概要[編集]

2021年3月15日に正式デビューしたRBW所属のガールズグループ「パープルキス(PURPLE KISS)」のメンバー。

デビュー前[編集]

「モダンK実用音楽学院」に通うなか、2017年に「スタインモダンKオーディション​」でRBWエンターテイメントに合格し入社する。その後「ミックスナイン」の企画会社ツアーオーディションに参加するも、パク・ジウン、ナ・ゴウンと共に落選。

それ以降、RBW所属の練習生グループ「365Practice」として活動。ボーカルやダンスなどの様々な映像をアップロードした。

また、チョンハ(청하)の「Snapping」のコーラスや所属事務所の先輩ガールズグループであるMAMAMOOの「Windflower」のガイドボーカルに参加。デビュー前からずば抜けた実力を披露した。

ポジション[編集]

ボーカル兼ラップ[編集]

一度聴いたら忘れられないような独特な声色の持ち主。パープルキスには優れた実力者が揃っているが、その中でもメインボーカルを果たしているだけに、優れた歌唱力を持っている。 歌唱力に優劣をつけることはできないが、パープルキス内ではスアンを選ぶ人が多い。 特に、「ハスキーなスアンの歌声を聴いてビリー・アイリッシュを思い出す」という外国人のファンが非常に多い。

パープルキスの舞台を初めて見た時に最も記憶に残るメンバーの一人としてよく取り上げられる。正式デビュー前に「My Heart Skip a Beat」で健康上の理由により活動を休止し、「Can We Talk Again」で遅れて復帰したにもかかわらず、歌唱力だけで存在感を示した。大抵の場合、アイドルグループは音楽活動の他にもファンと交流し、本人のキャラクターを見せることも重要なため、活動に空白が生じたり、一歩遅れて参加する場合、認知度的な面で既存メンバーに追いつくことは容易ではない。特に、パープルキスの場合、メンバー数が少ないわけでもなく、ジウンやゴウン、チェインのように、デビュー前にオーディション番組を通じて先に名前を知られていたメンバーもいることを考えれば、スアンのボーカル能力がどれほど優れているかが分かる。

スアンのボーカルスタイルはR&B/ソウルに近く、アイドルグループでは非常に珍しい特徴を持っている。また、デビュータイトル曲である「Ponzona」では、典型的なダンス曲であるにもかかわらず、他のメンバーたちと調和を成す姿を見せてくれた。特に、バラード風の「Can We Talk Again」では、自身のボーカルが持つ強みを遺憾なく発揮した。デビュー当時はまだ未成年者だったこともあり、今後の活躍が期待される。

作詞作曲[編集]

作曲陣が非常にしっかりしたRBW所属アーティストらしく、デビュー前の先行公開アルバムから作詞作曲に参加している。

キャラクター[編集]

末っ子[編集]

パープルキッス内では末っ子である。ただ、イレ、チェインなどがあまりにも活発で明るいためか、スアンの末っ子らしさはデビュー当初からみられなかった。 しかし、正式デビュー後では末っ子気質が少しずつ垣間見る場面もある。

変わり者[編集]

スタッフが付けたニックネームで直訳すると「正気の変人」。じっとしている時は普通だが、口を開くたびに他のメンバーに引けを取らない四次元キャラを見せる。

「深夜アイドル」で明かした本人の座右の銘は「이 또한 지나가리라(直訳:これもまた過ぎ去るだろう)」。 非常に悲壮感を漂わせた様子で発表したため、奥深い意味を持っていると思ったが、実は練習がとても嫌な日、練習中に時計を見るたびに1分ずつ過ぎているのを見て「そうだ…こうやっていたらいつかは終わるだろう」という思いで決めたものだという。

余談[編集]

  • チョンハ(청하)の「Snapping」のボーカル映像を見ると、 英語の発音がいいことが分かる。フィリピンに居住した経験があるため、実は英語が上手なほうだ。デビュー後、優れた英語力をもとに、先輩歌手の曲を、英語バージョンでマッシュアップしたカバー曲を撮った。
  • 紫色が好き。
  • インドア派で、寝る時はワンピースのストライプのパジャマを着る。
  • デビュートレーラーのイントロで流れる「パープルキス」という低音はスアンの声だ。
  • 2020年9月30日、健康上の理由で活動休止した。そして同年の12月23日に復帰した。
  • スキューバダイビングをしたことがある。最初から物怖じしないタイプだそう。メンバーの中でスカイダイビングが一番好きそうな人にナ・ゴウンと共に選ばれた。
  • IUのファンだそう。公式Twitterアカウントで「Celebrity」をカバーしてアップロードした。また、ボーイズグループであるBTOBのファンでもある。 BTOBの「그리워하다」を1秒聞いただけで曲を当てることができた。
  • 中学校を卒業してから半年後に、高卒認定試験を受けて合格。高校には通ったことがない。
  • 父親が数学の先生なので、メンバーの中で数学が一番できそうな人に選ばれた。しかし、数学が得意だったのは一時だけという。
  • 寝る時にルームメートであるジウンとともに、いびきで合奏をする。そのうえ時々歯ぎしりまでするという。
  • チーム内で唯一チョコミントが嫌い。元々、ナ・ゴウンもチョコミントが嫌いだったが、今となってはスアンだけだという。
  • 2021年4月29日、プロ野球の試合で国家斉唱した。正式デビュー後、初めてのイベントだった。そのため、正式デビューして二か月も経たないうちに、野球場で国家斉唱をする栄光を掴んだ。このイベントを通じて野球場に初めて足を運んだという。
  • 2021年5月3日、「OH MY GIRL」のヒョジョン( 효정)の曲である「Agit」に新人ガールズグループの末っ子ズとして出演。デビュー後に行われた初の個人単独スケジュールとなった。
  • 成人になったらしてみたいこととしてメンバーと旅行、または一人旅をしたいと話した。
  • 唇がきれいだとよく褒められ、実際本人自身も唇が綺麗だと思っているそう。「撮ってみたい広告はあるか」という質問に、「リップスティックの広告に挑戦してみたい」と答えた。自身だけでなく、メンバー全員の唇が綺麗だとアピールした。
  • エクスポーツニュースが選定した第4世代の代表ボーカルに選ばれた。実際に様々なコミュニティで次世代のメインボーカルとして名前が挙がっている。