きょんぺい
Kyonpei
プラットフォーム TikTokYouTube
活動期間 2010年代後半 -
ジャンル カップル、コント、日常Vlog
事務所 studio15
関連活動 原宿「ベビタピ」
別名 きょんぺいカップル
掲示板
n/インフルエンサー


概要[編集]

きょんぺい(きょんぺいカップル)は、いっぺいきょうか(きょうきょう)の2人で活動する、日本のカップルインフルエンサーTikTokを中心に、日常の何気ない会話をコント風に仕立てた動画で人気を集めており、フォロワー数は150万人を超えるという。原宿のタピオカ店「ベビタピ」のメンバーとしても知られ、クリエイター事務所「studio15」に所属しているらしい。

カップルもののインフルエンサーは数多いが、きょんぺいの持ち味は「ラブラブ」を前面に押し出すのではなく、笑いに振り切った掛け合いにある。日常のあるあるネタやすれ違いを、テンポのよい会話劇として見せるスタイルは、恋愛系というよりお笑いコンビに近い。カップルYouTuberの中でも独自のポジションを築いている存在である。

メンバー[編集]

  • いっぺい……1996年2月7日生まれ。身長163cmほど。元バンドマンで、ギターや歌が得意。動画内でその腕前を披露することもある。ボケ・ツッコミの軸となるトーク力で、コント風動画のテンポを支えている。
  • きょうか(きょうきょう)……1998年10月8日生まれ。神奈川県出身、身長160cmほど。中央大学経済学部に入学したが、学業と活動の両立が難しくなり中退したとされる。明るくテンポのよい返しで、いっぺいとの掛け合いを成立させている。

2人の年齢が近く、付き合いも長いため、息の合ったやりとりはまるで漫才のよう。お互いの素が出た自然な会話が、視聴者にとっての心地よさになっている。

馴れ初め[編集]

いっぺいときょうかが出会ったのは、2017年。アパレルブランド「WEGO」でアルバイトをしていた時期に知り合ったという。同じ職場で時間を共にするうちに距離が縮まり、2018年7月に交際をスタートさせた。

ファッションに敏感な若者が集まるアパレルの現場で出会ったという馴れ初めは、いかにも"今どきのカップル"らしい。交際開始から長く関係を続けながら、その日常そのものをコンテンツに昇華していったのが、きょんぺいというカップルの歩みである。付き合いの長さゆえの安心感と遠慮のなさが、動画のリアルな面白さに直結している。

動画の特徴[編集]

きょんぺいの動画は、カップルの日常を「コント」として切り取る点に最大の特徴がある。デートの様子をそのまま見せるのではなく、ありがちなすれ違いや勘違い、恋人同士のあるあるをネタに仕立て、テンポのよい会話劇として展開する。元バンドマンのいっぺいのリズム感あるトークと、きょうかの絶妙な返しが噛み合い、短い尺の中にしっかりオチがつく構成になっている。

TikTokのショート動画と非常に相性がよく、数十秒で完結するコント形式は「ついもう一本見てしまう」中毒性を持つ。恋愛系インフルエンサーにありがちな「リア充見せつけ」感が薄く、純粋に笑えるエンタメとして楽しめるのが、幅広い層に支持される理由だ。カップルでありながらお笑いコンビのようなノリで見られる、というのが彼らの強みである。

活動と事務所[編集]

きょんぺいはクリエイター事務所「studio15」に所属している。studio15はTikTokに強いエージェンシーとして知られ、ショート動画時代を牽引するクリエイターを多数抱えている。きょんぺいもその一員として、TikTokを主戦場にしながらYouTubeへも活動を広げてきた。

また、2人は原宿のタピオカドリンク店「ベビタピ」のメンバーとしても活動しており、リアルの場でもファンと接点を持っている。オンラインの動画とオフラインの店舗を行き来する活動スタイルは、ファンとの距離を縮めると同時に、インフルエンサーとしての活動の幅を広げている。配信だけで完結せず、現実の街に拠点を持っているのは、きょんぺいの活動の面白い特徴のひとつだ。

カップルインフルエンサーとしての立ち位置[編集]

カップルYouTuber・カップルインフルエンサーというジャンルは、なこなこカップルヴァンゆんをはじめ、数多くの人気者を生んできた。その中できょんぺいは、「恋愛のときめき」ではなく「日常の笑い」で勝負するという独自路線で存在感を放っている。

ラブラブな様子で胸キュンを誘うカップルが多い中、コント風の掛け合いで笑わせるきょんぺいは、いわば「お笑い寄りのカップル枠」。この差別化が、競争の激しいジャンルの中で彼らを際立たせている。長く付き合っているからこそ出せる気の置けないやりとりは、若い視聴者にとって「こんな関係いいな」と思わせる、もうひとつの理想像にもなっている。

長続きの秘訣と関係性[編集]

2017年に出会い、2018年から交際を続けるきょんぺいの関係は、カップルインフルエンサーの中でも比較的長い。だからこそ、動画に映る2人のやりとりには「付き合いたて」の浮ついた甘さではなく、酸いも甘いも噛み分けた安定感がある。お互いの性格や癖を知り尽くしているからこそ成立する、遠慮のない掛け合いが彼らの魅力だ。

カップルもののコンテンツは、リアルな関係性がそのまま画面に出る。仲が悪ければ視聴者にはすぐ伝わってしまうし、無理に作った仲の良さも長くは続かない。その点きょんぺいは、長年連れ添ったパートナーならではの呼吸で、自然体のやりとりを見せ続けている。視聴者が「こういう関係っていいな」と憧れるのは、演出ではなく素の関係性がにじみ出ているからこそだろう。

ショート動画時代の申し子[編集]

きょんぺいの躍進は、TikTokを中心としたショート動画文化の隆盛と切り離せない。数十秒で起承転結が完結するコント形式は、スワイプで次々と動画を消費するショート動画の視聴スタイルにぴったりはまった。長尺のVlogで関係性をじっくり見せるタイプのカップルとは対照的に、きょんぺいは「短く・速く・笑える」を徹底することで頭角を現した。

ショート動画は拡散力が桁違いで、一本のヒットが一気にフォロワーを増やす。きょんぺいもこの構造をうまく活かし、コント風動画の連打でファンベースを拡大してきた。事務所studio15がTikTokに強いことも追い風となり、ショート動画時代の波に乗ったカップルクリエイターの代表格となっている。プラットフォームの特性を理解し、それに最適化したコンテンツを作り続ける——その嗅覚の鋭さが、彼らの強さの源泉である。

ファンとの距離感[編集]

きょんぺいのファン層は、同世代の若者を中心に、カップルもののあるあるネタに共感する幅広い層へと広がっている。動画のコメント欄は「わかりすぎる」「うちのカップルと同じ」といった共感の声であふれ、視聴者が自分自身の恋愛を重ね合わせて楽しんでいる様子がうかがえる。

原宿「ベビタピ」での活動を通じてリアルな接点も持っているため、画面の向こうの存在というより「会いに行ける身近なカップル」としての親しみがある。オンラインのバズとオフラインの交流を両輪で回すことで、一過性ではない継続的なファンコミュニティを育てている。コント風の笑いで入口を広げ、関係性のリアルさでファンを定着させる——この二段構えが、きょんぺいの安定した人気を支えている。

「笑えるカップル」という発明[編集]

カップルインフルエンサーというジャンルは、ともすれば「幸せの見せつけ」になりがちで、見る人を選ぶ側面がある。きょんぺいが多くの支持を集めたのは、その甘さを笑いに転化することで、誰もが気軽に楽しめるエンタメに仕立て直したからだ。恋愛のときめきよりも、日常のすれ違いや勘違いを面白がる姿勢が、カップルものに食傷気味だった視聴者にも刺さった。

これは言わば「笑えるカップル」という発明である。2人の関係そのものをネタにしながらも、嫌味なく、むしろ微笑ましく見せる絶妙なバランス感覚。お笑いコンビのようなテンポと、本物のカップルだからこそのリアルさが両立しているのは、長い交際歴と元バンドマンゆえの表現力があってこそだろう。カップルものの新しい形を提示したという点で、きょんぺいはこのジャンルにひとつの可能性を加えた存在だといえる。

炎上とバズ[編集]

  • テンポのよいコント風動画がTikTokでたびたびバズり、フォロワーを大きく伸ばしてきた。
  • カップルもののあるあるネタは共感を呼びやすく、コメント欄が「わかる」で埋まることも多い。
  • 元バンドマンといういっぺいの経歴から、音楽ネタや弾き語りを絡めた動画が話題になることもある。
  • カップル系インフルエンサー全般に向けられる「やらせでは」「いつまで続くのか」といった声は、きょんぺいにも向けられるが、長い交際歴が一定の説得力になっている。

余談[編集]

  • コンビ名「きょんぺい」は、きょうか(きょん)といっぺい(ぺい)の名前を組み合わせたもの。
  • いっぺいが元バンドマンというだけあって、動画の中で歌やギターが飛び出すと「そっちもいけるのか」とファンが沸く。
  • きょうかは中央大学経済学部に進学した才媛だが、活動との両立の末に中退を選んだという、決断力のある一面を持つ。
  • 2人が出会ったアパレルブランド「WEGO」は、原宿系ファッションの代表格。出会いの場からして"原宿カルチャー"の申し子のようなカップルである。
  • 原宿「ベビタピ」のメンバーでもあり、オンラインだけでなくリアルの場でもファンと交流している。
  • 恋愛系というより「お笑い系カップル」として認知されており、カップルもの特有の甘さが苦手な層からも支持されている。
  • フォロワー150万超という数字は、TikTok発のカップルクリエイターとしてはトップクラスの規模である。
  • 事務所studio15は他にも人気TikTokerを多数抱えており、きょんぺいはその看板カップルのひとつ。
  • コント風の動画はネタの仕込みも必要で、長く付き合った2人の「呼吸」がなければ成立しないと評される。
  • 出会いから交際、そして人気インフルエンサーへ——という歩みは、現代のSNS時代らしいサクセスストーリーである。

関連項目[編集]

外部リンク[編集]

  • きょんぺい(TikTok公式アカウント)
  • きょんぺいカップル(YouTube公式チャンネル)
  • 同棲や日常の延長線上にある自然なやりとりは、台本くささがなく「素のカップル」を見ている安心感がある。
  • TikTok発のクリエイターらしく、トレンドの音源やフォーマットを巧みに取り入れる柔軟さも持ち合わせている。