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2026年9月23日 (水) 02:34時点における最新版
概要[編集]
ViVi(ヴィヴィ)とは、講談社が1983年5月に創刊した日本の女性向けファッション雑誌で、CanCamなどと並ぶいわゆる赤文字系雑誌の一誌である。
詳細[編集]
位置づけ[編集]
日本での発売日は毎月23日。対象は10代後半から30代前半とされ、女子大学生と働き始めた層を主な読者に想定している。2010年度の発行部数は約43万部で、赤文字系のなかでは最大規模だった。
CanCamで整理したとおり、赤文字系という呼び方が指しているのは表紙のロゴの色ではなく誌面の方針である。同じ系統の4誌が同じ23日に発売されるという状態は、読者にとっては店頭で並べて比べられることを意味する。似た作りの雑誌が同じ日に並ぶ以上、各誌は「どの方向に寄るか」を明示しなければ選ばれない。
海外志向という差別化[編集]
本誌の特徴としてよく挙げられるのが海外への傾きで、海外にルーツを持つ専属モデルの起用が多く、海外の芸能人やモード寄りの情報も扱う。2000年には中国語版が創刊され、講談社が中国語圏で出した最初の女性誌となった。台湾では2009年時点で現地の女性ファッション誌として発行部数首位と報じられている。
この方向は、同じ棚に並ぶ他誌との関係から理解したほうが早い。JJが先に「男性受けするきれいめの服装」という軸を取り、CanCamがその路線を広げた状態で、後から同じことをしても読者に選ぶ理由が生まれない。non-noがan・anと別の位置に落ち着いたのと同じで、後発が生き残るには先発と違う場所に立つしかない。
専属モデル制[編集]
誌面に登場するモデルは「ViViモデルズ」と総称され、non-noと同様に専属制を取ってきた。毎号同じ顔が並ぶことで誌面の性格が安定する一方、モデル側は露出先が限られる代わりに毎号確実に載る安定を得る。定期刊行物だからこそ成立する取り決めであり、一回ごとに仕事が発生する形式では意味を持たない。
誌面の中心になるモデルの知名度がそのまま雑誌の印象を決めるため、強みと弱みは同じところから出てくる。人に看板を置くか、誌面の様式に置くかという配分の問題は、マキシングやkira☆kiraで整理した構図と同じ形をしている。
紙の部数が減るなかで[編集]
インターネットで流行の情報が手に入るようになってからも雑誌が残っているのは、誰かが選んで並べた状態で渡されるという形式そのものに用があるからである。何を着るかの正解が一つでない場面では、選択肢が多いほど決めにくい。ただし、その役目はInstagramやTikTokでも部分的に果たせるようになっており、紙の雑誌が担う範囲は狭まっている。
余談[編集]
- 同じ講談社の『with』が上位誌にあたるとされてきたが、2000年代以降の路線変更で系統が離れ、近い位置の誌として姉妹誌が別に創刊された経緯がある。雑誌の系列関係は会社の組織図ではなく読者層の重なりで決まるため、路線が変われば関係のほうが組み替えられる。
- 表紙とロゴの印象で系統を呼び分ける「赤文字系」「青文字系」という言い方は、読者側にも自分がどちらを求めているかの自覚があったために長く使われた。分類が定着するのは、分ける側ではなく分けられる側がその区別を使うときである。