概要
約束のネバーランド(やくそくのネバーランド、The Promised Neverland)は、原作・白井カイウ、作画・出水ぽすかによる日本の漫画作品。『週刊少年ジャンプ』で2016年から2020年まで連載され、単行本は全20巻。一見幸せな孤児院が、実は人間を「食用児」として育てる農園だったという衝撃の設定から始まる、頭脳戦サスペンスの傑作である。
連載第1話のラストで明かされる「孤児院の真実」の衝撃は、ジャンプ読者に強烈なインパクトを与えた。鬼に食べられるために育てられていた子どもたちが、知恵を振り絞って脱獄を目指すという展開は、従来のジャンプのバトル路線とは一線を画す「逃走と頭脳戦」の物語。少女エマを中心とした天才児たちと、彼らを管理する大人「ママ」との心理戦が見どころで、ページをめくる手が止まらないと評判だった。
ダークな世界観と練り込まれた伏線で、国内外で高い人気を獲得した作品である。
炎上とバズ
- 第1話の「衝撃のラスト」は、ネタバレ厳禁の名エピソードとしてSNSで語り草に。「1話で度肝を抜かれた」という声が続出した。
- テレビアニメ第1期は原作の緊張感を見事に再現し高評価を得たが、第2期は重要なエピソードを大幅に省略したことで賛否を呼び、ファンの間で議論となった。
- ヒロイン・エマの前向きさと、敵役「イザベラ(ママ)」の美しくも恐ろしい存在感は、放送のたびにトレンド入りする人気要素だった。
- 実写映画版では原作の年齢設定が変更されたことが話題になった。
余談
- 主要キャラの首筋には識別番号が刻まれており、エマは「63194」。設定の細部まで作り込まれている。
- タイトルの「ネバーランド」は『ピーターパン』に由来し、「永遠に大人にならない子どもたちの楽園」という皮肉を込めているとされる。
- 作画の出水ぽすかは緻密で美麗な絵柄に定評があり、グロtestスクさと美しさが同居する独特の画面を生み出した。
- 原作者の白井カイウは覆面作家で、素顔や経歴をほとんど公にしていない謎の人物。
- 脱獄編・追跡編・反撃編と、物語が大きく転換していく構成もファンの間でよく語られる。