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マイ・デーモン
마이 데몬 / My Demon
ジャンル ファンタジー/ラブコメディ
放送期間 2023年11月24日 - 2024年1月20日
放送時間 金曜・土曜
話数 全16話
放送国家 韓国
言語 韓国語
放送局 SBS
配信 Netflix
制作
演出 キム・ジェホン
脚本 チェ・アイル
出演者 キム・ユジョン、ソン・ガン、イ・サンイ、キム・ヘユン
その他


概要[編集]

マイ・デーモン(原題: 마이 데몬)とは、2023年11月24日から2024年1月20日まで韓国のSBSで放送され、同時にNetflixで配信された全16話の韓国ドラマである。能力を失った悪魔と財閥令嬢が契約結婚をするという設定のファンタジーラブコメディ。

詳細[編集]

主人公チョン・グウォン(ソン・ガン)は200年を生きてきた悪魔で、人間と契約を結んで魂を回収することを生業としている。もう一方の主人公ト・ドヒ(キム・ユジョン)は食品企業ミレグループの相続人で、幼い頃に両親を失い、周囲を信用しない性格として設定されている。ある夜の事故をきっかけに、グウォンの能力がドヒの体に移ってしまう。

能力を取り戻すにはドヒの近くにいるしかない。そこでグウォンが持ちかけるのが契約結婚である。以後、ドヒの相続をめぐる企業内の争いと、能力の消失という二つの線が並行して進む。

設定が関係の必然性を供給している[編集]

恋愛を軸にしたドラマで最も手間がかかるのは、劇的な理由もなく二人を同じ場所に居続けさせることである。同居・契約結婚・偽装恋人といった定型が繰り返し使われるのは、この一点を処理するためだと言ってよい。

本作がその定型に足しているのは「能力が相手の体に移った」という物理的な条件である。好意でも義理でもなく、離れれば一方が存在の前提を失うという形で結び付けられているので、関係が続く理由を感情の側で説明し続ける必要がない財閥家の末息子が相続と復讐で人物を一つの場所に縛り付けたのと発想の向きは同じで、縛るものが企業ではなく身体に置かれている。

力関係が最初から反転している[編集]

悪魔側が圧倒的に強い存在として登場しながら、物語が始まった時点でその力は人間の側にある。つまり強者として設定された人物が、弱者として設定された人物に依存する状態から話が始まる。同じ超常設定でも、能力者が非能力者を守る形の作品とは、会話の主導権の置き方が最初から違う。

この構造はトッケビのように「不死の存在が人間との関係で変わっていく」系譜に連なるが、本作は不死性そのものを取り上げる代わりに、能力の所在を交換可能なものとして扱っている。

地上波と配信の二重評価[編集]

本作は地上波の金土劇枠とNetflixの同時配信という二つの経路に同時に乗っている。この形は2020年代の韓国ドラマでは珍しくないが、国内視聴率と海外配信での反応が一致しないという状態を常に抱えることになる。韓国国内の評価は視聴率という単一の数字で表れ、配信側の評価は国・週ごとのランキングという別の形で出る。作り手から見れば、同じ作品に対して基準の違う二つの成績表が同時に付く。

評価も分かれた。設定とキャストの組み合わせを歓迎する見方がある一方、後半の展開の運び方をめぐる意見の相違も残っており、決着した論点とは言いがたい。

余談[編集]

  • 原題の「데몬」は英語のdemonをそのまま音写した語で、韓国の説話に登場する怪異ではなく西洋由来の悪魔像が前提になっている。同じ超常題材でも、九尾狐伝のように自国の説話を使う作品とは説明の手間が違う。
  • ソン・ガンは2020年前後にNetflix配信作へ連続して出演した時期があり、本作もその流れに位置づけられることが多い。
  • 定額制配信では公開から時間が経った作品も同じ一覧に並ぶため、放送終了後に視聴されることを前提にした作りが可能になる。時事的な要素を持たないファンタジー設定は、この点で在庫として扱いやすい(マイ・ディア・ミスターの項と同じ論点)。

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