| 今際の国のアリス Alice in Borderland | |
|---|---|
| ジャンル | サバイバル、デスゲーム、SFサスペンス |
| 放送シーズン | シーズン1〜3 |
| 放送期間 | 2020年12月10日(S1)/2022年12月22日(S2)/2025年9月25日(S3) |
| 放送国家 | 日本 |
| 言語 | 日本語 |
| 配信 | Netflix(世界独占配信) |
| 制作 | |
| 演出 | 佐藤信介 |
| 出演者 | 山﨑賢人、土屋太鳳 |
| その他 | |
| 原作 | 麻生羽呂『今際の国のアリス』(小学館) |
概要[編集]
今際の国のアリス(いまわのくにのアリス、英題:Alice in Borderland)とは、麻生羽呂の同名漫画を原作とするNetflixの日本発オリジナルドラマシリーズである。山﨑賢人・土屋太鳳主演、佐藤信介監督で、無人の東京で命がけの「げぇむ」を強いられる若者たちを描き、日本発のNetflix実写作品として世界的なヒットになった。
詳細[編集]
原作は小学館から全18巻で刊行された麻生羽呂のサバイバル漫画で、続編『今際の国のアリス RETRY』(全2巻)もある。ドラマ版はNetflixの世界独占配信で、2020年12月にシーズン1、2022年12月にシーズン2、2025年9月25日にシーズン3が配信された。
シーズン1は世界70以上の国と地域で視聴ランキングTOP10入りし、シーズン2は90以上の国と地域でTOP10入り、そのうち17の国と地域で1位を獲得した(Netflix発表)。日本の実写作品が「世界で見られる」ことを証明したシリーズとして、以後の日本製Netflix作品の基準のような存在になっている。
東洋経済オンラインは、シーズン3について「日本発では圧倒的なブランド力を誇りながら、初週では1位を獲れなかった」背景を分析しており、新作配信のたびに旧シーズンの視聴が再び伸びる「新作効果」も日経クロストレンドで取り上げられた。
あらすじ[編集]
シーズン1・2[編集]
ゲームばかりして無為な毎日を送る青年・有栖良平(アリス)は、親友二人と渋谷にいたところ、突然人の気配が消えた東京に迷い込む。そこは「今際の国」と呼ばれる世界で、生き延びるにはトランプのカードで難易度と種類が示された「げぇむ」に参加し、クリアして「ビザ」(滞在日数)を得続けるしかない。ビザが切れた者、げぇむに負けた者には容赦なく死が訪れる。
アリスは、単独でげぇむを生き抜いてきた登山家の女性・宇佐木柚葉(ウサギ)と出会い、二人で「この国は何なのか」「どうすれば元の世界に帰れるのか」を追っていく。シーズン2では、トランプの絵札(J・Q・K)を持つ「国民」との最終決戦が描かれ、今際の国の正体に一定の答えが示された。
シーズン3[編集]
すべてのげぇむを制して現実世界に戻ってから数年後。結婚して穏やかに暮らしていたアリスとウサギだったが、死後の世界を研究する男・リュウジと接触したことをきっかけに、ウサギが姿を消してしまう。ウサギを救うため、アリスは再び今際の国へ足を踏み入れる。そこで待っていたのは、今際の国の住人となったバンダと、最後のカード「ジョーカー」だった。
げぇむのルール[編集]
トランプのスートでげぇむの種類、数字で難易度が決まる仕組みが本作の大きな特徴である。
- スペード:体力勝負の「肉体型」
- ダイヤ:頭脳戦の「知能型」
- クラブ:チームワークが問われる「バランス型」
- ハート:人の心を弄ぶ「心理型」。裏切りや犠牲が前提になるため、最も残酷なげぇむが多いとされる
数字が大きいほど難易度が上がり、クリアで得られるビザの日数も増える。この「スート×数字」というシンプルな設計のおかげで、初見の視聴者でも毎回のげぇむの性格を一瞬で把握できる。
登場人物・キャスト[編集]
- 有栖良平(アリス)(演:山﨑賢人):主人公。ゲーム好きで観察力と発想力に長ける。
- 宇佐木柚葉(ウサギ)(演:土屋太鳳):登山家の父を持つクライマー。身体能力が高い。
- シーズン1・2の主な出演者:村上虹郎、桜田通、朝比奈彩、町田啓太、森永悠希、三吉彩花、青柳翔ほか
- シーズン2から:山下智久、仲里依紗、磯村勇斗、恒松祐里ほか
- シーズン3の新キャスト:玉城ティナ、醍醐虎汰朗、池内博之、須藤理彩、吉柳咲良ほか。前シーズンから磯村勇斗、三吉彩花、毎熊克哉(バンダ)らが続投
主演の山﨑賢人にとっては映画『キングダム』シリーズと並ぶ代表作で、土屋太鳳も本作を代表作の一つに挙げられることが多い。
撮影・制作[編集]
第1話の見せ場である「無人の渋谷スクランブル交差点」は、実際に交差点を封鎖したのではなく、栃木県足利市に建てられた大規模なオープンセットとVFXを組み合わせて作られたことが知られている。佐藤信介監督は『キングダム』『GANTZ』などで大規模VFXを多用してきた監督で、本作でもその手腕が発揮された。
よくある質問[編集]
- どこで見られる?
- Netflixの世界独占配信。シーズン1〜3がすべて見放題で配信されている。
- 原作とドラマは同じ結末?
- シーズン2までは原作の本編を大筋でなぞっている。シーズン3は原作本編の「その後」を描く展開で、ドラマ版独自の要素が多い。
- 怖い?グロい?
- デスゲームもののため、死亡描写や流血シーンが多い。年齢制限(レーティング)付きで配信されている。
- 『イカゲーム』とどっちが先?
- 原作漫画の連載開始は2010年で、ドラマ版シーズン1の配信(2020年12月)も『イカゲーム』(2021年9月)より先である。配信時期が近かったため、海外では比較されることが多かった。
余談[編集]
- タイトルの「アリス」は主人公の苗字「有栖」から来ており、登場人物の名前(ウサギ=宇佐木、チシヤ、帽子屋など)の多くが『不思議の国のアリス』のモチーフになっている。
- 「今際(いまわ)」は「死に際」「臨終」を意味する古語で、タイトル自体が作品世界の正体をほのめかしている。
- シーズン3は日本発のNetflixシリーズとして世界ランキング1位に浮上し、経済メディアでもその「強さ」が分析対象になった。
外部リンク[編集]
- Netflix作品ページ(『今際の国のアリス』で検索)