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2026年8月14日 (金) 12:08時点における版
| ガス人間 The Human Vapor | |
|---|---|
| ジャンル | クライムスリラー・サスペンス・SF |
| 放送期間 | 2026年7月2日 配信 |
| 話数 | 全8話 |
| 放送国家 | 日本 |
| 言語 | 日本語 |
| 配信 | Netflix |
| 制作 | |
| 出演者 | 小栗旬、蒼井優、広瀬すず、林遣都、UTA、竹野内豊 |
| その他 | |
概要
ガス人間とは、2026年7月2日よりNetflixで世界独占配信されている全8話の日本のクライムスリラー。東宝とNetflixが初めてタッグを組んだ作品で、1960年の東宝特撮映画『ガス人間第一号』を原案としながら、完全オリジナルのストーリーとしてリブートされた。主演は小栗旬、共演に蒼井優、広瀬すず、林遣都、竹野内豊が名を連ねる。
詳細
生放送中のテレビ番組で大学教授の身体が突如膨張して爆死するという、前代未聞の殺人事件から物語は始まる。やがて《ガス人間》を名乗る男が連続殺人を予告し、日本中がパニックに陥っていく。
エグゼクティブプロデューサーと脚本を『新感染 ファイナル・エクスプレス』のヨン・サンホが務め、監督は『岬の兄妹』『さがす』の片山慎三が担当。日本の映像作品としては異例の、およそ120か所でのロケと約8か月の制作期間を費やした大型プロジェクトである。
原案となった『ガス人間第一号』は、『ゴジラ』を生んだ本多猪四郎監督が1960年に手がけた東宝の特撮映画で、今なおカルト的な人気を誇る作品である。東宝が1950年代から60年代にかけて発表した『透明人間』『美女と液体人間』『電送人間』などとともに「変身人間シリーズ」と総称される系譜に属する。
本作の成り立ちは変わっている。2018年、東宝のプロデューサーがヨン・サンホに「変身人間シリーズ」の再映像化を打診し、提示された題材のなかから彼自身が『ガス人間第一号』を選んだことが企画の出発点となった。韓国を代表するジャンル映画の作り手が、日本の特撮遺産を現代のクライムスリラーとして再構築するという、国境をまたいだ座組みが実現している。
監督の片山慎三は、ポン・ジュノ監督作『TOKYO!』『母なる証明』などに助監督として参加した経歴を持ち、2018年の『岬の兄妹』で長編デビューして以降、『さがす』やディズニープラス『ガンニバル』といった話題作を送り出してきた鬼才である。VFXは『ゴジラ-1.0』で日本映画史上初となる米アカデミー賞視覚効果賞を受賞した「白組」が担当しており、ガスと化した人間という難しい題材を映像化している。
物語の核心に関わる“キーソング”として、サザンオールスターズの名曲「いとしのエリー」が起用された点も大きな話題となった。これはヨン・サンホの強い希望をきっかけに、制作陣が熱烈なオファーを重ねて実現したものである。
あらすじ
ある不祥事を起こして謹慎中だった刑事・岡本賢治は、前代未聞の殺人事件の捜査に駆り出される。生放送番組に出演していた大学教授の身体が突如膨張し、爆死したのだ。
現場に向かった賢治は、かつて愛した女性であり事件を目撃した報道記者・甲野京子と再会する。驚く間もなく、《ガス人間》を名乗る男が連続殺人を予告し、世間は大混乱に陥る。
犯人逮捕と真相究明に乗り出す賢治と京子だったが、2人をあざ笑うようにターゲットたちは次々と消されていく。ガス人間とは何者なのか。彼はどのようにして特異な能力を手にしたのか。そしてその真の目的とは。やがて事態は警察、マスコミ、動画配信者、裏社会の住人、時の権力者それぞれの思惑が入り乱れる攻防戦へと発展していく。
主な登場人物
岡本賢治(演:小栗旬)
- 捜査一課の警部補。困っている人を見逃せない人情家で、父の背中を追って刑事になった。京子と交際していたがある事件により破局。ガス人間による連続殺人事件の担当となり、彼女と再会する。
甲野京子(演:蒼井優)
- 報道記者。正義感が人一倍強く、相手が誰であろうと果敢に切り込んでいくタフな人物。報道番組の収録中に対談相手が殺害される場面を目撃し、真実を追う。
藤川華歩・藤川富士太(演:広瀬すず、林遣都)
- オカルト・都市伝説系チャンネル「フジタとカホの恐怖地帯」を運営する配信者の兄妹。登録者数も少なく人気がなかったが、ひょんなことからガス人間の重大な秘密を突き止めてしまい大バズりする。
ガス人間(演:UTA)
- 日本全土を震撼させる怪人。身体を自在にガスへ変化させることができ、その挙動は神出鬼没。謎の施設「ホワイトセンター」に関わった人物を一人ずつ殺害すると予告する。本作が俳優デビューとなる新星が演じている。
森靖利(演:竹野内豊)
- 黒いウワサが絶えない企業「Bit Money Trade」の社長で、元ヤクザの上場企業社長。ある事件の容疑者として賢治にマークされていたが、証拠不十分で立件できなかった。
坂本守(演:ピエール瀧)
- 警視総監。賢治の父の旧友で、幼くして父を亡くした賢治を気にかけてきた。謹慎中だった賢治を復帰させ、ガス人間事件の担当に据える。
このほか、映像制作会社社長のゴロ監督を高嶋政宏、ホストの謙太を賀来賢人、元アイドルのミミを森川葵、賢治の父・岡本信也を青木崇高が演じるなど、多彩なキャストが脇を固めている。
制作
東宝とNetflixにとって初のタッグとなる本作は、日本の映像作品としては異例のスケールで制作された。ロケ地はおよそ120か所、制作期間は約8か月に及んでいる。
脚本にはヨン・サンホとともに、『新感染半島 ファイナル・ステージ』やNetflixシリーズ『寄生獣 ザ・グレイ』を手がけたリュ・ヨンジェが参加。音楽は『機動戦士ガンダム 水星の魔女』などで知られる大間々昂が担当している。ヨン・サンホがNetflixで発表してきた『地獄が呼んでいる』などと同様に、超常的な現象を突きつけられた社会がどう反応するかを描く作風が本作にも通じている。
配信
2026年7月2日よりNetflixで全8話が世界独占配信されている。一挙配信のため、最終話まで一気に視聴できる構成となっている。
よくある質問
1960年の映画『ガス人間第一号』とは同じ話?
- 別作品である。本作は1960年の東宝映画『ガス人間第一号』を原案としているが、ストーリーは完全オリジナルのリブートであり、旧作の筋書きをなぞったものではない。
全何話? どこで見られる?
- 全8話で、Netflixで世界独占配信されている。
原作はウェブトゥーンや漫画?
- いずれでもない。原案は1960年の東宝特撮映画で、そこから新たに書き起こされたオリジナル脚本の作品である。
ガス人間役は誰?
- 本作が俳優デビューとなる新星UTAが演じている。
韓国の作品なの?
- 日本の作品である。ただしエグゼクティブプロデューサー・脚本のヨン・サンホ、脚本のリュ・ヨンジェは韓国の作り手で、日韓のスタッフが組んだ座組みとなっている。
余談
- キーソングにサザンオールスターズ「いとしのエリー」が起用されたのは、ヨン・サンホの強い希望が発端だった。
- 企画の出発点は2018年、東宝側からヨン・サンホへの「変身人間シリーズ」再映像化の打診である。
- VFXを担当した「白組」は、『ゴジラ-1.0』で米アカデミー賞視覚効果賞を受賞したチームである。
- 監督の片山慎三はポン・ジュノ作品で助監督を務めた経歴を持つ。