概要[編集]
底辺系YouTuber(ていへんけいユーチューバー)とは、登録者数や再生数が伸びないYouTuber、あるいは派遣労働・貧困・借金といった社会的・経済的に厳しい「底辺生活」そのものをコンテンツとして発信するYouTuberを指すネットスラング。明確な定義は存在せず、自虐として名乗る場合と、視聴者側がジャンル名として使う場合がある。
2つの用法[編集]
ひとつは収益化ライン(登録者1,000人)に満たないチャンネルを指す「伸びてない」系の用法。もうひとつは、生活困窮や不安定な就労状況を赤裸々に公開するスタイルを指す「生活が底辺」系の用法で、後者はむしろ数十万人規模の登録者を抱える人気ジャンルになっている。
人気の理由[編集]
最大の武器はリアリティである。台本くさい企画動画とは対照的に、派遣の夜勤明けや車中泊めし、借金返済の進捗といった生活の生々しさが、同じ境遇の視聴者の共感や、怖いもの見たさの観察的興味を呼ぶ。「他人の生活を覗く」という人間の根源的な欲求に直球で応えるジャンルらしい。
代表的存在[編集]
このジャンルの代表格としてよく挙げられるのがやっちゃんねるである。派遣社員として働きながらソロキャンプや車中泊の動画を投稿するスタイルで人気を集め、アンチコメントの多さすら名物として消化してしまう稀有なチャンネルとして知られる。
課題と批判[編集]
収益構造が極めて不安定であること、生活を切り売りするためプライバシーの線引きが難しいこと、視聴者の同情や嘲笑を集める構図が誹謗中傷の温床になりやすいことが課題として指摘される。「貧困のエンタメ化」への批判も根強い。
余談[編集]
- オモコロなどのメディアが底辺YouTuber本人へのインタビュー記事を出すなど、ジャンルとしての分析対象にもなっている。
- 「底辺」を自称しつつ実は登録者数十万人、という逆転現象はこのジャンルのお約束。