BeReal(SNS)

BeReal(ビーリアル)は、フランス発のSNSアプリケーション。1日1回、ランダムな時間に届く通知に合わせて、スマートフォンのインカメラとアウトカメラで同時に写真を撮影し、友人と共有するという独自のコンセプトを持つ。加工なし・演出なしの「リアルな日常」を共有するとして、特にZ世代の若者から支持を集めている。

概要[編集]

2020年にフランスのAlexis Barreyat(アレクシス・バレヤ)とKevin Perreau(ケビン・ペロー)によって設立。「Be Real(本当の自分でいよう)」というコンセプトのもと、フィルタや編集加工なしのリアルな瞬間を共有することを促す設計になっている。

日本では2022年ごろから急速に普及し始め、2026年現在では日本のBeRealユーザーの97%がZ世代(14〜27歳)とされており、若者の間で定着したSNSとなっている。

仕組み・特徴[編集]

1日1回のランダム通知[編集]

BeRealの最大の特徴は、毎日ランダムな時間(ユーザーによって異なる)に届く通知「Time to BeReal!(ビーリアルの時間!)」だ。通知が届いてから2分以内に撮影・投稿することが推奨されており、「準備した写真」ではなく「その瞬間のリアルな状況」が切り取られる。

前後カメラの同時撮影[編集]

投稿は常にインカメラ(自撮り)とアウトカメラ(外向き)の2枚の写真がセットになる。自分の顔と、自分が見ているもの(風景・作業中の画面など)が同時に記録される仕組みで、「加工して盛る」ことが難しい。

友人のみ公開[編集]

基本的に承認した友人のみに投稿が公開される。不特定多数に見られるInstagramやXとは異なり、クローズドなコミュニティでの交流が中心。Z世代のSNS疲れの受け皿として機能している側面もある。

「遅れた投稿」の可視化[編集]

2分以内に投稿した場合は「On Time」、遅れた場合は「◯分後に投稿」と表示される。これにより、いつ実際に投稿したのかが友人に分かる仕組みで、「盛ることができない」「準備できない」というリアリティが担保されている。

友人の投稿を見るために自分も投稿が必要[編集]

BeRealでは、自分が投稿していない間は友人の投稿を見ることができない。これにより「見るだけ」の受動的な使い方を排除し、全員が参加者となるよう設計されている。

日本での普及[編集]

日本では特に大学生・10代の間で人気が高まり、「毎日のルーティンを友達と共有する」ツールとして定着している。Instagramの「映え」文化に疲れた若者が、飾らない日常を共有できるBeRealに安らぎを求めるという傾向が見られる。

Z世代との親和性[編集]

クローズドな環境・加工なしのリアル・少人数の友人との交流というBeRealのコンセプトは、2026年のZ世代のSNS利用トレンドとぴったり合致している。不特定多数に「いいね」を求めるではなく、親しい友人と本音で繋がりたいという欲求を満たすSNSとして位置づけられている。

批判・課題[編集]

  • プライバシーの問題:ランダムな時間に位置情報・自分の顔が記録されることへの懸念
  • ユーザー離れ:一部の国では新規ユーザー獲得が鈍化し、「流行が一段落した」という指摘もある
  • アクティブユーザー維持の難しさ:毎日投稿を促すが、習慣化できずに使わなくなるユーザーも多い

関連項目[編集]