デート・ア・ライブ

概要[編集]

デート・ア・ライブ(DATE A LIVE)は、橘公司(たちばなこうじ)によるライトノベルシリーズ。富士見ファンタジア文庫KADOKAWA)から2011年に刊行開始され、2020年に全22巻で完結した。「精霊」と呼ばれる超常的存在を倒すのではなく「デートして落とす」という独自の設定が人気を博し、2013年から複数クールにわたってテレビアニメ化された。2026年には新作アニメの制作が発表され、シリーズファンの間で大きな話題を呼んでいる。

詳細[編集]

世界観・設定[編集]

物語の舞台は「時空震」(しくうしん)と呼ばれる謎の爆発現象に悩まされる近未来の地球。この時空震は「精霊」(Spirit)と呼ばれる存在が現れるたびに引き起こされるもので、通常の軍事力では精霊に太刀打ちできない。

人類側の対抗手段として二種類の方法が存在する。ひとつは武装組織「AST」(Anti Spirit Team)による力技での殲滅。もうひとつは民間組織「ラタトスク」が推進する、精霊の精神の力を「デートで癒やして封印する」という前代未聞のアプローチだ。

主人公・五河士道(いつか しどう)は平凡な高校生でありながら、精霊に力を封印できる特殊な能力を持つ。五河士道はラタトスクに協力する形で、現れる精霊たちとデートし「好きになってもらう」ことで彼女たちの力を封印していく。

登場する精霊たち[編集]

デート・ア・ライブの大きな魅力は個性的な精霊キャラクターたちだ。各精霊は固有の名前・コードネーム・特殊能力を持つ。

  • 夜刀神十香(やとがみ とおか):コードネーム「プリンセス」。作中最強クラスの精霊で、剣を操る戦士。主人公との関係が物語の中心軸になる。無邪気でとうふが大好きなギャップが愛されている。
  • 本条二亜(ほんじょう にあ)』:コードネーム「ナイトメア」。ゴスロリ風の出で立ちと狂気的な笑いが特徴。実は「真の目的」がある謎多きキャラクター。
  • 五河琴里(いつか ことり)』:主人公・士道の義理の妹であり、ラタトスク司令官。普段は妹キャラだが、指揮官としての側面も持つ。
  • 時崎狂三(ときさき くるみ)』:コードネーム「ナイトメア」。作中屈指の人気キャラクター。ゴシックドレスに時計のモチーフ、右目のゼロ、左目のローマ数字が特徴。「殺さないといけないのに殺せない」関係が物語に深みをもたらす。

時崎狂三の圧倒的人気[編集]

デート・ア・ライブを語る上で欠かせないのが時崎狂三の存在だ。「一番殺したい、一番会いたい」というキャッチコピーで登場したヒロインで、初登場からファン投票1位を独走するほどの人気を誇る。ゴシックな外見・二丁拳銃スタイル・艶のあるしゃべり方・「わたくし」という一人称が多くのファンを虜にした。狂三の人気は原作ライトノベルを超えてスピンオフ作品・ゲーム・グッズなど幅広い展開に繋がっている。

アニメ化の歴史[編集]

  • 第1期(2013年):AIC PLUS+制作。全10話。精霊・十香との出会い、琴里編を描く。
  • 第2期(2014年):全10話。新たな精霊との出会いを描く。
  • 第3期(2019年):J.C.STAFF制作に移行。全12話。より深い精霊たちの過去に迫る。
  • 第4期』(2022年):全13話。クライマックスに向けた展開。
  • 新作アニメ(2026年発表):2026年に新作アニメの制作が発表。原作完結後の世界を描くのか、スピンオフ的な展開なのか詳細は未公開だが、ファンからの期待は非常に高い。

ゲーム展開[編集]

デート・ア・ライブはアニメ以外にもゲーム化されており、以下の作品が展開された。

  • 『デート・ア・ライブ 凜緒リンカーネイション』(2013年、PS3)
  • 『デート・ア・ライブ フラグメント デート・ア・バレット』(スピンオフ)
  • 各種スマートフォンゲームへのコラボ参加など

メディアミックス展開[編集]

ライトノベル・アニメ以外に、漫画版・スピンオフ小説・カードゲーム・フィギュアなど幅広い展開を見せる。特に時崎狂三を主人公としたスピンオフ「デート・ア・バレット」(原作:橘公司 / イラスト:ニノ)がファンに好評を博し、劇場アニメ化もされた。

ファンダム・文化的影響[編集]

デート・ア・ライブのファンダムは日本国内にとどまらず、海外にも広がっている。英語圏では"Date A Live"として認知されており、北米・ヨーロッパでもアニメストリーミングサービスを通じてファンを獲得している。コミックマーケットをはじめとする同人誌即売会でも毎年多数の同人誌が頒布される人気ジャンルだ。時崎狂三のコスプレは国内外のコスプレイヤーに人気が高く、アニメイベントでの定番コスプレのひとつとなっている。

関連項目[編集]