森川智之

森川智之
Toshiyuki Morikawa
誕生日 1967年1月26日
年齢 59歳
出身地 神奈川県
国籍 日本
ジャンル 声優、ナレーター、歌手
活動期間 1980年代後半 -
事務所 アクセルワン
代表作 セフィロス(ファイナルファンタジーVII
波風ミナト(NARUTO -ナルト-
野原ひろし(クレヨンしんちゃん
関連活動 声優事務所アクセルワン代表取締役


概要[編集]

森川智之(もりかわ としゆき、1967年1月26日 - )は、日本の声優・ナレーター・歌手。神奈川県出身で、声優事務所アクセルワンの代表取締役を務める。低く甘い美声を武器に、二枚目から渋い大人、冷酷な悪役、三枚目まで幅広く演じ分ける実力派ベテランとして知られる。

トム・クルーズやユアン・マクレガーといったハリウッドスターの吹き替えを専属級で担当することでも有名で、声優・ナレーター・吹き替え・経営者と何足ものわらじを履く業界の重鎮。後進の育成にも力を注いでおり、自ら設立した事務所と付属養成所で多くの声優を世に送り出しているらしい。

来歴[編集]

1980年代後半に声優としてデビューし、低く甘い美声を武器に早くから二枚目役で頭角を現した。1990年代から2000年代にかけては、アニメ・ゲーム・吹き替えのあらゆる分野で主役級・準主役級を演じ、声優界のトップランナーのひとりとしての地位を確立する。

長年所属していたアーツビジョンを2011年4月に退所し、同年、自ら声優事務所アクセルワンを設立して代表取締役に就任。プレイヤーとしての活動を続けながら、経営者・育成者としても業界に貢献するという新たな道を切り開いた。付属養成所「アクセルゼロ」を通じて後進の指導にもあたっており、声優・ナレーター・吹き替え俳優・経営者という複数の顔を持つ稀有な存在となっている。

演じた主なキャラクター[編集]

森川智之の当たり役は数多いが、ゲームではファイナルファンタジーVIIのセフィロスが特に有名。冷たく美しい声で演じられたこの悪役は、シリーズを代表するカリスマとしてゲーム史に名を刻み、リメイク版が出るたびに新たなファンを獲得している。『戦国BASARA』の片倉小十郎など、ゲーム作品でのクールな二枚目も人気が高い。

アニメではNARUTO -ナルト-の波風ミナト(四代目火影)や君麻呂、ONE PIECEのエネルやはっちゃん、『ジョジョの奇妙な冒険 ダイヤモンドは砕けない』の吉良吉影、銀魂の佐々木異三郎、金田一少年の事件簿の明智健悟など、ヒーローから不気味な悪役まで幅広く担当。さらにクレヨンしんちゃんの野原ひろし役を継承し、国民的アニメのお父さん役としてもお茶の間に親しまれている。

人物・芸風[編集]

森川智之の最大の武器は、低く甘く、それでいて芯のある美声である。クールな二枚目を演じればこの上なく色気があり、悪役を演じれば背筋が凍るような冷たさを帯び、父親役を演じれば包み込むような温かさを宿す。同じ声から全く異なる質感の人物像を立ち上げる表現力は、ベテランならではの円熟の域にある。

シリアスな役のイメージが強い一方で、コミカルな三枚目やコメディリリーフも巧みにこなす器用さを持つ。声を張り上げる芝居も、囁くような繊細な芝居もどちらも得意で、対応できる役柄の幅は非常に広い。長年第一線で活躍し続けてきた安定感と信頼感は、共演者や制作陣から厚い支持を得ている。

吹き替え[編集]

森川智之を語るうえで欠かせないのが、洋画吹き替えでの活躍である。トム・クルーズやユアン・マクレガーといったハリウッドの大スターの日本語吹き替えを長年にわたり専属級で担当しており、「あの俳優の声=森川智之」というイメージがすっかり定着している。

甘く知的な声質はスマートな二枚目俳優と相性が良く、アクションからドラマまで幅広い作品で起用されてきた。吹き替えは原語の演技に寄り添いながら日本語として自然に成立させる高度な技術が求められるが、森川はその第一人者のひとりとして長く活躍している。

経営者として[編集]

2011年にアクセルワンを設立して以降、森川は声優であると同時に事務所経営者・後進育成者としての顔も持つようになった。付属養成所「アクセルゼロ」では自ら指導にあたることもあり、次世代の声優を育てることに情熱を注いでいる。プレイヤーとして第一線を走りながら、業界の未来にも目を向けるその姿勢は、多くの若手声優から尊敬を集めている。

代表キャラクター詳説[編集]

ファイナルファンタジーVIIのセフィロスは、森川智之を象徴する役のひとつ。感情を抑えた静かな声色の中に底知れぬ狂気と威厳を漂わせる演技は、ゲーム史に残る名悪役として語り継がれている。リメイク作品でも続投し、世代を超えて「最強のラスボスボイス」として君臨し続けている。

クレヨンしんちゃんの野原ひろしは、国民的アニメのお父さん役を先代から継承した重要な役。ダメな部分もありながら家族思いで頼れるという絶妙なキャラクターを、違和感なく演じきったことで高く評価された。一方鬼滅の刃の産屋敷耀哉では、病に侵されながらも仲間を慈しむお館様の柔らかな声を聴かせ、「声だけで泣ける」とファンを唸らせた。

このように、冷酷な悪役・国民的な父親・慈愛に満ちた長といった正反対の役柄を一人で演じ分けられるのが、森川智之の凄みである。

評価[編集]

デビューから30年以上、森川智之は二枚目から悪役、父親役まであらゆるタイプのキャラクターを演じ、声優界の頂点に立ち続けてきた。プレイヤーとしての実力に加え、吹き替えの第一人者としての信頼、そして事務所経営者・育成者としての功績と、その存在感は多方面に及ぶ。

甘い美声と確かな技術、そして業界全体を見渡す視野の広さを兼ね備えた森川は、まさに現代声優界を代表する重鎮のひとり。後進にとっては憧れであり目標であり続けている。

エピソード[編集]

  • トム・クルーズ作品が公開されるたびに「今回も森川さんの吹き替えで観たい」という声が上がる。
  • セフィロスのファンは世界中におり、リメイク版での再演は大きな話題となった。
  • 事務所設立という大きな決断を下した行動力で、声優の働き方に新たな選択肢を示した。
  • 低音ボイスの代表格として、ナレーションやCMでも引っ張りだこ。
  • 後輩からは「芝居も経営も背中で語る人」と慕われているとか。

主な出演作品[編集]

アニメではNARUTO -ナルト-の波風ミナト・君麻呂、ONE PIECEのエネル・はっちゃん、『ジョジョの奇妙な冒険 ダイヤモンドは砕けない』の吉良吉影、銀魂の佐々木異三郎、金田一少年の事件簿の明智健悟、クレヨンしんちゃんの野原ひろし、鬼滅の刃の産屋敷耀哉など、主役級から個性的な脇役まで膨大な数のキャラクターを演じてきた。ヒーロー、悪役、父親と役柄の幅が広く、年代を問わず人気作に名を連ねている。

ゲームではファイナルファンタジーVIIのセフィロス、『戦国BASARA』の片倉小十郎などが代表格。クールで威厳のあるキャラクターを得意とし、ゲームファンの間でも絶大な人気を誇る。さらに洋画吹き替えやナレーションを含めれば、その出演本数は数えきれないほどで、まさに声優界のレジェンドと呼ぶにふさわしい実績を積み重ねている。

声優としての歩み[編集]

森川智之の歩みは、そのまま現代声優の活動領域の広がりを体現している。アニメ・ゲームでの演技にとどまらず、洋画吹き替えの第一人者となり、さらに自ら事務所を立ち上げて経営・育成にまで踏み込んだ。プレイヤーとして頂点を極めながら、業界そのものの発展にも貢献するという、ひとつの理想的なキャリアを築いてきた。

甘い美声は年齢を重ねてもなお健在で、新旧のファンを魅了し続けている。声優という職業の可能性を自ら広げてきた森川智之は、後進にとって道しるべのような存在であり続けるだろう。

ナレーション・その他の活動[編集]

森川智之は、深みのある低音を生かしてナレーションの分野でも数多くの仕事を手がけている。情報番組やドキュメンタリー、CM、各種イベントの語りなど活躍の場は幅広く、その声があるだけで映像に重厚感が加わると評される。歌手としての活動歴もあり、音楽番組やキャラクターソングなどで歌声を披露してきた。

声優・吹き替え・ナレーション・歌手・経営者と、活動の幅は留まるところを知らない。どの分野でも高い水準を維持し続けているのは、ひとえに森川の声に対する探求心と、プロとしての矜持の表れといえるだろう。

後進への影響[編集]

プレイヤーとして頂点に立ちながら事務所を立ち上げ、育成にまで力を注ぐ森川智之の姿は、若手声優にとって大きな励みとなっている。声優の活動領域が広がり、働き方が多様化していく時代において、自ら道を切り開いてきた森川の存在は、まさに次世代の指針といえる。芝居の手本としてはもちろん、キャリアの築き方という面でも、後進に多くを示し続けている。

炎上とバズ[編集]

  • 野原ひろし「2代目」継承クレヨンしんちゃんの野原ひろし役を先代から引き継いだ際は大きな注目を集めたが、その違和感のないハマりっぷりに「さすが」と称賛が集まった。
  • セフィロスの圧倒的人気ファイナルファンタジーVIIのセフィロスは、冷たく美しい声でゲーム史に残る人気悪役となり、リメイクのたびに森川ボイスが再評価される。
  • 産屋敷耀哉の包容力鬼滅の刃のお館様こと産屋敷耀哉の柔らかく慈愛に満ちた声は、原作ファンの間で「声まで完璧」と話題に。
  • 経営者声優としての発信 … 事務所代表として後進育成や業界の働き方に言及する姿が、若手声優から尊敬を集めている。

余談[編集]

  • トム・クルーズの日本語吹き替えを長年担当しており、「クルーズの声=森川智之」というイメージが定着している。
  • 2011年に長年所属したアーツビジョンを離れ、自ら声優事務所アクセルワンを設立した行動派。
  • 甘い低音ボイスから一転、コミカルな三枚目役も達者にこなすギャップの持ち主。
  • 歌手活動の経験もあり、音楽方面でも声を生かしてきた。
  • 後進の育成に熱心で、付属養成所で講師として指導にあたることもあるとか。
  • 演じてきた役の数は膨大で、長寿アニメのレギュラーを複数抱えている。

関連項目[編集]

外部リンク[編集]

  • アクセルワン 公式プロフィール(森川智之)