神之塔
신의 탑     
神之塔.jpg
日本版表紙
作家 SIU
ジャンル ファンタジー・SF        
配信 ライン漫画
連載期間

(韓国) 1部2010. 06. 30. ~ 2012. 01. 09.
2部2012. 01. 30. ~ 2019. 01. 21.

3部2020.03.11.~休載中
連載周期 (韓国)毎週月曜日
メディアミックス

単行本6巻 (2021. 01. 12.)

(日本)TVアニメ2020.4.1~放送開始
その他        
ウェブサイト (韓国)ネイバー
(日本)LINEマンガ


概要[編集]

大韓民国のウェブ漫画。作家はSIU。自分のすべてだった少女ラヘルを探すために広大な世界そのものである'塔'を登り始めた少年25番目の夜の物語を描いている。

冒険、ファンタジー、バトル物、執着物、成長物、恋愛物、アクションなど状況ごとにジャンルが変わる。 作家が構想しているT.U.Sという世界観の一部に属し、塔という独特な空間を背景にしている。 塔の次の階に行くためには、各階の管理者が出す試験にパスしなければならず、「塔の最後まで上がった者は望むものを得ることができる。というのが基本設定である。 2012読者漫画大賞で1位になった。

「ナムウィキの神の塔」関連文書を閲覧する際は、ネタバレに注意。ストアを通じて先行して公開された内容が記述されている文書がかなり多い。また、その設定が膨大でネタも多いため、たまに推測が公式設定のように書かれていたりもするので、ナムウィキに書かれたすべての設定は簡単な整理と面白さで見ながら過信しない方が良い。

あらすじ[編集]

自分のすべてだった少女を追って塔に入った少年。 そんな少年を試す塔。

連載状況[編集]

2010年2月4日からベスト挑戦漫画で連載されていたところをウェブ漫画に抜擢され、ネイバーウェブ漫画で2010年7月5日から月曜日に正式に連載されている。

2020年6月21日、3部68話後期で休載を宣言した。理由は健康悪化。2020年10月にブログで11月中に復帰する予定だと明らかにしたが、手首の痛みが再発したため、さらに数週間復帰を見送った。

2020年12月14日付ブログ公知によると、6カ月間の休息が取れれば体が回復するとの医師の所見を受けたという。作者自身も休載を延ばすことに悩んでいたが、6か月後に戻ることに決めた。

海外連載[編集]

NAVERウェブコミックの海外サービスであり、日本の出版漫画の電子書籍サービスであるLINEマンガにおいて日本語訳連載が行われている。

神之塔』は、NAVERウェブトゥーンの公式外国語翻訳サービスであるWEB TOON(LINE WEBTOON)が作られるまで、漫画を無断でスキャンして翻訳する様々なウェブサイトの間で人気を集めていた。WEBTOONの英語版ページの機能の一つである「ファン翻訳(Fan Translation)」で提供されている非公式ファン翻訳も20を超える。公式翻訳が出る前から存在した海外ウィキウェブサイトの「FANDOM英語ウィキ」と「FANDOMスペイン語ウィキ」がある。それ以外の国々のファンフォーラムも韓国のファンカフェに劣らない活性化されている。

公式英語版は2014年7月1日に連載が始まった。別のウェブトゥーンの英語翻訳版は第1話から少しずつ翻訳され始めたが『神之塔』の正式英語翻訳版は韓国で2014年5月5日まで連載された1部プロローグ~第2部110話が一気にアップロードされた。

17年からは、『神之塔』レディット(Reddit)でも、かつてほど人気はないという言葉が増えている。根本的に日本の少年漫画に比べて韓国漫画の認知度が非常に低く、その壁を乗り越えられない状態で(日本の漫画アニメに比べると韓国の漫画は相当地位が低い)二部が伸びる展開を見せて疲れ果てていくファンが少なくない。 ネイバーウェブトゥーン海外サービスが、現地の海外作家を迎え入れ、現地化する戦略を取っており、ウェブトゥーン海外サービス内での知名度が大幅に下がっている。ネイバーウェブトゥーン日本のサービス会社、ラインウェブトゥーンに入ってみると、韓国漫画とは全く異なる作風の海外作家の作品が主流になっている。

だからといって下降傾向だけで見ることもできないという例で、数年後に英語翻訳連載され始めた『Sweet Home-俺と世界の絶望-』の連載途中で平均いいね数が4万個だが、『神之塔』の連載途中で平均いいねの数は6万個で、名声がかえって大きくなったと言える。毎週レディットに載る作家後期の翻訳文も「いいね」が200件は載る。 また、ヤンオタクたちは韓国語ができないにもかかわらず、電子メールで業者と直通でグッズを買うという。

2020年1月30日、ネイバーはカンファレンスコールで、『神之塔』をはじめ、「ゴッド·オブ·ハイスクール」、「ノブレス」をテレビアニメ化すると発表した。

2020年4月(第2四半期)に『神之塔』のテレビアニメが放映され、海外の新規ファンが原作のウェブトゥーンにさらに流入した。 アニメーションの評価が良い方ではないため、終映後早く冷めたが、連載10年目に迫った作品に多くの新規ファンができたということだけでも肯定的なシグナルだ。ただ、アニメの終映時点と同様に、原作も長期休載に入って、タイミングが悪くなった。

登場人物[編集]

主要人物[編集]

  • 25番目の夜

主人公。 塔の最下層管理者であるヘドンに選別されていない非選別人員で、自分のすべてだった少女ラヘルを探すために自らドアを開けて塔に入ってきた。

  • クン・アゲロ・アグネス

主要登場人物。 主人公25番目の夜の親友だ。

パムがヘドンの試験を通過して入場した、塔の内部に入ってきた選別人員を最初にふるいにかけるための試験の階であるエヴァンケルの地獄の階で初めて会った。 通りかかった夜に、気前よくアドバイスをしながら話を交わしている途中、選別した人数にしては珍しく純粋で無知で、おびただしい13月の武器を持った夜に興味を感じる。 すぐ夜を助けながら、ラクレーショまで一緒に三銃士を組みながら、仲間として塔の前に進み始める。 彼の正体は、王子ハード·ダウム家は、実質的な権力を持つ偉大な10家の一つであるクン家の一員だ。 それもクン家の実家で家主が父親の直系だ。家主の血を直接引く出生にふさわしく、身体能力全般と神髄能力、そして適切な知略を兼ね備えている選別されたばかりの人材の中から、出身や実力だけで保障されたエリートだ。

  • ラーク・レクレイシャー

主人公の25番目のバム·アゲロ·アグニスと共に初めてチームを組んだ人物だ。 日本語版での一人称は「オレ」、あるいは「オレ様」で、好きな食べ物は「バナナ」だが、バナナの皮をむくのには大変な苦労をしているという。 キャラクターのモチーフは新シリーズのレコン。 巨体以外にもレコンならではの性格がそのまま生きている姿を見せている。 黒いマントとロリカを連想させる外形の赤い鎧をまとったワニの頭を約3mの巨漢で、異種族と推定され、褐色の肌をしている。 ただし、ダアン族などの異種族が非常に多い神の塔の世界観でもかなり稀なのか、作中の登場人物すべてがラークを「語るワニ」くらいにしか考えていない。 ちなみに、ラクが名前を言う時、後ろにつけるレクレイシャーは実は種族の名前。

初登場時、本人は自らを釣り人と称していた。しかし、いざ試験で割り振られたポジションは釣り人ではなく、槍使い。 もちろんラークの言う釣り人とはポジション的な意味の釣り人ではなく、新海魚、あるいは獲物(敵)を狩る意味の釣り人という意味だ。 実際、ラークは自分が戦わなければならない相手を「猟師」と呼ぶ。

  • ラヘル

主人公25番目の夜が塔を登る理由であり、彼のすべてだった人。暗い洞窟の中で一人で育った夜にとって唯一の友達であり、彼の先生でもあった。しかし作中開始時点ではある種の理由で夜と一緒にいた暗い世界から抜け出し、塔の頂上に向かうために夜を置いて塔に入った。結局、夜がそんなラヘルを追って塔の試験を受けるきっかけになった。

  • 真田・ユリ・ザハード

ラヘルを追って塔の中に入ってきた主人公25番目の夜が出会った最初の人間。その正体は塔の王子、ザハドの血(能力)を引く養女であり腹心でもあるザハードの王女の一員であると同時に、作品内で最初に登場した上位圏ハイランカーであると同時に、ザハードと一緒に塔を入ってきて開拓した偉大な家門の一つである「ハ 家門」の直系である。

塔の外からドアを直接開けて入ってきた人物が現れたという知らせに、一緒に歩く道案内人のエヴァン·エドロックと一緒に夜を見に一気に降りてきた。 今まで彼女が見てきた非選別人員たちと違って何の力もなく弱い一般人のような夜の姿にがっかりしたが、そんな弱い姿にも屈せずヘドンが掲げた不公平なほど高い難易度の試験を受けようとする夜の目つきと気概が気に入って夜を助けながら彼が塔を登るようにするのに決定的な助けになる。

  • エンドロシ・ザハード

塔の偉大な王子ザハードに選ばれ、彼の血を引いて養子となった養女ザハードの王女の一人。ザハードの王女たちの中でも最近新たに産まれた新生児だ。第1関門の次の2階「エヴァンケルの地獄試験場」で、主人公一行や群れと他の地域の試験層で試験を受け、当該試験で結んだ3人1組のチームを除いた残りの人員を皆殺しにする「合格」で、「ザハードの王女」という悪名を披露した。 1部14話で試験場の姿で1カット登場し、20話で話をしながら本格的に話に乱入する。

  • ファリョン(カレン)

2階でクラウンゲームの中で、黒い全身タイツに「ビッグシスター」を連想させる青い仮面姿で初めて登場した。しかし、本来の姿は、長くてウェーブのかかった赤い髪の毛とミルク色の肌を持つ美女だ。

  • 王野 成(おうじ なる)

自称塔の頂上に登り王になる男。しかし現実は試験も通れない選別人員だった。塔20階に足止めされていた長寿生。塔を登ることをあきらめきれず、根性だけで試験に挑戦したが、能力不足で脱落を繰り返した。第2部の開始時点では,かなりの借金を抱えていた。 塔を登る理由は、塔の王になって塔を互いに塞ぎ合う場所ではなく、天井の下でともに笑える場所に変えること。

単行本[編集]

2019年11月12日に1巻と2巻が発行された。表紙イラストはそれぞれ「25番目の夜」と「クン·アゲロ·アグネス」。 2020年5月26日に3巻と4巻が刊行された。表紙イラストは、それぞれラク·レクレイシャー とエンドロシ·ザハード。 2021年1月12日には5巻と6巻が刊行された。表紙イラストは、それぞれラウレ·チームメンバー及びシビスチームメンバーとユリ·ザハード。

その他[編集]

  • 2020年ラインマンガ年間ランキングで10位を獲得した。