見るとさらに面白い」と評される。

楽曲・作品 =[編集]

代表曲[編集]

MUSIC VIDEO(2016年)
岡崎体育の名を全国に知らしめた代表曲。J-POP系ミュージックビデオのお約束演出をメタ的に解説しながら曲として成立させるという前代未聞の構成。YouTubeで数千万回再生を記録し、「MVのあるある」を語る際の基準作品として後世まで語られるであろう一曲。
Friends(2017年)
独自の「友情」観を綴った楽曲で、コメディ的側面とは異なるシリアスな一面を見せた。「笑わせるだけじゃないんだ」とファン層を広げるきっかけになった楽曲のひとつ。
感情のピクセル(2018年)
アニメ「ちはやふる3」のエンディングテーマ。アニメファン・非ファン双方に広く聴かれ、「岡崎体育がこんなにいい曲書けるの?」という再評価をもたらした。

アルバム[編集]

  • 2017年:BASIN TECHNO(メジャー1stアルバム)
  • 2018年:BOLBBALGAN(メジャー2ndアルバム)
  • 2019年:XXL(3rdアルバム)
  • 以降、コンスタントにリリースを継続

人物・キャラクター[編集]

岡崎体育の最大の特徴は「音楽への愛と笑いへの愛が矛盾なく両立している」こと。音楽プロデューサー・作曲家としての能力は高く評価されており、「MUSIC VIDEO」はコメディの外殻をまとっているが、楽曲としての完成度も本物だ。

ステージでのMCは爆笑の連続で、「コンサートに行くと笑いすぎてお腹が痛くなる」というレポートが多い。本人は京都弁で話し、「京都人っぽいやんわりとした毒」を笑いに変えるスタイルが独自のブランドになっている。

炎上とバズ[編集]

  • 「MUSIC VIDEO」3日で1000万再生:公開後3日で1000万再生というスピードが話題になった。「こんなに広まるとは思っていなかった」と本人も驚いていた様子。海外からの視聴も多く、字幕版が各国語で作成された。
  • 「実は本格的なアーティスト」再発見バズ:MUSIC VIDEOの大ヒット後、コメディアーティストとして認識していた人たちがほかの楽曲を聴いて「普通にいい曲じゃないか」と気づくという現象が多発。「見くびっていてすみませんでした」という感想がSNSに溢れた。
  • ライブ前の「諦めの境地」発言:ツアー開始前のインタビューで、「笑ってほしいのか感動させたいのかよくわからなくなってきた」という趣旨の発言が「正直すぎる」「そのままでいい」と好意的に受け止められ、ちょっとバズった。
  • ちはやふるED起用バズ:「感情のピクセル」のちはやふるED起用が決まったとき、アニメファンの間で「岡崎体育って誰?」から「これがあの人か!」という展開が一気に起きた。初見アニメファンが「MUSIC VIDEO」を見て衝撃を受けるリアクション動画がYouTubeで多数投稿された。

余談[編集]

  • 本名は岡崎義典。「体育」という芸名を頑なに使い続けており、本名で活動することへの抵抗感を語ったことがある。
  • 音楽的影響源としてthe pillows・バンプオブチキン・チャットモンチー等の邦楽バンドを挙げており、音楽リスナーとしての素養は正統派。
  • 歌詞の中に独自の世界観があり、「哲学的とも取れる言葉遊び」を評価するファンも多い。
  • 関西外国語大学出身らしく、英語ではなく関西弁で世界に通用するコンテンツを作っているという皮肉めいた符合が本人も自覚している模様。
  • ライブの物販グッズは毎回凝ったデザインで、「グッズのためにライブに行く」というファンも存在する。
  • 「コメディ系アーティスト」というジャンルが日本に定着した際、開拓者の一人として名前が挙がる存在になっている。

関連項目[編集]

外部リンク[編集]

  • YouTube公式チャンネル:岡崎体育
  • X(旧Twitter)@okazakitaiiku