部活動問題(ぶかつどうもんだい)とは、学校の部活動における諸問題の総称である。ブラック部活とも。部活動そのものは中学校から大学まで広く存在しているが、ブラック部活として特に問題化しているのは中学校と高等学校である。
原因[編集]
ブラック部活の根本的な原因は
- 生徒・教員双方とも個人の意志を尊重せず、全員に参加を強制する
- 運動部を中心に蔓延る過剰な勝利至上主義
が代表的なものとして挙げられている。
諸問題[編集]
入部・長時間活動の強制[編集]
学習指導要領に部活動は
- 学校教育活動の一環として、スポーツや文化、学問等に興味と関心を持つ同校の生徒が、教職員の指導の下に、主に放課後などにおいて自発的・自主的に活動するもの
とあり、国は部活動は生徒の自主的・任意での参加を前提としている。しかし実態としては生徒数の少ない地方部の公立中学校を中心に、生徒への部活動参加を強制した。部活強制校では全員参加状態を維持するため
- 校則・生徒会会則に部活動への参加は義務であると明記する。或いは明記せずに暗黙の了解で学校全体をそういう空気にする
- 部活に参加しない生徒・教員へ様々な不利益を与えると示唆したり、実際に不利益を与えたりする
といったことが当たり前になっていた。
これは子供だけでなく学校に勤務する教員にも共通し、教員は全員何かしらの部の顧問へ就任する事を管理職である校長が強制している学校もあるとされる。
不正な越境通学の温床[編集]
公立中のほとんどは子供の居住地に応じて通学する学校が決まる学区を敷いているが、部活動で良い実績を残さないといい高校に進学できないと考える一部の保護者が部活に強い学校へ子供を不正に越境通学させる事例も存在する。
改善へ[編集]
ブラック部活自体は顧問教員による体罰を中心に散発的に報じられてきたが、それ以外の入部強制や顧問就任に伴う教員の過労問題などが本格的に報じられるようになったのは2010年代末頃からとされる。
ブラック部活は声を上げる者が少なく、なかなか改善へと進んでいなかったが2020年代に入って徐々に改善が進んでいる。