タオ
ファン・ズータオ(黃子韜,Huáng Zitāo,황쯔타오)
タオ.jpg
基本情報
誕生日 1993年5月2日
年齢 30歳
出身地 中国山東省青島市
国籍 中国
学歴

青島泰山路小学校(卒業) 青島第47中学校(卒業)

青島市外交官学校(卒業)
ジャンル K-POP
活動期間 2012年EXO-Kミニ1集 〈MAMA〉~
家族 両親
身長 / 体重 183 cm / kg
血液型 AB型
事務所 SMエンターテインメント (2012~2015、2018~2022)、ロンタオエンターテインメント (2018~)



紹介[編集]

中国の俳優、歌手。アイドルグループEXOとEXO-Mのメンバーであり、EXO-Mの末っ子だった。韓国式の音読みは皇子島(ファンジャド)である。

クリスやチャニョルに対し、本人の特徴であるハイトーンでラップをするためか、ラッパーポジション顔負けの音域帯を所持しており、かなり広い方だ。ルハンの脱退後はサブボーカルとしてのパートがさらに増えたり、反応も悪くない方だった。声と歌い方が珍しい方なので、ラップとボーカルの両部門で音楽的に活用性が高い方だった。 ダンスの実力もレイとルハンに隠れていたのだが、「Overdose」を通じて浮き彫りになったように、EXOの中では上手な方に属していた。

武術に長けており, 実際に有段者だ。そのためか、彼が登場するティーザーはもちろんEXOのデビュー曲「MAMA」のミュージックビデオで燃える剣を振り回し、「Wolf」「Overdose」ではアクロバティックな振り付けを担当した。 このように華やかで活動的な姿は観客の視線を一身に受けることができるが、大小の負傷を甘受しなければならないほど危険であるため、これに対するファンの心配が少なくなかった。 また、アイドル陸上大会に引き続き参加し、「ジャングルの法則」、「スターダイビングショー」、「スプラッシュ」などに出演し、大小の怪我を負ってきた。 所属事務所ではデビュー前のティーザーから武術の実力をアピールしたが、長い武術経歴にしては運動能力が足りない方であった。

外見的にクマが濃いが、これと幼い頃学んだ武術が合わさってカンフーパンダというニックネームが誕生した。 タオは本人を紹介する際に、一人で海辺で散歩することを趣味に挙げたことからニックネームと合わせて「浪漫カンフーパンダ」と紹介することもあった。

過去に「偉大な誕生」の予選に出演したことがあり、その後SMを通じて入社したようだ。

メンバー全員のフォトカードをいつも持ち歩いていると明かしたことがある。 自分が広告を出している化粧品ブランドから非売品で配っていたEXOミニ等身大を全メンバー分を貰い、ファンの前で見せびらかしたりもした。

理想のタイプが、自分に関心なく無関心な女性だと明らかにしたことがある。 それで一時、ある女性サイトのEXOファンの間でタオに関する書き込みが掲載されると、「タオって誰?」という書き込みが殺到した。

中国人メンバーの中で、韓国語が一番下手だ。練習期間が最も短い上に、語学スクールや塾に通って体系的に韓国語を学んだほかの中国人メンバーとは違い、タオは1年間の個人レッスンを受けたためだという。 それでもメンバーたちは、何も知らない状態で1年間、課外授業程度を受けたにもかかわらず、意思伝達が可能なレベルにまで成長したことに感心したのか、チャニョルとルハンは2人とも「中国人メンバーの中で韓国語が最も急発展したメンバー」という質問が出ると、「タオ」と指し、「短い時間で口数がたくさん増えた」と褒めた。 ところで母国語である中国語ももどもる面もあり、故郷である青島は方言が激しい地域なので、タオが話せる言語は0カ国語だという説がある。 余談で「Actually, I think english is very important.」という英語文章を英語圏地域に行くたびに書き込んでいるとメンバーたちが馬鹿にした。

時空間がゆがんだEXOの世界観で、タオは時間をコントロールできる重要な能力の持ち主である。 平行世界のセフンは、時間が止まれば能力を使うことができない。 また、武術の有段者であるためか、体力的にも強いキャラクターを受け持っている。 デビューティーザーでも敵と戦う姿、「Wolf」「Growl」につながるドラマのPVでもカイと一緒に黒いマスク軍団を圧倒的に動員した。

ギャップ萌え[編集]

180センチを超える身長と濃くて荒々しい外貌、特有の武術ポジションのため、タオを初めて見た人は皆、タオが無口でクールな性格だろうと予想する。しかし実際の性格は非常にか弱く、泣き虫でかわいい。 中国の放送に出て「韓国にいるEXO-Kメンバーに会いたい」と涙を流し、誕生日パーティーでは自分の誕生日パーティーに友達が3人以上来たのは初めて」と泣き、EXO-Kメンバーがケーキを持って入ってくると泣き、その他にも何度も泣いたほどである。そして愛嬌がとても多くて、メンバーたちに 可愛いいたずらをたくさんする。特に親しいメンバーにはもちろん、受け入れてくれないメンバーにも愛嬌を振りまく。このため初めてタオの性格を知ったファンは「タオは本当に一人っ子だからこんな性格なんだな」と思う。しかし、実は中国人メンバーは皆一人っ子である。 またEXOの中で最も臆病なメンバーでもある。幽霊はもちろん、自分の周辺を飛ぶ虫まで怖がって避ける。もし武術対決をするのに、相手が虫を持っていたら勝てるかというチェンの質問に答えなかったりもした。 そのおかげでEXO内で一番怖がりなメンバー、一番涙もろいメンバーが誰かというと、他のメンバーは「聞く必要もない」とタオを1位に選ぶ。 中国のバラエティーに出た時は 性格が一番弱くて小心者なメンバー、一番子供のようなメンバーの2冠王を選ばれることも… そして「EXO's Show Time」の恐怖体験話では、自分の番が来るまでずっと不安そうな表情だったが、恐怖体験の途中、ついに泣き出した。現在はファンの間で禁止語扱いされているので、ファンはビビりと罵っているようだ

また、あの下手な韓国語でファンを喜ばせることが多い。自分とベッキョンはおうし座だが、おうし座という単語が分からず、「牛肉座」とも言った。 あれこれとギャップ萌えを演出するメンバーであった。 ファンに「サプライズ」という単語を「ストレス」と言ったりもした。 韓国語が下手な方が可愛いけど、問題は中国語も下手だ。 発音が正確でないようだ。 ところでこれが中国でも通用するのか、中国のバラエティ番組で年上のMCたちが可愛いと、ずっとタオにだけ質問を浴びせた。 あれこれと顔とは違う可愛い性格で受け入れられるようだ。

そこに天然の属性もある。『週刊アイドル』で自分の特技である武術を見せようとして失敗して恥ずかしくて顔を隠すなどミス連発の姿を見せてくれる。

またインタビューで言うにはEXOで振り付けを一番よく間違えるという。中国語、韓国語、ステージバージョン、MVバージョンなどバージョンが多いので間違うという。 ところが「ジャングルの法則」でもタオは「3秒記憶力」で今まで手に持っていた刀と斧などを毎回失って他の出演者が思いがけずタオの品物を捜す役割まで担当しなければならなかったという。

波乱[編集]

EXO脱退[編集]

2015年4月22日、タオの父がSMにタオの脱退を求めた。

タオは2015年1月、芸能番組「アイドル運動会」の撮影中に足を負傷し、EXOの二番目の単独コンサートで振り付けをすることができず、新曲「Call Me Baby」の活動はMカウントダウンの初舞台だけ立つことができた。 タオの父はタオが治療時期を逃したと主張し、同じメンバーのレイにだけ中国に個人企画会社を設立したことも不満だったという。 SNS上の書き込みには、タオが自分の考えに同意しないと残念がったが、23日、シナウィラーとのインタビューで、「息子が親孝行と負傷の治療のため、父親の意思に同意した」と答えた。しかし、SMは、タオの放送活動を休ませ、十分休憩を取らせ、タオも同様に、同期間にエバーランドに遊びに行くなど、会社の財産となるアイドルメンバーの治療を放置したかどうかは疑問だ。心筋炎、不眠症の症状を訴えていた中国人メンバーが、脱退後、中国での活動を通じてすぐに回復した前例を見たファンも、これに否定的であった。

当日、SMは「タオとタオの父親と交渉をしている」という立場を発表した。 しかし、タオは父親がSNS上に脱退要求文を掲載した日、父親のアカウントをフォローしたこと、脱退に同意したという父親のインタビュー後、これを否定せず沈黙を守っていたことから、脱退が確実視されていた。 以前、クリスが脱退した時や自分の脱退デマが広がった時には、積極的にSNS上で立場表明をし、クリスを裏切り者と称していたタオが、いざ1年も経たないうちに脱退を準備していたという事実に、ファンは大きな衝撃と裏切りを感じた。

4月26日午後、ついにタオが自身のSNSに書き込んだ。「ごめんね. ありがとう」

以後、微博プロフィールの現在の住所地を海外から清道(チョンド)に変更し、タイトルもEXO-TAOから本人のイニシャルであるH.ZTAOに変え、持っているファンクラブを撮った背景写真まで下げるなど、事実上の脱退が事実化した状態となった。「私は過去を懐かしむが、未来はもっと期待している」という一文を微博に投稿し、サインからもEXOという言葉が削除された。

その後、公式発表や立場表明はしなかったが、治療、留学のためだと言って米国に出国すると、大多数のファンも背を向けた。この影響は正規2枚目のEXODUSアルバムの生産中断、およびリパッケージ「LOVE ME RIGHT」活動不参加にまでつながった。

その後公開されたタオの広告映像で、高いフェンスを越えたり、高くジャンプする姿を見れば、絶対に治療時期を逃した患者ではない。

中国地元のメディアは、タオがスマートフォンゲームのイベントに参加したことについて、「足首の怪我はたいした問題ではなさそうだ」と報じ、「タオの身代金は億ウォン台に達するだろう」と見込んだ。クリスとルハンも脱退と訴訟を前後に、自分たちが病院に行った様子をマスコミとSNS上に公開し、いざ中国での個人活動で元気な姿を見せたが、タオも同様の手順を踏んでいる。

SM専属契約訴訟[編集]

2015年8月24日、SMを相手取り専属契約訴訟を起こした。 これまで、「タオは訴訟を起こさなかったので、SMとの契約が終わったので手放した」と言っていた一部のタオファンのシールドは粉々になってしまった。

2016年1月6日、訴訟で敗訴したという結果が出たという韓国メディアの記事が報じられたが、清道市中級裁判所によると、「1審の判決は出たが、現在控訴期間であり、法的効力はない」という。 訴訟ではなく、仮払金訴訟だ。タオの企画事務所側は、「2015年5月、米国行きで韓国に税金を納めることができず、SMが代納した前借金、すなわち税金代納金に関することだ。 その後、工作室が書面で税金の総額と口座番号を5回以上要求したが、教えてくれなかった」と明らかにした。

2016年7月21日、タオに先立って先に訴訟を起こしたクリスとルハンの訴訟が終わったというニュースが聞こえてきた。 訴訟の結果によると、クリスとルハンは2022年までSMとの契約が維持される代わりに、EXOから正式に脱退し、韓国と日本を除いた場所でSMの所属として活動するという。 タオも二人と似た手順を踏むものと見られ、結局的に事実となった。

18年は、中国裁判所で契約違反訴訟について、SMエンターが2審で敗訴したと主張したが、SM側は、「中国で制作した1つのアルバム活動を巡る訴訟は、専属契約とは無縁の訴訟だ」と立場を明らかにした。

2017年4月28日、EXO離脱タオ、SM相手専属契約無効訴訟敗訴記事が出た。 2017年10月27日の控訴審でも敗訴した。 2017年10月27日、タオは控訴審判決に不服で上訴すると発表した。関連記事 2018年3月16日、専属契約無効訴訟が最高裁で上告が棄却され、敗訴が確定した。 これで脱退メンバー3人はいずれもSMに戻り、2022年まで契約が維持される代わりにタオはEXOを完全に脱退した。

余談で、EXO無断脱退メンバーの中で文書内容が最も長い。 それだけ多くの論議を呼んだという意味だ。

余談[編集]

  • 200億元、韓国ウォンで3兆4千億相当の莫大なお金持ちとされているが、タオの父親、黄氏のインタビュー内容の他には何の根拠もない。 むしろインタビュー内容の大半が嘘と疑われるほど信憑性に欠ける。要約すると(1)94-95年に職業軍人を辞めて事業を始めた。買い入れたというトヨタのカムリは、職業軍人だった彼の年俸の79倍に達する豪華車で、ファン氏はお金持ちでもなんでもなかった。(2)事業2年目の97年に青島地域符号7位になったというニュースをすべてのマスコミが報道したと主張したが、当時唯一の地域メディアであった青島万報ではそのような内容を報道したことがなかった。(3)200億元なら中国全国規模の富豪リストに当然名前が挙がるはずだが、その名前はなく、また非上場企業のリストを発表する「中国基金報」からも、「黄総東が建てた資産207億元の会社」は見当たらない。
  • 上の「お金持ち」論議やインスタの写真を見ると、虚言症、虚勢があるか、完全無欠な皇太子のイメージを推しているように見える。
  • 鏡に最も気を使うメンバーの一人。 ジェスチャーの練習をたくさんするそうだ。そして鏡を見ながらずっと"えっと…「なんでこんな顔なんだ?」って つぶやいている 横でメンバーたちがずっと「お前かっこいい」というそうだ。
  • シウミンと共演した「食神ロード」で明らかになったが、一番好きな食べ物は火鍋だという。 韓国料理はキムチチゲと韓牛。 この時、2番目に訪れた盆唐の某中華料理店で海鮮チャンポンを食べてみては「故郷が思い出される」と言ったりもした。 海辺に隣接した青島出身なので、海産物が好きにならざるを得ないという。
  • 理想のタイプは自然な美女。また、他のインタビューでは、「体つきがよく、きれいで、優雅で、シックで、お姫様のようで柔らかくて優しい女性が理想的だ」と言って、自然な美女とは非常に対照的なファンを衝撃させた。
  • メンバーたちがじっとしていたり、退屈そうに見えたりすると、一人多役を演じるなど、いたずらをするという。
  • メンバーたちが選んだ、一番内向的なメンバーで 一番子どものようなメンバー。
  • クリスの訴訟事件についてチャニョルと共に一番先に自分の立場をSNSに掲載したメンバーだ。 他のメンバーとは違って、クリスに対する裏切り、メンバーと会社がむしろ裏切り者と呼ばれる状況に対する悔しさなど、自分たちをめぐる悪性デマに対する自分の心境に対して長文の書き込みで率直に明らかにした。 実際、クリスに一番よく従っていたタオがインスタグラムでフォローを外したことと、上記の文章を通じて悔しい気持ちを訴えるやいなや、国内ファンの世論が急変した。 この書き込みは、一部のファンの間では、「タオ本人が書いたものではないだろう」という内容が出回っていたが、その後のエピソードで、キム·ヒチョルの釈明や情況から見れば、本人が作成したものだというのが大方の見方だ。
  • 単独コンサート後、会食の席でSMのトップとラブショットを交わす非凡な写真を載せて脚光を浴びた。"LOVE YOU BOSS EXOを作ってくださり、愛してます"というコメントと共に。 脱退した時点で見ると、極めて偽善的に見えるだけだ。
  • チャニョルの話によると女装がよく似合うメンバーだそうだ。 タオ本人も、自分が女性用かつらをかぶった時、本当に女性のようだったと認めたが、自分がそんな姿をするのが嫌だと話した。
  • やや四次元的な性格なのでたまに周りの人を戸惑わせる才能があるが、韓国のコンサート最終日に開かれた記者会見で退場ポーズを取り、記者たちを爆笑させた。
  • ファンの間で人気のホットボディーメンバーの一人に挙げられる。実際、長い間運動をしてきたせいか、適当な筋肉と共に非常にがっちりした体つきを持っている。 タオはこのような体つきを維持するため、夕方6時以降は何も食べないという。
  • 小動物が好きらしく、自分のインスタグラムにかわいい動物たちの写真を載せて「かわいい」と言い、他人が載せた子犬の写真に「いいね」を押すなど、小動物愛好家の姿を見せてくれる。
  • ファンの中にはタオの黒髪を望む人が多かったが、タオ本人は金髪の方が好きなようだ。 ショートとロングとではロングが好きなように見える。
  • もともと韓国語が苦手ではあるが、タオのSNSや公式ホームページなどで見られる通信言語は特に可愛い! ファンはこれを見て、タオの韓国語がこれ以上上達しないことを願っている。普段、空港ファッションは華やかだったが、次第にシンプル&ダンディーに変わっている。
  • タオの故郷である青島と同名のビールがあるが、そのビールのマスコット名もタオだ! その関連性もあってか、タオのファンの中にはビール好きが多い。
  • マネージャーの話によると、宿舎ではとてもナチュラルな自然人の服装を好むそうだ。 その時の表情は堂々としていて楽に見えると。
  • 日本のファンはEXOメンバーに変なキャラクター性をつける、何人かのファンはタオを3人称化キャラクターと考えている。どうも日頃のかわいい雰囲気のせいか もちろん、タオは自分自身を3人称と称したことはかなりあるが、1人称と称することの方が多い。
  • ラジオでシウミンが選んだ「自分が女なら付き合いたくないメンバー」で堂々と1位を占めた。
  • スホが明らかにしたところによると、セフンと一緒で一人ではよく洗えず、眠ることもできないという。
  • 日本少女漫画の主人公として登場した。作家の明確な言及はないが、当該漫画の男主人公の衣装が「Growl」当時の学ランを着たタオとアクセサリーまで(!)同じであることはもちろん、作品の所々にパンダが登場して男主人公のモデルがタオであることはファンの間ですでに事実として定着したようだ。しばしばマンチッナム(韓国で「漫画から飛び出してきたようなイケメン」という意味で使われる)と呼ばれるタオは、今回のことで「漫画を作る男」という称号まで得ることになった。該当漫画の名は「ハピラハジマル」である。