少年ジャンプ+

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概要[編集]

少年ジャンプ+(しょうねんジャンププラス)とは、集英社が2014年9月22日に創刊した漫画アプリおよびウェブ漫画誌である。紙の週刊少年ジャンプの電子版を読める場であると同時に、独自の連載作品を毎日更新する編集部を持つ。

詳細[編集]

規模[編集]

2024年9月で創刊10周年を迎え、累計ダウンロード数は2,900万(2024年11月時点)、アプリとブラウザを合わせた月間ユーザーは1,200万以上に達している。70本以上のオリジナル連載を毎日更新し、年間およそ300本の新作読切を公開している。

紙の雑誌との違い[編集]

同じ集英社週刊少年ジャンプと並べると、この媒体の性格が分かりやすい。紙の雑誌はページ数という物理的な上限があるため、連載を1本始めるには別の1本を終える必要がある。枠が固定されている以上、新人に回せる掲載回数も上限が決まる。

ウェブにはその制約がない。年間300本規模の読切を出せるのは編集部の意欲というより、紙面という上限を持たないことの直接の帰結である。同時に、判断の材料も変わる。紙では読者アンケートと掲載順が人気の指標だったが、アプリでは閲覧数・読了率・コメント数が公開直後に出る。判断が速くなれば連載を始めるハードルは下がり、続かない作品の見切りも早くなる。増える側と減る側の両方が速くなっているのがこの媒体の特徴である。

全話無料公開[編集]

2019年4月から、オリジナル連載を初回に限って全話無料で読める仕組みが導入された。これは値引きというより宣伝費の置き換えにあたる。作品を知らない読者に1話だけ読ませても続きを買う動機は生まれにくいが、全部読ませれば「次の更新を待つ読者」に変わる。支払いが発生するのは、作品を好きになったあとの段階へ後ろへずれる。

この設計のもとで出たヒット作に『SPY×FAMILY』『怪獣8号』『ダンダダン』がある。いずれも紙の雑誌ではなくアプリの連載から始まり、単行本とアニメ化を経て広く知られるようになった作品で、連載の場が紙から移っても同じ規模のヒットが出せることを示した例として扱われている。

出版社にとっての意味[編集]

漫画アプリの多くは複数の出版社の作品を扱う書店型だが、少年ジャンプ+は集英社が自社の連載のために運営している。自社運営の利点は、読者の反応が直接手元に入ることと、作品の権利を最初から自社で持てることにある。ピッコマLINEマンガのような配信専業の場に出す場合、読者の行動データは配信側にたまる。

余談[編集]

  • 正式表記は全角の「少年ジャンプ+」で、半角の「+」やカタカナの「ジャンププラス」も広く使われている。
  • 読切を大量に公開する方針は、新人の発表の場としても機能している。編集部の持ち込みを経ずにウェブで注目された作品が連載になる経路ができたことは、同人誌や投稿サイトから商業へ上がる流れと同じ形である。
  • 漫画のアニメ化・実写化の話は、以前は紙の連載で結果を出してからの順序だったが、アプリ発の作品が続いたことでその順序は必ずしも前提ではなくなった。

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