| 今日もあなたに太陽を ~精神科ナースのダイアリー~ 정신병동에도 아침이 와요 / Daily Dose of Sunshine | |
|---|---|
| ジャンル | ヒューマンドラマ |
| 放送期間 | 2023年11月3日配信開始 |
| 話数 | 全12話 |
| 放送国家 | 韓国 |
| 言語 | 韓国語 |
| 配信 | Netflix |
| 制作 | |
| 演出 | イ・ジェギュ |
| 脚本 | イ・ナムギュ、オ・ボヒョン |
| 出演者 | パク・ボヨン、ヨン・ウジン、チャン・ドンユン、イ・ジョンウン |
| その他 | |
| 原作 | イラハ『정신병동에도 아침이 와요』(ウェブトゥーン) |
概要
今日もあなたに太陽を ~精神科ナースのダイアリー~(原題: 정신병동에도 아침이 와요)とは、2023年11月3日にNetflixで配信された全12話の韓国ドラマである。内科から精神健康医学科へ異動した看護師チョン・ダウン(パク・ボヨン)の視点で、病棟の内外を描く。
詳細
原作はイラハによる同名のウェブトゥーンで、作者自身が精神科病棟の看護師として勤務した経験を持つ。撮影は2022年7月から2023年1月にかけて行われ、Netflixのオリジナル作品として配信された。
主人公は異動によって、それまでとは勝手の違う現場に置かれる。患者との距離の取り方、同僚との関係、そして自分自身の状態と、複数の線が並行して進む構成になっている。
題材の供給元が取材ではなく経験にある
医療を扱う作品の多くは、取材と監修によって現場の質感を後から積み上げる。本作が他と違うのは、原作者がその現場で働いていた当事者であり、題材が最初から手元にあったという点である。
これは松原タニシの項で整理した構造と同型で、題材の供給を活動の外側(取材先や資料)ではなく内側(自分の生活や経験)に置くと、何を扱うかを考え出す工程が要らなくなる。一方で扱える範囲は経験した範囲に限られるので、広さより密度で成立する作品になりやすい。
医師ではなく看護師を主人公に置くと何が変わるか
医療ドラマの主人公は医師であることが多い。医師を置けば物語の軸は診断と治療の判断に寄り、一話ごとに「何の病気か」「どう治すか」という問いと答えが立つ。浪漫ドクター キム・サブ型の作品がそうである。
看護師を主人公にすると、この軸が使えない。治療方針を決める立場ではないからである。代わりに前面に出るのは、同じ場所に毎日いることで見える日常の変化になる。結果として本作は劇的な事件ではなく、患者ごとの挿話を積み重ねる形式を取っている。賢い医師生活が少人数の固定集団と日常描写で成立しているのと同じ設計上の選択で、主人公の職種が形式のほうを決めている。
12話という長さ
韓国の地上波ドラマは長く16話(あるいは20話)が標準的な単位だった。これは週2話の放送枠を何週押さえるかという編成の都合から来ている。
配信専用の作品にはこの制約がない。本作の12話という長さは、枠の都合ではなく内容の都合で決められる状態の表れである。挿話の積み重ねで進む構成では、必要な数だけ並べれば足りる。殺人者のパラドックスが8話、スイート・ホームがシーズンごとに話数を変えているのも同じ事情による。
描写をめぐる受け止め
精神科医療を扱うにあたり、本作の描写については評価が分かれている。現場の空気や患者の描き方を丁寧だとする見方がある一方で、実際の医療現場との距離や、特定の場面の描写が適切だったかをめぐる指摘も出された。韓国では放送後に一部の描写について制作側から説明が出されている。
どちらか一方に落ち着いた議論ではなく、創作としての描写がどこまで実態に即するべきかという論点自体が決着していない。