| ポッカキット pokakit | |
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| 国家 | 日本 |
| 種類 | まとめサイト(ショックサイト) |
| 設立日 | 2011年6月 |
| 別名 | ポカキット、ポカキト、ぽっかきっと、ぼっかきっと |
| リンク | po-kaki-to.com |
概要[編集]
ポッカキット(pokakit)とは、2011年にライブドアブログ上で開設された日本のまとめサイトである。実際の事件・事故の映像を扱うショックサイトの一つで、「検索してはいけない言葉」の常連としてサイト名だけが広く知られている。
詳細[編集]
成り立ちと現在[編集]
2011年、ライブドアブログの一ブログとして開設された。2012年12月から18禁の扱いになり、その後は独自ドメインへ移行して現在に至る。開設から15年近く続いており、この種のサイトとしてはかなりの長寿にあたる。
同種のサイトが摘発・閉鎖・ドメイン差し押さえで短命に終わることが多いなか、日本語圏のショックサイトで名前が定着したものは数えるほどしかない。ポッカキットはそのうちの一つで、知名度という点では日本語圏で最上位にいる。
掲載内容[編集]
掲載記事数は約45,000件とされる。中身は大きく二系統に分かれる。
一つは事件・事故・暴力の映像。実際の殺人、事故、動物虐待などを扱っており、その多くはTheYNC、旧BestGore、Kaotic、旧LiveLeakといった海外のショックサイトからの転載である。ポッカキットが独自に撮影・入手した素材ではなく、海外で先に出回ったものを日本語の見出しと解説を付けて再掲載する、という形が基本になっている。転載元の許諾は明示されておらず、著作権侵害を指摘されることが多い。
もう一つが性的な内容で、こちらも露骨な表現を含む。ただし近年のものは性器部分にモザイクが入っている場合が多く、日本のわいせつ物頒布規制を意識した処理と見られている。暴力表現には手を加えず、性表現にだけ修正を入れるという扱いの差は、日本の法規制がどこに厳しいかをそのまま反映している。
事実関係の誤りと訂正のなさ[編集]
記事の説明文に誤りが含まれることがあり、実際にあった事件の被害者を加害者であるかのように記述した例が指摘されている。転載元の英語記事を誤読したものか、閲覧数を狙った脚色かは判別がつかないが、いずれにせよ訂正が入らないまま記事が残り続ける構造になっている。
まとめサイト全般に言えることだが、一次情報を持たず、訂正の責任も負わない媒体が「事実」として流通してしまう問題が、ここでも典型的な形で現れている。
コメント欄という文化[編集]
このサイトを語るときにコンテンツ本体と同じくらい話題になるのがコメント欄である。死者や被害者を茶化す書き込み、ユーザー同士の罵り合いが常態化しており、記事本文よりコメント欄のほうが「きつい」と言われることも多い。
これはポッカキット固有の現象というより、2ちゃんねる・5ちゃんねる系の匿名文化とショックサイトが接続したときに起きる典型的なパターンである。匿名性が高く、内容が過激で、常連が固定化している——この三つが揃った掲示空間では、露悪的な書き込みほど目立ちやすくなる。同じ構造は海外のショックサイトのコメント欄でも観察されている。
広告の多さと「広告がうざい」問題[編集]
Googleでサイト名を検索すると、「ポッカキット 広告」「ポッカキット 広告 消す」「ポッカキット 広告 うざい」といった語が関連キーワードとして並ぶ。Yahoo!知恵袋にも広告に関する質問が繰り返し投稿され、広告の消し方を解説する個人ブログまで存在する。サイトの知名度が「広告が邪魔」という不満とセットで流通している、珍しい状態にある。
報告されている挙動は、記事本文の合間に大量のバナーが挿入される、画面をタップすると別サイトへ飛ばされる(ポップアンダー)、出会い系・情報商材・アダルト系の広告が画面を覆う、といったものである。
なぜこうなるのかには、はっきりした構造的理由がある。この種のサイトは大手広告ネットワークの審査を通らない。結果として審査の緩いアフィリエイト広告やアダルト系アドネットワークに依存することになり、単価が低いぶん表示数で稼ぐ設計になる。広告の「量」が増えるのも「質」が落ちるのも、同じ一つの原因から来ている。
そして実務上重要なのは、トラブルの大半がサイト本体ではなく広告枠で起きているという点である。「ウイルスに感染しました」と偽ってアプリのインストールや個人情報の入力を促す偽警告、当選詐欺、不正な課金ページ——これらはいずれも広告経由で表示される。
一般論として、この種の広告表示はブラウザ標準のポップアップブロック機能、uBlock OriginやAdGuardといった広告ブロッカー、AdGuard DNSのようなDNSレベルのフィルタリングで大幅に減らせる。サイト側にも、スマートフォン利用者向けに一定期間広告を非表示にする仕組みが用意されているとされる。
「危険なサイトか」への回答[編集]
Yahoo!知恵袋には「ポッカキットは危険か」「閲覧するとウイルスに感染するのか」という質問が繰り返し投稿されている。事実関係を整理すると次のようになる。
閲覧しただけでウイルスに感染したという確証のある事例は多くない。一方で、広告経由のポップアップや強制的な画面遷移は頻繁に報告されており、セキュリティソフトが警告を出すこともある。つまり技術的な危険は、サイトそのものよりも前節で述べた広告枠に集中している。
誤って開いてしまった場合、多くはタブやウィンドウを閉じれば済む。個人情報を入力せず、広告のボタンを押していなければ、それだけで直ちに被害が生じる可能性は低いとされる。不安が残るならセキュリティソフトでスキャンをかければよい。
もう一つ、技術的な話とは別に指摘されるのが、映像そのものが与える心理的な影響である。実際の死や暴力の映像を見たあと、しばらく頭から離れないという反応は珍しくない。これは耐性の問題ではなく、そういう反応が普通に起こりうるというだけの話である。
姉妹サイトとYouTubeチャンネル[編集]
かつて全年齢向けの姉妹サイト『キットポッカ』が存在したが、現在は消滅している。本サイトが使えなくなった場合の受け皿として開設されたと見られている。名前を並べ替えただけというネーミングセンスは、この界隈らしい雑さとして知られる。
YouTubeチャンネルも存在し、漫画形式の動画を公開していたが、現在は削除されて視聴できない。
余談[編集]
- サイト名「ポッカキット」の由来ははっきりしていない。Yahoo!知恵袋などで繰り返し質問が挙がるが、確定した説明は見当たらず、語感だけで付けられたのではないかと推測されている。何かの略でも造語でもなく、意味のない音の並びで15年生き延びたサイト名というのは、それ自体がなかなか珍しい。
- 「検索してはいけない言葉」というジャンル自体が2000年代のネット文化の産物である。当時は検索エンジンの結果が今より無防備で、うっかり踏むという体験が成立した。現在は検索側のフィルタリングが強化され、「検索してはいけない」という言い回しは実態というより様式として残っている面がある。
- そのため、名前は知っているが中身を見たことはないという層が非常に厚い。ニコニコ大百科やピクシブ百科事典にも項目が立てられており、実物より「危ないサイトがあるらしい」という伝聞のほうが広く流通している。この点では都市伝説に近い広まり方をしている。
- 危険度をランク付けするネット上のまとめでは、10段階で6程度に分類されることが多く、「殿堂入り」扱いを受けることもある。分類タグは「グロ」「セクシャル」「フォビック(恐怖・不安を煽る系)」など。
- 匿名掲示板には過去に「ポッカキットの管理人」を名乗る人物が現れ、質問に答えるスレッドが立ったことがある。ただしその人物が実際の運営者かどうかは確認されていない。
- 表記ゆれが多いサイトとしても知られ、「ポカキット」「ポカキト」「ぽっかきっと」「ぼっかきっと」などで検索される。促音と濁点の位置が覚えにくいためで、X (SNS)でも表記が割れたまま言及されている。