| チョコレートプラネット | |
|---|---|
| コンビ名 | チョコレートプラネット(チョコプラ) |
| メンバー | 長田庄平 松尾駿 |
| 結成 | 2006年 |
| 事務所 | 吉本興業 |
| ジャンル | コント |
| 代表ネタ | TT兄弟・ものまね |
| キングオブコント | 2018年 準優勝ほか決勝常連 |
| YouTube | チョコレートプラネットチャンネル |
概要[編集]
チョコレートプラネット(略称:チョコプラ)は、長田庄平(おさだ しょうへい)と松尾駿(まつお しゅん)からなる日本のお笑いコンビ。所属は吉本興業。2006年に結成され、長くキングオブコントの決勝常連として知られるコント師でありながら、ものまねやYouTubeでの活動でも幅広い人気を獲得した、「実力と人気を両立した稀有なコンビ」である。アルファベットの「T」に扮した二人が繰り広げる「TT兄弟」のネタは子どもから大人まで巻き込む大ヒットとなり、社会現象的な広がりを見せた。
長田によるIKKOや和田アキ子といった著名人のものまねの完成度の高さ、松尾の身体を張った表現力、そして二人のコント職人としての確かな技術。さらにYouTubeチャンネルでは大食い・検証・コント企画などで膨大な再生数を稼ぎ、テレビ・劇場・ネットのすべてで結果を出している。「コントの賞レースで評価される本格派」でありながら「茶の間にもネットにも愛される国民的人気者」という、両立が難しいポジションを見事に確立したコンビらしい。
メンバー[編集]
長田庄平は、IKKOや和田アキ子などのものまねで知られるムードメーカー。ふくよかな体型と愛嬌のある表情を活かし、「どんだけー」のIKKOものまねは本人公認級の完成度と評される。コントでは多彩なキャラクターを演じ分け、その振り幅の広さでチョコプラの世界観を支えている。穏やかで人懐っこい人柄でも知られ、共演者やファンから親しまれている。
松尾駿は、シャープなルックスとキレのある動きが持ち味。コントでは冷静な役からぶっ飛んだ役まで幅広くこなし、ファッションやデザインへのこだわりでも知られる。TT兄弟をはじめとするキャラクターネタでは、二人の息の合った動きと表情で笑いを増幅させる。長田の柔らかさと松尾のシャープさ、この対照的な二人が組むことで、チョコプラのコントは絶妙なバランスを保っている。
結成とコント師としての歩み[編集]
二人は吉本興業の東京の養成所で出会い、2006年にコンビを結成。早くからコントの実力を評価され、キングオブコントの決勝に何度も進出する常連となった。とりわけ2018年大会では準優勝に輝き、「コント師チョコプラ」の実力を改めて世に知らしめた。設定の作り込み、キャラクターの作り込み、そして二人の演技力の高さで、コントというジャンルの中でも一目置かれる存在になっている。
長い下積みと賞レースでの研鑽を経て、チョコプラは「いつブレイクしてもおかしくない実力派」として業界内で知られていた。その評価が一般層にまで一気に広がったのが、後述するものまねとTT兄弟、そしてYouTubeでの活動だった。コント師としての確かな土台があったからこそ、その後の多方面の活躍にも説得力が生まれたのである。地道に積み上げた技術が、後の大ブレイクの礎になった好例といえる。
TT兄弟とものまね[編集]
チョコプラの名を全国区にしたのが、アルファベットの「T」に扮した二人が登場する「TT兄弟」のネタである。全身タイツ姿でTの形を作り、身近なものの中から「T」を探し出す——という単純明快で子どもにも分かりやすい内容が大ウケし、保育園・幼稚園から大人まで巻き込む爆発的なヒットになった。キャラクターグッズ化やイベント出演も相次ぎ、チョコプラは「コント師」から「お茶の間の人気者」へと一気に駆け上がった。
もう一つの武器が、長田のものまねである。IKKOの「どんだけー」、和田アキ子など、本人に肉薄する完成度の高いものまねは、テレビのものまね番組で鉄板の人気を誇る。コントで培った「キャラになりきる力」が、ものまねという形でも存分に発揮されているのだ。本格コントとキャッチーなキャラネタ、そして精巧なものまね——この多彩な武器の組み合わせが、チョコプラの守備範囲の広さを物語っている。
YouTubeでの成功[編集]
チョコプラを語るうえで欠かせないのが、YouTube「チョコレートプラネットチャンネル」の成功である。大食い企画、検証企画、コント、ドッキリなど多彩な動画を投稿し、芸人YouTuberの中でもトップクラスの登録者数・再生数を誇る。テレビのコントとはまた違う「素のチョコプラ」「ゆるい二人の関係性」が見られる場として、若い世代を中心に絶大な支持を集めている。
テレビの賞レースで評価される本格派が、YouTubeでも大成功を収めるというのは決して当たり前のことではない。コント・ものまね・YouTubeという三本柱をすべて高いレベルで回し、それぞれが相互に人気を高め合う好循環を作り上げたのがチョコプラの戦略の巧みさである。「テレビが斜陽」と言われる時代に、複数のメディアをまたいで活躍する芸人の理想形を体現しているといえる。
二人の関係性[編集]
チョコプラの魅力のひとつは、長田と松尾の自然体な関係性である。柔らかく愛嬌のある長田と、シャープでクールな松尾。一見タイプの違う二人だが、長い付き合いの中で築かれた信頼関係は厚く、YouTubeやバラエティでの素のやり取りからは「本当に仲が良いんだな」という空気がにじみ出ている。作り込まれたコントの完成度と、飾らない二人の関係性のギャップが、ファンにとっての大きな見どころになっている。
コント師としては緻密に役を演じ分ける一方、素の二人はゆるくて気取らない。この「オンとオフの落差」が、チョコプラというコンビの奥行きを生んでいる。ステージ上では別人のようにキャラを演じ、カメラが止まれば気の置けない仲間に戻る——その切り替えの鮮やかさこそ、長年連れ添ったコンビならではの味わいである。二人の関係そのものがコンテンツとして成立しているのは、人気者の証でもある。
マルチな活躍[編集]
チョコプラの活動領域は、コント・ものまね・YouTubeにとどまらない。バラエティ番組のレギュラー、グルメ・大食い企画、ファッションやデザイン関連の仕事、イベント出演など、二人はそれぞれの個性を活かして多方面に活躍の場を広げている。とりわけ「食べる」企画での二人の楽しそうな姿は人気が高く、見ているだけで幸せな気持ちになると評判だ。
こうしたマルチな活躍を支えているのは、やはりコント師として培った「表現の引き出しの多さ」である。どんな企画にもキャラクターとして対応でき、どんな相手とも自然に絡める柔軟さ。この対応力の高さが、チョコプラを「どこに出しても面白い」便利な人気者にしている。テレビ・ネット・ライブのいずれの現場でも安定して結果を出せる二人は、現代のお笑い芸人が目指すべき「メディア横断型」の成功モデルそのものだといえる。
炎上とバズ[編集]
- TT兄弟の社会現象化:単純で分かりやすいネタが子どもたちに大ウケし、全国の園児が真似する大ブームに。お茶の間とキッズ層を同時に掴んだ。
- ものまねのクオリティ:長田のIKKO・和田アキ子ものまねが「本人を超えた」と話題になり、ものまね番組で定番の人気ネタになっている。
- YouTubeの大成功:芸人YouTuberとしてトップクラスの数字を叩き出し、「テレビとネットの両立」の成功例として注目された。
- キングオブコント準優勝:人気者でありながらコントの賞レースでも結果を残し、「ただの人気者ではない実力派」であることを証明した。
余談[編集]
- コンビ名「チョコレートプラネット」のインパクトある語感は、一度聞いたら忘れにくい。略称「チョコプラ」もすっかり定着した。
- TT兄弟の全身タイツ衣装は、シンプルゆえに汎用性が高く、さまざまな番組やイベントで使い回せるのが強み。キャラの寿命が長い理由でもある。
- 長田と松尾は仲の良さでも知られ、YouTubeでの自然な掛け合いがファンに愛されている。作り込まれたコントと素の二人、両方が見られるのが魅力。
- コント師としての評価が高いだけに、ものまねやYouTubeでの「振り切った姿」とのギャップも面白い。本格派が全力でふざける様子が人気。
- キッズ人気が非常に高く、ファミリー向けイベントの常連。子ども経由で親世代にもファンが広がるという好循環を生んでいる。
- テレビ・劇場・YouTubeのすべてで一定以上の結果を出せる稀有なコンビとして、後輩芸人のロールモデルにもなっている。
- チョコプラの成功は「コント師がいかにして国民的人気者になれるか」のひとつの答えを示した。賞レースの実力とエンタメ性の両立は、多くの後輩の目標になっている。
- TT兄弟は一過性のブームで終わらず、長く愛されるキャラクターとして定着した。シンプルなネタほど寿命が長いという好例とされる。
- 長田のものまねは「似ている」だけでなく「面白い」ことが評価のポイント。ものまね芸人とお笑い芸人、両方の良さを兼ね備えている。
評価と位置づけ[編集]
チョコレートプラネットは、現代お笑い界における「成功のロールモデル」として語られることが多い。キングオブコントの決勝常連という確かなコント実力をベースに、ものまね、TT兄弟のようなキャッチーなキャラネタ、そしてYouTubeという複数の柱を同時に育て、それぞれを相乗的に大きくしていった。一本足打法ではなく、多角的に活動を広げることでリスクを分散し、長期的な人気を保つ——この戦略は、テレビだけに頼れない時代の芸人にとって示唆に富む。
何より、本格派でありながら子どもにも愛されるという「間口の広さ」が、チョコプラ最大の財産である。お笑いマニアが唸るコントから、園児が真似するTT兄弟まで、あらゆる層に届く笑いを作れるコンビは多くない。技術と人気、専門性と大衆性を高い次元で両立させたチョコレートプラネットは、これからの芸人のあり方を先取りした存在として、長く注目され続けるだろう。
関連項目[編集]
外部リンク[編集]
- チョコレートプラネットチャンネル(YouTube)
- 吉本興業 公式プロフィール