| 株式会社JTBC Joongang Tongyang Broadcasting Company(주식회사 제이티비씨) | |
|---|---|
| 略称 | JTBC |
| 国家 | 韓国 |
| 種類 | 総合編成チャンネル |
| 業種 | 放送 |
| 本社所在地 | ソウル特別市麻浦区上岩洞 |
| 設立日 | 2011年 |
| 所有者 | 中央グループ |
| 主要株主 | 中央ホールディングス |
| 主要部門 | 報道 / ドラマ / バラエティ |
| 代表作品 | 梨泰院クラス |
| リンク | https://jtbc.co.kr/ |
概要[編集]
JTBCとは、韓国の総合編成チャンネルである。日刊紙・中央日報を中核とする中央グループが2011年に開局し、報道番組とドラマの両方で地上波局に並ぶ存在になった。
詳細[編集]
総合編成チャンネルという枠[編集]
2011年に韓国で新設された「総合編成チャンネル」は、ケーブルや衛星で配信されながら報道・教養・娯楽のすべてを扱える区分である。専門チャンネルはジャンルが限定されるため、報道を含む総合編成が認められたことは、KBS・MBC・SBSの地上波3社が長く独占してきた領域に新規参入の道が開いたことを意味した。JTBCはこの枠で開局した局の中で最も存在感を得た。
報道で名前を上げた局[編集]
2016年に朴槿恵大統領の知人女性による国政介入を報じたスクープは、開局からわずか5年の局が報道で全国的な信用を獲得した例として語られる。放送局の評価が編成の広さでなく個別の報道で一気に動いたという点で、地上波局が長い時間をかけて積み上げてきた信用の作り方とは経路が違う。
ドラマで地上波を追い越した構造[編集]
梨泰院クラス、SKYキャッスルなど話題作を続けて出し、韓国ドラマの中心が地上波以外へ移る流れを作った局のひとつである。これは作品の質だけの話ではない。地上波は全国向けの限られた時間枠を埋める必要があるため、見込み視聴者数が小さい題材や、描写の強い題材を選びにくい。総合編成チャンネルは編成の自由度が高く、Netflixなどの動画配信サービスとの組み合わせで国外の視聴者も数に入れられる。つまり「誰に向けて作るか」の前提が違っており、同じ予算でも狙える題材の幅が広がる。TvNとスタジオドラゴンが同じ時期に台頭したのも同じ理由による。
2026年のデフォルトと企業再生手続き[編集]
2026年6月12日、JTBCは計206億ウォンの流動化借入金を満期に償還できず債務不履行(デフォルト)を宣言した。その3日後にあたる6月16日、JTBCを含む中央ホールディングス、コンテンツリ中央、メガボックス中央、中央P&Iの5社が企業再生手続きに入った。JTBC側は、デジタルとOTTを軸にメディア環境が急変し、テレビの広告収入が大きく減少したことを理由として説明している。
信用評価業界の集計では、前年末時点で中央グループ全体の借入金は3兆ウォンに達し、負債比率は中央ホールディングスが4564.7%、JTBCが2443.6%、コンテンツリ中央が1020.9%だった。中央日報自体は更生手続きの対象に含まれず、債権団と協議して債務整理を進めながら新聞発行とデジタル報道を続けるとしている。
この経緯は「話題作を出せる局が経営で行き詰まる」という一見矛盾した事態だが、収入の仕組みを見ると筋が通る。ドラマの評判が世界に届くようになっても、その作品を見た人が払う金は配信プラットフォームに入り、放送局の広告枠の値段には直結しない。視聴がスマートフォンと配信へ移るほど、テレビの広告枠を売って制作費を回収する形は成り立ちにくくなる。作品の成功と会社の収入が別々に動くようになったということである。
余談[編集]
局名のJTBCは、かつてサムスングループ系列にあった東洋放送(TBC)の流れを社名に残したものである。1980年に統合されて姿を消した放送局の名を、31年後に開局した局が受け継いだ形になる。
中央グループは新聞・放送・映画館(メガボックス)を同時に抱えるメディア企業だった。ひとつのグループで媒体を並べる構造は日本の新聞社と系列テレビ局の関係にも似ているが、広告という同じ財源に複数の事業が同時に依存していると、環境が変わったときに全体が同じ方向へ傾くという弱さも併せ持つ。