| 不貞の子は父に売られた嫁ぎ先の成り上がり男爵に真価を見いだされる | |
|---|---|
| 作画 | 清瀬のどか |
| ジャンル | 恋愛ファンタジー/異世界 |
| 出版社 | アース・スター エンターテイメント |
| 配信 | コミック アース・スター/ピッコマ/コミックシーモア ほか |
| 略称 | 不貞の子 |
| 原作 | 三崎ちさ(イラスト:花染なぎさ) |
| メディアミックス | 小説(アース・スターノベル) |
| リンク | https://comic-earthstar.com/ |
概要
不貞の子は父に売られた嫁ぎ先の成り上がり男爵に真価を見いだされるとは、三崎ちさによる日本の小説、およびそれを原作とする漫画作品である。「不貞の子」と呼ばれてきた黒髪の令嬢ロレッタが、父に売られるように嫁いだ先で、王国随一の魔道具士から真価を見いだされていく物語。
詳細
小説版はアース・スターノベルから刊行され、イラストは花染なぎさが担当。書籍の副題は「天才魔道具士は黒髪の令嬢を溺愛する」である。漫画版は清瀬のどかが作画を担当し、アース・スターコミックスから刊行、副題は「〜ロレッタと天才魔道具士の結婚〜」となっている。
漫画版の連載媒体は「コミック アース・スター」で、毎週木曜に最新話が更新される無料のWEBコミック誌である。単行本は紙と電子の双方で流通し、ピッコマ、コミックシーモア、LINEマンガなどの配信サービスでも読める。
「評価する人が変わる」話
虐げられた主人公が報われる筋書きは、この棚の作品の大半に共通する。違いが出るのは、何が変わることで報われるのかという点である。
捕虜英雄〜捨て駒にされた剣奴は敵国で成り上がる〜は、評価される場所そのものを移す型だった。制度が評価の尺度を決めている以上、その中で努力しても評価軸は変わらないので、国を替えるという解決になる。本作はそれに近いようでいて、実際には主人公は嫁ぎ先という別の家に移るだけで、身分社会の外に出るわけではない。移動するのは場所ではなく、自分を見る人である。
この設計を成り立たせているのが、相手が「成り上がり男爵」であることだ。旧来の貴族の基準では、ロレッタは出自の疑いによって値打ちを決められている。その基準の外側から地位を得た人物だけが、彼女を別の尺度で見ることができる。つまり本作は、主人公が不当に扱われる理由と、相手が彼女を評価できる理由を、同じ一つの仕組み(身分制度が評価基準を決めていること)から取り出している。
相手の職業が「魔道具士」であることも噛み合っている。魔道具は作れば現物が残り、動くか動かないかで評価が決まる。出自の話が入り込む余地がない職能で身を立てた人物が、出自で値踏みされてきた主人公を見いだす、という配置になる。
よくある質問
- 韓国の作品か
- 日本の作品である。原作・イラスト・作画のいずれも日本の作家で、アース・スター エンターテイメントから刊行されている。
- 小説と漫画で副題が違うのはなぜか
- 小説版は「天才魔道具士は黒髪の令嬢を溺愛する」、漫画版は「〜ロレッタと天才魔道具士の結婚〜」となっている。主題が長いため、媒体ごとに補足する情報を差し替える運用が取られている。
- どこで読めるか
- 漫画版はWEBコミック誌「コミック アース・スター」で連載され、ピッコマなどの電子書店でも配信されている。
余談
- イラストの花染なぎさは、双葉社刊の愛さないといわれましても 〜元魔王の伯爵令嬢は生真面目軍人に餌付けをされて幸せになる〜でもキャラクター原案としてクレジットされている。web小説発の作品群では、出版社をまたいで同じ絵師の名前が並ぶことが珍しくない。
- 媒体ごとに副題を付け替えるのは、書店の棚と電子書店の一覧では読者が目にする情報量が違うためである。長いタイトルは省略の失敗ではなく、一行で内容を伝えるために主題そのものが要約の役を引き受けた結果である。
- 「コミック アース・スター」のように更新曜日を固定した無料WEBコミック誌は、紙の雑誌の発売曜日がそのまま移植された形である。毎日更新の縦読み専用作品とは、制作体制も1話の分量も異なる。