| 不遇職『テイマー』なせいでパーティーを追放されたので、辺境でスローライフを送ります | |
|---|---|
| 作画 | 木目鏡 |
| ジャンル | ファンタジー、追放、辺境開拓、スローライフ |
| 出版社 | 一二三書房 |
| 配信 | ニコニコ漫画、コミックノヴァ |
| 原作 | しんこせい |
| その他 | キャラクター原案:ゆのひと |
概要
不遇職『テイマー』なせいでパーティーを追放されたので、辺境でスローライフを送りますとは、しんこせいによる小説家になろう発のライトノベルを原作とし、木目鏡が作画を手がけたコミカライズ作品である。副題は「〜役立たずと追放された男、辺境開拓の手腕は一流につき……!〜」。不遇職とされるテイマーゆえにパーティーを追放された青年が、押し付けられた辺境の森を従魔たちと開拓していく、追放系スローライフものである。
詳細
原作はしんこせいが小説家になろうおよびカクヨムで連載するweb小説で、書籍版は一二三書房のサーガフォレストレーベルから、キャラクター原案をゆのひとが手がけて刊行されている。コミカライズは木目鏡の作画により、同社のwebコミックサイト「コミックノヴァ」やニコニコ漫画などで配信されている。単行本第1巻の刊行時にはコミックナタリーなどのニュースサイトでも紹介された。
物語は、近年のなろう系で定番となった「追放もの」の枠組みに、従魔を使役するテイマー要素と、拠点を一から築き上げる「辺境開拓・スローライフ」要素を組み合わせた構成をとる。理不尽に追放された主人公が、周囲に見下されていた能力の真価を発揮して着実に居場所を築いていく展開は、ギルドを追放された回復術士、実は魔力無限だったので規格外の回復魔法で伝説となるや役立たずスキルに人生を注ぎ込み25年、今さら最強の冒険譚などとも通じる、読者に安心感のあるカタルシスを与える王道である。
あらすじ
主人公アレスは、モンスターを手懐けて使役する職業「テイマー」の冒険者である。しかしテイマーは戦闘で役に立たない不遇職と見なされており、ある日突然、所属していたBランク冒険者パーティー『ラスティソード』から追放を言い渡されてしまう。
手切れ金代わりにアレスへ渡されたのは、かつて依頼の報酬として受け取ったまま使い道のなかった、辺境の森の権利書だった。魔物が棲み着き、まともに人が暮らせないとされるその土地を押し付けられたアレスは、自分と従魔たちの居場所を作るため、たった一人で森の開拓を始める。
ところが、従魔たちを巧みに指揮して環境を整えていくアレスの開拓は驚くほど順調に進み、快適な暮らしの場が次第に形になっていく。やがてその評判を聞きつけて人々が集まり始め、役立たずと侮られた男は、いつしか皆から慕われる存在になっていく。
主な登場人物
- アレス
- 本作の主人公。不遇職とされるテイマーであるため、Bランクパーティー『ラスティソード』から追放される。手切れ金として渡された辺境の森を、従魔たちとともに開拓していく。侮られていた開拓・使役の手腕は実際には一流で、着実に理想の生活拠点を築き上げる。
なお、開拓の過程でアレスの周囲には従魔や獣人の少女たちが集い、にぎやかな共同体が形づくられていく。連載の進行に伴い、個々の登場人物の詳細は今後さらに描かれていく見込みである。
作品の特徴
本作最大の特徴は、「追放ざまぁ」の爽快感を前面に押し出すのではなく、追放された先での前向きな開拓・スローライフに物語の主軸を置いている点にある。復讐や元パーティーの転落よりも、主人公が新天地でのびのびと能力を発揮し、もふもふの従魔や仲間たちと穏やかに暮らす描写が丁寧に描かれる。この点は、成り上がりの痛快さを描く圧倒的ガチャ運で異世界を成り上がる!とは異なる、癒やし寄りの作風といえる。
また、戦闘特化ではないテイマーという職業を「開拓・共同体づくりに向いた万能職」として再定義している点も、数多い追放もののなかでの差別化要素となっている。従魔・使役をテーマにした神竜帝国のドラゴンテイマーや、拠点・領地づくりを描く最強ギフトで領地経営スローライフ・はじまりの町の育て屋さんを好む読者にも親しみやすい内容である。
配信
コミカライズは一二三書房のwebコミックサイト「コミックノヴァ」やニコニコ漫画で読むことができ、単行本も各電子書店で配信されている。原作小説は小説家になろうおよびカクヨムで無料公開されているほか、サーガフォレストより書籍版が刊行されている。
よくある質問
- 原作は誰?
- web小説の原作者はしんこせいで、コミカライズの作画は木目鏡、キャラクター原案はゆのひとが担当している。
- どこで読める?
- 漫画版は「コミックノヴァ」や「ニコニコ漫画」などで、原作小説は小説家になろう・カクヨムで読むことができる。単行本は一二三書房から刊行されている。
- どんなジャンル?
- 不遇職として追放された主人公が、辺境の森を従魔とともに開拓していく「追放系スローライフ・辺境開拓ファンタジー」である。追放から再起を描く点では願ってもない追放後からのスローライフ?やその門番、最強につきとも共通する。
余談
- タイトルにある「テイマー」は本来モンスターを手懐ける職業だが、本作では戦闘力ではなく開拓・共同体づくりに強みを発揮する職業として描かれている点がユニークである。
- 副題「役立たずと追放された男、辺境開拓の手腕は一流につき……!」が、作品の内容をそのまま端的に言い表している。